USS東京2026年7月のオークション、いつもの7月より引合い弱い!?

USS東京2026年7月のオークション、いつもの7月より引合い弱い!?

成約率は60%前半まで低下!?直近4年の7月で一番低い結果に!!

7月USS東京の集荷台数は98,681台、5開催だったこともあり、単月では4月の96,208台を超えの10万台に迫る出品台数となりました。1開催当りの平均では19,736台と非常に多く、過去18年の月次(7月のみ)ではもっとも多い台数を記録しました。成約率は7月全体で63.6%まで低下、今年に入ってからもっとも低い成約率となり、7月としては前月を割り込む珍しい動きとなっています。【グラフ1】

【グラフ1】

成約単価においては高値傾向が継続、前年同月比+115千円となったものの、前月比で微減ながら▲10千円となり引合いは弱まっています。【グラフ2】

【グラフ2】

他の会場でも6月より成約率が低下、もしくは成約単価が低下した会場が出てきており例年の7月に比べ内外需共に引合いが数字上からも弱いと言えます。

カテゴリー別の傾向

USS東京全体の成約率が前月から▲2.8%こともあり、どのカテゴリーにおいても成約率の低下が目立ちました。そんな中でも上昇となったのが「RV」で前月比+5.6%、4-6月で成約率40%前半まで低下したものの、50%に迫る回復を見せています。次いで「ハイブリッド」が前月比+2.7%で2月に近い水準となっています。

一方、下落幅が目立ったのは「輸入車」で前月比▲5.3%、次いで「コンパクト」が前月比▲3.9%、その他のカテゴリーも下落が見られました。バイヤー人気の「初出品」コーナーにおいても前月比▲2.0%となっており、引合いの弱さは、カテゴリーにおいても明確に出ています。

【表1】

8月以降、どーなる?

例年であれば3月中旬~4月に相場の底をつき、徐々に相場は回復傾向に入り、6月よりボーナス商戦の7月、更に9-10月の繁忙期に向けて上昇が続いていきますが、輸出不安定な状況、更には7月末の日米15年ぶり協調為替介入で円高となり、輸出の不透明な状況です。

内需に関しても相場高騰によるAA仕入れ原価の高騰により、ポータルサイトの小売価格は非常に高くなっている一方で、AAを通さず商品化する動きはディーラーや大型買取店を中心に強まっており、AA仕入と直接ユーザー仕入でプライスの差、粗利の差が非常に大きくなっていると感じられます。

7月に入ってから成約率の低下に伴い、流札(ノーコール)も非常に目立っていることから8月においても大幅な回復は考えにくいですが熊本地震によるスポット的な復興需要がある可能性も出てきており、不安定な相場、応札状況が続くと予想できます。

この記事の執筆者
倉田 佑一郎

倉田 佑一郎

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。