カーリースでは審査がなぜ必要なの?

カーリースでは審査がなぜ必要なの?

昨今は車を購入するという選択肢のほかに、カーリースを利用してマイカーを所有する方法が増えつつあります。ただ、カーリースを利用するには審査に通らなければならないといった情報を見たり、聞いたりしたことがある人も多いでしょう。

そこで、今回はカーリースで審査がなぜ必要なのかに加え、審査で見られるポイントなどを紹介します。さらに、審査に落ちたときの対処法や審査不要で利用できるカーリースがあるかどうかについても見ていきましょう。

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カーリースの審査はなぜ必要?

カーリースを利用しようと検討している中で、審査が必要といった言葉を見たり、聞いたりしたことがある人もいるでしょう。カーリースサービスは、車を購入するのではなく、車を借りるサービスなので、車を貸す側に一定のリスクが生じます。

車を貸しても、カーリースの利用料が入金されなければ貸す側が損をしてしまいます。そのため、ほとんどすべてのカーリースサービスでは審査が必要なのです。

カーリースの審査で見られる6つのポイントは?

カーリースを利用するには審査に通らなければなりません。ただ、カーリースの審査では、どういったところを見られているのか、そしてどういった審査基準なのか、事前に知っておきたい人も多いでしょう。

ここでは、カーリースの審査で見られる6つのポイントについて詳しく紹介します。

年収

カーリースの審査基準は公開されておらず、あくまでもカーリース会社の判断によって審査に通過するか、しないかが決まります。ただ、どのカーリース会社でも見ている点はほとんど共通しているといえるでしょう。

とくに重要なのが年収です。カーリースの審査を受けるにあたり、年収を入力(記入)する欄があり、年収とカーリースの月額料金とのバランスを見ています。

明確な基準が公開されているわけではありませんが、200~300万円以上の年収がひとつのハードルといえるでしょう。とはいえ、年収が200万円以下であっても審査に通るケースがあるので、あくまでも目安として考えておくことをおすすめします。

雇用形態

年収のほかに、雇用形態や勤務先情報を見られることがあります。アルバイトやパートタイム雇用よりも正社員のほうが安定していると判断されることがあり、審査に有利になるケースがあるでしょう。

もちろん、アルバイトやパートタイムだからといって審査に落ちるわけではありません。あくまでも審査のひとつの基準として見られるということを留意しておきましょう。

年齢

カーリースの審査では、年齢についても見られます。一般的なカーリースの場合、18~75歳が利用できます。カーリースは、3年、5年、7年といったように中長期で契約することがあるので、どうしても年齢を制限せざるを得ないのです。

また、18~75歳であれば絶対に審査に通るわけではなく、年収や雇用形態などと総合的に判断されるのが一般的です。

勤続年数

勤続年数もカーリースの審査で見られることが一般的です。勤続年数が長ければ長いほど審査が有利に進むと考えられています。

通算勤務年数が10年を超えていたとしても、転職したばかりで今の会社に半年しか在籍していない場合は、勤続年数が半年として見られて審査が不利になることも少なくありません。とはいえ、勤続年数が短くても、年収や年齢、雇用形態などから総合的に判断されるので、カーリースを利用したい方はひとまず審査を受けてみることをおすすめします。

現在の借り入れ状況

現在の借り入れ状況も重要な審査のポイントとなります。自動車ローンやカードローンなど、毎月返済が発生しているサービスや融資を見られることも少なくありません。

そして、一か月に合計どれくらいの返済額なのかを確認され、年収などとのバランスを見られるのです。年収に対する返済負担率が高い場合は、カーリースの審査に通らないこともあるので注意しましょう。

債務履歴

過去の債務履歴も重要な審査項目のひとつです。ほかのサービスを含め、過去に返済が滞っていないかに加え、自己破産や債務整理などをしていないかなどを確認されます。

過去に返済遅延が長期間つづいたり、自己破産や債務整理などをしていたりする場合は、カーリースの審査に通らないケースがあるので注意しましょう。

カーリースの審査に落ちたらどうしたらいい?

