軽自動車を安く買う方法とは?お得に購入するコツと注意点

軽自動車は、普通車に比べて車両価格や維持費が安く、税金の負担も軽いことから、多くの人に選ばれています。しかし、同じ軽自動車でも購入方法によって価格に大きな差が出ることをご存じでしょうか?新車と中古車のどちらが安いのか、補助金や税制優遇を活用する方法、さらにディーラーと中古車販売店の違いなど、購入時に知っておくべきポイントを押さえることで、よりお得に軽自動車を手に入れることができます。
この記事では、軽自動車を安く買うための具体的な方法をわかりやすく解説し、お得に購入するためのコツや注意点を詳しく紹介します。
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- 目次
軽自動車をお得に購入する方法と注意点
近年、軽自動車の需要が高くなっていますが、その背景には税金や保険料が普通車よりも安く抑えられるため、初めて車を購入する人や、セカンドカーを検討している家庭にも選ばれやすい傾向があります。
軽自動車が選ばれる理由
軽自動車は、日本の自動車市場において根強い人気を誇る車です。その理由として、以下のような点が挙げられます。
車両価格が普通車よりも安い
新車価格は、100万円台から購入でき、中古車なら50万円以下のモデルもあり普通車より安価で購入できます。また、維持費の安さもポイントです。軽自動車は税金が安く、燃費性能も高いため、ガソリン代の節約にもつながります。
コンパクトなサイズで取り回しがしやすい
駐車スペースの確保が比較的容易な点も人気の理由です。都市部では、駐車場の料金が高いため、小型車両のメリットは大きいです。さらに、最近の軽自動車は安全性能や装備が充実しており、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報などの先進技術が搭載されているモデルも増えています。
このような理由から、価格だけでなく利便性や安全面からも選ばれているのです。
新車と中古車どちらが安く買えるのか?
軽自動車を安く買うなら、新車と中古車のどちらを選ぶべきか悩む人も多いでしょう。
安く買うなら中古車です。中古車は新車より価格が安く、すぐに乗り始められるのが最大の魅力といえるでしょう。ただし、走行距離や使用状況によっては修理やメンテナンス費用がかさむことがあります。また、人気車種や年式が新しいモデルは価格が下がりにくい点にも注意が必要です。
新車か中古車かを選ぶ際は、予算や用途、長期的なコストを考慮することが重要です。
購入時にかかる費用と維持費の違い
新車を購入する際にかかる費用には、車両本体にくわえて、登録諸費用(自動車取得税、重量税、自賠責保険料、登録費用など)、オプション費用(カーナビ、ETC、ドライブレコーダーなど)が必要です。また、購入後の維持費として、軽自動車税、任意保険料(年齢や補償内容による)ガソリン代などがかかります。
中古車の場合、登録諸費用やオプション費用は新車ほどかかりません。しかし、維持費はほぼ変わらないため、初期費用がどれだけ捻出できるのか考慮して、新車か中古車のどちらにするか決めましょう。
軽自動車をお得に購入する具体的な方法
軽自動車は普通車に比べて安価で購入できるため、これ以上安く購入することはできないと考えている人もいるでしょう。しかし、購入の仕方次第でさらにお得に手に入れることが可能です。
それでは、軽自動車を安く購入するための具体的な方法を詳しくみていきましょう。
補助金や税制優遇を活用する方法
軽自動車を購入する際には、補助金や税制優遇を活用するとコストを抑えられます。
エコカー減税
燃費性能が高い軽自動車は、購入時の自動車取得税や重量税が軽減される
グリーン化特例
環境性能に優れた車両は、自動車税が軽減される
地方自治体の補助金
自治体によっては、EV(電気自動車)やハイブリッド車に補助金が出る場合がある
最新の補助金情報は、国土交通省や地方自治体の公式サイトで更新されているので確認したり、ディーラーや自動車販売店などに相談したりすることをおすすめします。
ディーラーと中古車販売店の違い
軽自動車を購入する際には、ディーラーと中古車販売店のどちらを利用するかも重要なポイントです。
販売先 | 特徴 |
---|---|
ディーラー |
|
中古車販売店 |
|
上記の表からもわかるように、購入後のメンテナンスや保証を重視するならディーラー、価格の安さを重視するなら中古車販売店が適しています。
軽自動車を安く買うメリットとデメリット
軽自動車を安く購入できれば、初期費用を抑えられるだけでなく、維持費の負担も軽くなり、家計にやさしい選択となります。しかし、安く買うことによるデメリットがあることも認識しなけれなばりません。
それでは、軽自動車を安く買うメリットとデメリットについてみていきましょう。
購入費・維持費のコスト面におけるメリット
普通車と軽自動車では、自動車税(正式名称:自動車税環境性能割・自動車税種別割)においてもっとも大きな違いがあります。
車種 | 排気量 | 自動車税(年額) |
---|---|---|
軽自動車(自家用) | 一律(660cc以下) | 10,800円 |
普通車(自家用) | 1.0L以下 | 25,000円 |
1.0L超〜1.5L以下 | 30,500円 | |
1.5L超〜2.0L以下 | 36,000円 | |
2.0L超〜2.5L以下 | 43,500円 | |
2.5L超〜3.0L以下 | 50,000円 |
さらに、普通車と軽自動車では、自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の保険料も異なります。
車種 | 保険期間 | 自賠責保険料 |
---|---|---|
軽自動車(自家用) | 24か月(車検時) | 17,540円 |
普通車(自家用) | 24か月(車検時) | 17,650円 |
このように、税金や保険料が安く抑えられることにくわえて、軽自動車は他の維持費を含めた総合的なコストで普通車よりも圧倒的に経済的です。
軽自動車特有の制約と注意点
軽自動車にはコスト面でのメリットが多いものの、いくつかの制約や注意点も存在します。まず、高速道路での制限について考慮しておきましょう。
普通車と比べてエンジンの排気量が小さいため、長距離の高速走行ではパワー不足を感じることがあり、特に上り坂では加速が鈍くなることもあります。また、安全性能の違いも意識しておきたいポイントです。
近年の軽自動車は衝突安全性能が向上しているものの、車体がコンパクトな分、物理的な衝撃吸収性能は普通車と比較すると限界があります。特に、大型車との衝突時には不利になりやすく、安全装備の充実度やボディ剛性については、購入時にしっかりチェックすることが大切です。
まとめ
軽自動車はコスト面で大きなメリットがある一方、選び方や購入方法によっては購入後に後悔する恐れもあります。新車と中古車の価格差、補助金や税制優遇の活用、ディーラーと中古車販売店の違いなどを理解し、最適な方法で購入することが重要です。さらに、維持費の負担を抑えるためには、自動車税や自賠責保険、燃費性能などを事前に確認し、トータルコストを考慮することも欠かせません。
また、軽自動車特有の制約についても十分に理解しておく必要があります。高速走行時のパワー不足、安全性能の違い、乗車定員や積載量の制限など、使用環境によっては不便を感じる場面もあるため、購入前に自分のライフスタイルに合っているかをよく検討しましょう。
これらのポイントを押さえたうえで、自分に最適な軽自動車を選べば、コストを抑えながら快適なカーライフを実現できます。賢く選び、お得に購入し、充実したカーライフを楽しみましょう。
- 【貯金0円でもOK】新車が月額5,500円~
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- この記事の監修・執筆者
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河野みゆき
自動車業界で26年の経験を持ち、自動車保険募集人資格を保有しています。自動車保険だけでなく、女性目線で車の専門知識を広め、もっと自動車について知ってもらうため、ライターとして積極的に活動しています。