カーリースの車両は買い取れる？お得に買取を利用する方法を紹介
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【カーリース買取の基本情報まとめ】
- 契約満了後なら買い取れることが多い
- リース会社によっては買取NGなことも
- 「返却」「もらう」などさまざまな選択肢から検討することが大事
カーリースは「返却前提」とされるサービスですが、リース車両を買い取ることは可能なのでしょうか？結論から申し上げますと買取は可能ですが、基本的にリース期間満了後に買い取るのが一般的です。
また買取を利用できるカーリースは限られているため、「返却」「もらう」などその他の選択肢も視野に入れながら検討するのがおすすめです。
本記事では、カーリースの買取に関する基本知識や費用相場、買取を考えている方におすすめのカーリース会社について詳しく解説します。
- 目次
カーリースの車両は買取できる？
冒頭でも申し上げた通り、カーリースの買取は可能ですが、実際に買い取れるかどうかは契約方式やリース会社によって異なります。また、リース期間中の買取は難しく、基本的にはリース期間後に買い取ることになる点については注意が必要です。
リース車両の買取を検討している場合は、契約時点でリース会社に確認しておくことが重要です。
カーリース買取のメリット
カーリースの車を買い取る場合、以下のようなメリットがあります。
走行距離・状態を気にせず乗れる
リース車は返却を前提としているため、契約満了時に走行距離の超過や車両の傷・汚れに応じた追加費用が発生するのが一般的です。また、原状回復が必要な車のカスタマイズも基本的にはできません。
しかし車両を買い取ることで、こうした追加費用の支払いはなくなります。走行距離を気にせず、車両のカスタマイズも自由に行えるようになるのは大きなメリットでしょう。
同じ車にずっと乗れる
カーリースで同じ車にずっと乗っていると、愛着が湧いてきて契約満了時には「今の車を手放したくない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。「乗り慣れた車の方が運転しやすいから乗り換えたくない」というケースも考えられます。
買取を選べばリース期間満了後も愛着のある車にそのまま乗り続けることができます。
状態の良い車を使える
通常の中古車はメンテナンスが不十分であったり、好ましくないカスタマイズが施されていたりする場合があります。
しかしリース車両は元々自分で使用していた車ですので、状態を把握しやすく安心感があります。
また多くのカーリースでは定期的なメンテナンスを受けられるため、一般的な中古車よりもコストを抑えて良好な状態の車を引き続き使用できます。
手放すタイミングを自分で選べる
リース期間中は契約上、自分で売却のタイミングを選ぶことができません。しかし、車を買い取れば所有権が自分に移るため、好きなタイミングで売却できるようになります。
ライフスタイルの変化や市場の状況に応じて柔軟に対応できるのが買取のメリットです。
買取ができるカーリースの特徴
契約満了後の買取ができるカーリースは限られているため、検討されている場合はあらかじめリース会社の対応状況をチェックしておくとよいでしょう。
一般的に、買取ができるカーリースは以下のような特徴を持っています。
オープンエンド方式で契約できる
カーリースは大きく2つの契約方式に分かれており、買取の有無を検討する際にはこの契約方式が重要になります。
将来的に買取する可能性がある場合はオープンエンド方式を選べるカーリースがおすすめです。
オープンエンド方式
オープンエンド方式は契約時に残価を公開して契約満了時点で再び残価を算出、差額を「残価精算」として支払う契約方式です。
オープンエンドの場合、契約満了時の残価を支払えば今使っている車を買い取れるケースが多いです。
クローズドエンド方式
クローズドエンド方式は契約者に残価を公開せず、契約満了時の残価精算が行われない方式です。残価との差額はリース会社が負担します。
契約者には残価の有無・金額が明かされないため、基本的に残価での買取はできないのが特徴です。
ただし会社によってはクローズドエンドで買取可能なケースもあります。
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買取プラン・オプションを利用できる
通常は買取が難しい契約であっても、追加料金を支払うオプションやプラン変更によって買取が選べるケースもあります。
追加オプションで買取を選ぶ場合、その分コストは増加することもあります。契約満了後も車を手元に残したい場合、契約時に買取希望の旨を伝えておきましょう。買取時に条件がついている場合もあるため、事前になるべく詳しく聞くのがおすすめです。
買取以外はお得？契約満了後の選択肢を比較
| 主なメリット | 主なデメリット | |
|---|---|---|
| 買取 | 同じ車にずっと乗れる | 残価の支払いが必要 |
| 返却 | 残価の支払いが不要 | 乗り換え先の車が必要 |
| 期間延長 | リース契約を続けられる | 再リース料が高くなる可能性あり |
| もらう | 同じ車にずっと乗れる | 契約期間を長めに設定する必要がある |
カーリースの契約満了後は買取以外にもさまざまな選択肢から選ぶことになります。
どれもメリット・デメリットがあるため、自分にとってお得かどうか特徴を見比べて判別することが大切です。
返却
カーリースは、リース会社から車を借りる契約の一つであり、利用者にとって柔軟な選択肢となります。
