【2025年4月の国内新車販売台数動向】4ヶ月連続で前年同月超え!!

- 目次
前年の出荷停止反動大!しかし一昨年水準には及ばず。。。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した4月の新車登録台数は、前年同月比10.5%増の342,876台で4ヶ月でプラスとなっています。(表1)

2024年4月はダイハツ車の出荷停止により非常に台数が少なく、その反動が大きく増加となっています。翌月からはダイハツの全工場が再開となっている為、今年の6月以降に実際の前年との比較ができると思われます。全体的には前年同月を上回ったものの、一昨年の2023年4月の349,592台の水準には届いていない状態です。
4月の登録車は前年同月比4.6%増の217,064台、4ヶ月連続でプラスとなっています。
登録車ランキングでは3ヶ月連続で15位中、11車種をトヨタ車が占めており、シェアを維持しています。1位はトヨタ「ヤリス」が8ヶ月連続登録車首位を維持、台数も前年同月比110.8%となっています。2位には8ヶ月連続でトヨタ「カローラ」となっていますが、98.2%と前年割れとなりました。4位のホンダ「フリード」は3月から順位を上げ、販売台数では前年同月比169.9%と大幅増加、11位のトヨタ「ルーミー」は前年のダイハツ車出荷停止の反動で4倍の登録台数となっています。
4月の軽自動車は前年同月比22.4%増の125,812台で4ヶ月連続でプラスとなっています。
1~3位までは9ヶ月連続、同じランキングでスーパーハイトワゴンの人気が継続しています。3位「タント」、5位「ムーヴ」、11位「タフト」などダイハツ勢が大幅に台数増加となっています。9位スズキ「ジムニー」は1年ぶりにトップ10入りとなりました。

- この記事の執筆者
-
倉田 佑一郎
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。