自社リースは審査なしでも利用できる?契約時の注意点と審査が落ちた時の対処法

自社リースは審査なしでも利用できる?契約時の注意点と審査が落ちた時の対処法

「自社リースは審査なしで契約できるの?」「審査に落ちた場合はどうすればいいの?」などと悩んでいませんか?

完全な審査なしの自社リースは、基本的に存在しません。ただし、自社リースは通常のリースと比べて審査基準が緩く、年収200万円以上あれば通過しやすい傾向にあります。

本記事では、自社リースに必要な審査項目や審査に通りやすい人の特徴、審査をスムーズに通すためのポイントを詳しく解説します。審査に落ちた場合の具体的な対処法もご紹介しているので、自社リースの契約を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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自社リースは審査なしで利用できない

完全な審査なしの自社リースは、基本的に存在しません。自社リースは通常のリースと比較して、信販会社を通さず独自の基準で審査を行います。

自社リースの審査基準は一般的なカーリースと比べて緩めですが、最低限の信用調査と収入確認は実施されます。自社リースの審査は年収200万円以上、勤続年数1年以上を基本的な基準です。

自社リース利用に必要な審査項目

自社リースの審査では、以下6つの項目が重要な判断材料になります。

審査項目 基準
年収 200万円以上
雇用形態 正社員が望ましい
勤続年数 1年以上
信用情報 延滞なし
現在の借入状況 借入総額が年収の3分の1以下
資産状況 持ち家があると有利

上記の審査項目はリース会社によって基準が異なる場合があります。特に年収と信用情報は厳格に審査されるため、事前に審査基準を満たしているか確認しておくことが大切です。

自社審査の場合でも、基準を満たすことで契約の可能性が高まります。

自社リースの審査に通らない人の特徴

自社リースの審査に通らない人の特徴をまとめると、以下の通りです。

  • 収入面での不安要素がある
  • 不安定な雇用状況が続いている
  • 信用情報の問題がある
  • 多重債務を抱えている
  • 虚偽の申告をしている

詳しく解説します。

収入面での不安要素がある

年収200万円未満の場合は、支払い能力が低いと判断されます。月々のリース料が月収を超える場合、審査に通りづらくなる可能性が高いです。

安定的な収入源がない場合は、支払い継続性に不安があると判断されます。収入証明書類の提出ができない場合も同様に、審査が通らない可能性が高くなるため注意しましょう。

不安定な雇用状況が続いている

アルバイトやパート、個人事業主は収入の安定性が低いと判断されます。勤続年数が1年未満の場合、雇用の継続性に不安があると見なされます。

非正規雇用者は、正社員と比較して審査基準が厳しく設定されているため注意が必要です。雇用契約の更新が不確実な場合、審査は通りづらいです。

信用情報の問題がある

過去の支払い遅延や自己破産などの金融事故歴は、審査に大きく影響します。携帯電話料金やクレジットカードの支払い遅延は、信用情報に傷が付きます。

もしブラックリストに入った過去がある場合は、リスト入りから5年以上経過していることが望ましいです。信用情報機関に登録されている延滞情報は、審査の大きな障害になります。

多重債務を抱えている

複数の金融機関からの借入れがあると、新規の支払い能力に疑問が生じます。借入件数が4〜5社以上になると、多重債務者として審査が厳しくなります。

返済計画が不明確な場合や総返済額が年収の3分の1を超える場合、審査は通りにくくなるため注意が必要です。また、返済履歴に問題がある場合も同様に、さらに審査が厳しくなります。

虚偽の申告をしている

収入や職業について虚偽の申告をした場合、必ず発覚します。申告内容は信用情報機関のデータで確認でき、嘘は見抜かれるため注意が必要です。

虚偽申告が発覚すると審査に落ちるだけでなく、今後の契約機会が完全に失われる可能性があります。最悪の場合、損害賠償を求められる事態になることもあります。

自社リースの審査をスムーズに通すための方法

自社リースの審査をスムーズに通すためにも、以下の方法を駆使することが大切です。

  • 年収と支払額のバランスを適正に保つ
  • 支払い履歴をクリーンに保つ
  • 現在の借入れ状況を整理する
  • 安定した収入を証明できる書類を用意する
  • 頭金を支払う選択肢を検討する