契約満了時には、車を返却して終了するか、新たに別の車で契約を続けるかを選ぶことができます。
期間延長
今乗っている車を再リースして乗り続けることも可能です。
「リース契約を続けながら同じ車に乗りたい」という場合は期間延長プランを選ぶのがおすすめです。
ただし再リースの場合はそれまでの契約で差し引かれていた「残価」がなくなることが多いため、月額料金が以前より高くなる可能性があります。
もらう
リース会社によっては契約満了後に買取費用なしで車を自分のものにできる「もらえるプラン」が選べるところもあります。買取と比較すると残価の支払いがないため、まとまった出費を避けたい方にはおすすめです。
ただし買取は3～7年の比較的短期なリース契約でも利用できる一方、もらえるプランは9年以上の長期プランでの利用がメインです。
もらえるプランは残価を0円で設定するプランであり、短期間のリースではリース料金が高くなりすぎてしまうことから実質的に長期間のリースで利用するケースが多いです。
例えば買取ができるカーリースとして人気のあるニコノリは9年リースでのもらえるプランを提案しています。
また、リース会社によっては月々の料金にプラスするオプションを選ぶと契約満了時に車がもらえる、というシステムになっていることもあります。
どの選択肢が一番お得？
どれを選ぶのが一番お得か一概には言えませんが、支払い総額を抑えられるのは「返却」もしくは「もらう」となっているケースが多いです。
返却は支払総額から残価が差し引かれるため、月々の料金をかなり抑えることができます。また、もらう場合は基本的に残価設定がありませんが、契約期間が長いため月額料金は安く、当然契約終了時の残価精算もありません。
新しい車に乗り換えたい場合は返却、同じ車にずっと乗る場合は「もらう」がおすすめです。
買取がお得になるケース
では買取は損する選択肢なのか？というと、必ずしもそうではありません。場合によっては買取を選んだ方がお得になることもあります。
例えば、返却するつもりで契約して走行距離制限を超過してしまった、車を汚した・カスタマイズした場合などは買取を検討してもよいでしょう。こういったケースでは返却時に車を元通りにするための「原状回復費用」がかかってしまいます。原状回復費用を払うならいっそ買い取る方が安く済むことも多いです。
また、「リース期間は短めにして、最後は自分の車にしたい」という場合は、もらえるプラン・買取のどちらがお得になるかを良く検討しましょう。
リース期間が短い場合、もらえるプランではリース料金が高額になるため、買取を選択することが一般的になります。
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カーリースの車両を買い取る時の費用
カーリースの車両を買い取る場合、一般的には以下のような料金を含みます。
残価
カーリースの車両を買い取る場合、契約上利用料金から差し引かれていた残価、つまり下取り査定額の支払いが必要になります。
残価はそれまでの走行距離と年式によって額が変わります。例えば新車で3年間乗った軽自動車の残価は新車時の価格のおよそ50～60％と言われており、年数が経つほど残価は低くなっていきます。
名義変更の費用
カーリースは所有者の名義がリース会社にあるため、買い取る場合は名義変更の手続きが必要です。具体的に必要な料金は以下の通りです。
- 車庫証明書発行料
- ナンバープレート代
- 移転登録手数料
自分で手続きを行うケースもありますが、リース会社に代行してもらうケースが多いです。手数料を含み、名義変更手続き全体で5万円程度かかるのが一般的な相場です。
カーリースの車両を買い取るときの注意点
買取はリース車を自分のものにできるという点で大きなメリットのあるサービスですが、一方で実際に買い取る際に気を付けておいた方がいい点がいくつかあります。
車両を買い取る際は以下のようなポイントに注意すべきでしょう。
買取時まとめて料金の支払いが発生する
上述のように、買取時は残価だけでなくさまざまな料金の支払い義務が発生します。
カーリースは月々の支払いが一定になるのが大きなメリットとなるサービスですが、買取時のみまとまった出費が必要である点には留意しましょう。
買取時の支払いを避けたい場合、もらえるプランを利用する手もあります。
維持費が必要
買い取った後、今までカーリースの月額料金に含まれていたお金を自分で支払う手間が増えます。
例えば自動車税は月額料金に含まれているので、手続きはすべてリース会社が対応してくれますが、買い取ったら自分で直接納めに行くことになります。
リース時には考えなくてよかった手続きや手間が発生することは認識しておきましょう。
リース会社のサポートがなくなる
カーリースは税金、各種維持費の支払いのほか、メンテナンスや修理の手配まで代行してくれ、困ったときはいつでもスタッフ・アドバイザーに相談できますが、買取後はそういったサポートが受けられなくなります。
車の手続きや支払いに不安がある、という方は買取後自分で手続きの段取りをチェックしておく必要があります。
お得にカーリース車両を買い取るポイント
契約時に買取のことを確認する
カーリース車両の買取には残価や各種手続き手数料などさまざまな費用がかかります。会社によって費用の形態・システムが異なるため、必ず契約前に買取について確認しておきましょう。
どのようなプランを選べるのか、買取価格がどのくらいになるか契約時にしっかり確認し、必要であれば複数社で比較することをおすすめします。
車両の市場価値を調査