カーリースを利用しようとして審査を受けたものの、審査に落ちてしまった経験をしたことがある人もいるでしょう。

ここでは、カーリースの審査に落ちた場合の3つの対処法を紹介します。

連帯保証人をたてる

カーリースの審査に落ちたときは、連帯保証人をたてることで審査に通る可能性が高まります。ただ、誰でも連帯保証人になれるわけではありません。

連帯保証人をたてるときは、有職者であることに加え、安定した収入があることが条件となります。安定した収入がある人に連帯保証人になってもらうことで、カーリースの審査に通ることがあります。

頭金を増やす

頭金を増やすことで、審査に通る可能性があります。先述の通り、年収に対する返済負担率が高い場合は返済能力が低いと判断されて、カーリースの審査に通らないことも少なくありません。

ただ、頭金を増やしてカーリースの月額料金を下げれば、結果的に返済負担率も低くなるので、審査に通る可能性があります。

契約する車種を変更する

審査に通らないときは、契約する車種やプランを変更するのもいいでしょう。車種やプランを変更して、毎月の利用料を抑えられたら審査に通ることがあります。

また、車種を変更せずにグレードやオプションを変更してカーリースの月額料金を下げることも可能です。

ほかのカーリースサービスの審査を受ける

カーリースの審査に通らないときは、ほかのカーリースサービスの審査を受けるのもいいでしょう。カーリース会社によって審査項目や審査基準に違いがあるので、同じ条件であっても審査に通るカーリース会社と通らないカーリース会社があります。

一社だけで判断するのではなく、ほかのカーリースの審査を試してみるのもおすすめです。

カーリースの審査に通りやすくする方法はある?

カーリースの審査項目や基準、審査に通らないときの対処法は理解できたものの、そもそも審査に通りやすくする方法はあるのでしょうか。

審査に通りやすくする方法は公開されているわけではありませんが、やはり年収や月額料金、勤続年数、過去の債務履歴が重要視されている傾向があります。

今よりも年収を上げることができれば、審査に通りやすくなるかもしれません。また、車種やグレード、プランなどを変更して月額料金を抑えると、審査に通ることもあるでしょう。

審査に落ちたものの、いずれはカーリースを利用したい方は、年収や月額料金、債務履歴に注意すれば審査に通る可能性が高まります。

審査不要なカーリースはある?

ほとんどのカーリースサービスでは審査を受けなければなりません。ただ、中には審査不要なカーリースもあります。

ここでは、審査不要で利用できるカーリースの特徴を詳しく見ていきましょう。

審査不要で利用できるカーリースの特徴

審査不要で利用できるカーリースでは、クレジットカードでの決済が条件となっているケースがあります。クレジットカード決済であれば、クレジットカード会社からカーリース会社に代金が支払われるので、カーリース会社のリスクがなくなるのです。

そのため、クレジットカードを所有している人であれば、審査不要でサービスを利用できるカーリース会社もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、「カーリースでは審査がなぜ必要なの?」をテーマに、審査が必要な理由や審査基準について紹介しました。カーリースの審査では年収や勤続年数、年齢や雇用形態などを確認されます。

ただ、審査に落ちたとしても、連帯保証人をたてれば審査に通ることがあります。また、車種やグレード、オプションなどを変更して月額料金を下げれば、審査に通ることも珍しくありません。

審査に通ったとしても必ず契約しないといけないわけではないので、まずは審査を試してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修・執筆者
岡本 修

岡本 修

自動車業界歴10年。輸入車ディーラーの営業アシスタント、自動車部品メーカーの海外営業を経て、自動車ライターとして活動。カーリースや新車情報の記事執筆を担う一方、中古車買取や自動車輸出ビジネスを展開。さらに、リセールを意識した車の選び方や、お得に新車に乗る方法などを発信している。