詳しく解説します。

年収と支払額のバランスを適正に保つ

定期的な安定収入がある働き方を選べば、審査が通りやすくなります。支払額のバランスをとるためにも、月々のリース料が月収を超えないプランを選択することが大切です。

審査時には、収入証明書類は給与明細や源泉徴収票など、長期的な収入の安定性を示す書類が必要です。支払い能力の証明には、過去3年分の収入履歴があると審査に通りやすくなります。

支払い履歴をクリーンに保つ

税金や公共料金、携帯電話料金などの支払い遅延がないか確認しましょう。クレジットカードの支払い履歴も重要な審査項目になります。

延滞履歴がある場合は、すべての支払いを完了してからの申し込みを検討します。支払い履歴のクリーンな状態を、3ヶ月以上維持することが望ましいです。

現在の借入れ状況を整理する

借入状況は信用情報機関に記録が残るため、すぐに返済できる借金は契約前に完済しておくことが重要です。複数の借入れがある場合は、可能な限り1社にまとめれば審査に通りやすくなります。

借入れ状況の確認には信用情報開示請求を利用し、正確な借入残高と返済状況を把握しましょう。

安定した収入を証明できる書類を用意する

安定した収入を証明できる書類を用意すれば、審査が通りやすくなります。源泉徴収票や給与明細書、確定申告書など、収入を証明できる書類を準備しましょう。

給与明細は、直近2ヶ月分を用意しておくと安心です。会社員の場合は企業からの源泉徴収票、個人事業主の場合は確定申告書の控えが重要な審査項目になります。

頭金を支払う選択肢を検討する

頭金を支払うことでリース会社のリスクが軽減され、審査に通りやすくなります。頭金は契約額の10-30万円程度を目安に設定しましょう。

頭金支払いにより月々のリース料を削減でき、支払い能力があると判断されやすくなります。リース会社によっては、分割での頭金支払いにも対応する会社があるため、事前に確認しておきましょう。

自社リースの審査に落ちた場合の具体的な対処法

自社リースの審査に落ちた場合、以下の方法にて対処しましょう。

  • 連帯保証人を立てる
  • 車のグレードやオプションを下げる
  • 他のカーリース会社で再申請

詳しく解説します。

連帯保証人を立てる

審査に落ちた場合、安定した収入がある親族や家族に保証人を依頼する方法も手段です。保証人には年収400万円以上、勤続年数3年以上が求められます。

保証人の年齢は20歳以上65歳未満で、正社員として働いていることが条件です。保証人の信用情報にも問題がない点が、重要な審査項目として確認されます。

車のグレードやオプションを下げる

月々の支払い額を抑えるため、車種やグレードを見直しましょう。基本グレードを選択し、オプションを最小限に抑えれば審査に通りやすくなります。

高級グレードから基本グレードへの変更で、月額2〜3万円の支払い額を削減可能です。ナビやドライブレコーダーなどのオプション機器は後付けを検討すれば、初期費用を抑えられます。

他のカーリース会社で再申請

審査基準はカーリース会社によって異なるため、別のカーリース会社で申し込むことで審査に通る可能性があります。ただし、再申請は前回の審査から6ヶ月以上空けるのがおすすめです。

新しいカーリース会社を選ぶ際は、月額料金の安いプランや高年式中古車プランなど、審査のハードルが低い選択肢を検討することが重要です。また、事前に「お試し審査」などのサービスがある会社を選ぶと、本審査前に可能性を確認できます。

まとめ

カーリースの審査は収入面や信用情報、資産状況など複数の要素で判断されます。審査基準を理解し、適切な準備を行えば、希望する車種でのカーリース契約ができます。

審査に落ちた場合でも、原因を把握して適切な対策を講じれば再チャレンジが可能です。保証人の活用や申込内容の調整など、状況に応じた対策を選択することが大切です。

ぜひ本記事を参考にして、カーリースの審査通過を目指してみてください。

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この記事の監修・執筆者
堺 彬

堺 彬

自動車運転歴15年のフリーランスライター。自身の運転歴を活かして、自動車関連の記事を執筆。自動車関連会社の人材コンサルタントの経験もあり、自動車が好きな人と企業のマッチングサポートを行なう。レンタカーを使って旅をする実体験から、最適なカーライフを提案するのが得意。