買取時の最終的な支払価格が分かるのは契約満了時です。自分が持っている車の市場価格を調べることで、リース会社の提示する支払価格・残価が適正なのか知ることができます。
残価が市場価格より低い場合は買取を選ぶのがお得でしょう。残価が高い場合は支払金額が低くなるよう交渉する、もしくは契約満了後に返却し、別車両を購入する方が安く済む可能性もあります。
契約時と契約満了時で状況が変わっていることもあるため、満了直前に再度調査するのを忘れないようにしましょう。
（売却予定の場合）車両をきれいに使う
カーリースの車両を買い取る場合、将来的に中古車としてその車両を売却する予定となっているケースも多々あるでしょう。
リース車を買い取った時点では車両の状態による大きなメリット・デメリットはありませんが、売却時は車両の状態が良いほど下取り査定額が高くなります。
将来の売却まで視野に入れるなら、車両に傷をつけたりペット・たばこの匂いが染みついたりしないようカーリースの利用中から丁寧に取り扱うことも大切です。
買取可能なおすすめカーリース３選
買取可能なカーリースの中から、編集部おすすめの会社をいくつかご紹介します。
ニコノリ
オープンエンド方式、クローズドエンド方式問わず契約満了時の買取が可能です。通常はできない契約期間中の買取もできます。
買取時の支払いを避けたい方には、9年契約で選べるもらえるプランもおすすめです。
SOMPOで乗ーる
- 引用：
- SOMPOで乗ーる
SOMPOで乗―るは契約終了後に残価を支払えば買取可能です。
SOMPOで乗―るの場合、条件によっては契約期間中にも買い取れるようです。気になる方は最新情報を確かめてみることをおすすめします。
リースナブル
- 引用：
- リースナブル
残価を支払えば買取可能で、こちらも契約期間中の買取ができるようです。
期間を問わず残価を払えば乗り換え・買取ができるため、柔軟に予定を変更したい方におすすめです。
カーリースの買取・もらえるプランにおすすめの車種と実際の例
人気のカーリース・ニコノリで買取やもらえるプランに活用された人気車種・アドバイザーからのコメントとともに、実際のケーススタディをご紹介します。
買取を選んだ例：スズキ ハスラー（静岡県・40代女性）
静岡県に在住の40代女性が買取を選んだのは軽自動車の人気車種・ハスラー。軽自動車は維持費が安く、狭い道でも取り回しがしやすいというメリットがあり、特にハスラーは軽SUVとして人気が高く、デザイン性と実用性を兼ね備えていることに定評があります。
日常の利便性とレジャーでの活躍を両立させたい方にとってはピッタリの車種であり、最終的に気に入って買取される方も多い傾向にあります。
その他にも、以下のような車種で買取が選ばれていました。
- トヨタ ヴォクシー（千葉県・40代男性）
- スズキ キャリイ（長野県・40代男性）
- ダイハツ ムーヴ（沖縄県・50代男性/広島県・40代女性）
アドバイザーからの一言
- 契約満了前にリース会社からお客様に満了後の選択肢をお選びいただくためのお知らせをお送りします。そこで「愛着が湧いた」といった理由から買取をご希望されるケースも多くございます。
もらえるを選んだ例：ホンダ N-BOX（北海道・30代男性）
広い室内空間と高い燃費性能を兼ね備えたN-BOXは、日常使いから週末のレジャーまで幅広い用途に対応できます。安定した維持費と、自分仕様にカスタマイズできる柔軟性も魅力です。
実際の例では北海道在住の男性がN-BOXのもらえるプランを選択されました。積雪の多い地域に住んでいらっしゃる方は頻繁な移動や雪道での走行を考慮して車選びをするケースが多いのではないでしょうか。カスタマイズ性や走行距離の制限を気にせず利用したい方にとってはもらえるプランの選択が最適でしょう。
その他にも、以下のような車種でもらえるプランが選ばれていました。
- ホンダ フリード（鹿児島県・40代男性）
- トヨタ RAV4（熊本県・40代男性）
- スズキ スペーシア（長野県・40代女性/静岡県・30代女性）
アドバイザーからの一言
- もらえるプランの場合は契約時に選択することになりますので、「走行距離制限をつけたくない」「カスタマイズがしたい」という理由で選ぶ方が多いです。お客様の状況やライフスタイルに合わせてアドバイザーの方から提案することもございます。
まとめ
カーリース車両の買取は可能ですが、契約満了時に残価の支払いが発生するなど注意すべきポイントがいくつかあります。
「カーリースの契約が終わっても同じ車に乗り続けたい」という方は、もらえるプランなど他の選択肢も視野に入れつつ買取ができるカーリースを探しましょう。
買取・もらえる・返却など、さまざまな選択肢から選べるカーリースがおすすめです。
- ニコノリカーリースは専属アドバイザーがプラン選びをサポート
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オンライン申し込みはちょっと不安…そう思っている⽅もニコノリのカーリースなら大丈夫。豊富な知識を持った専属アドバイザーがLINE・電話・メールで好きな時間に！スキマ時間に！あなたに合った無理のない購⼊プランをご提案。
- 販売実績2年連続No.1
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- この記事の監修・執筆者
-
倉田 佑一郎
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング（経営改善）を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。