USS東京2025年2月のオークション、成約率・成約単価共に微増

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出品数増加!全体的に緩やかな上昇に!?
2月USS東京の集荷台数は74,575台、前年同月より1週少なかったですが96.4%に留まり、1週当たりでは20.5%の増加となりました。HAA神戸が24.2%増、USS名古屋が15.0%増、USS横浜が10.9%増と大中型会場に出品が集中、成約率は66.2%と微増、台数が前年より大幅に増加したことで成約率は前年割れとなっています。【グラフ1】

成約単価は1,654千円、前年同月比+76千円、前月比では20千円となっています。3週目には総売上で会場新記録となっています。【グラフ2】

1月に続き集荷台数は非常に多く、1開催当たりは20%を超える増加、1開催当たりの平均は18,000台後半、その分、成約率は70%を下回っていますがこの出品台数としては高い方だと言えます。※15,000台規模、成約率70%を超えると応札が活発でバイヤーが「高い」と感じる水準 2月の若干の上昇はほぼ季節指数通りのタイミングと言えます。
カテゴリー別の傾向
USS東京全体の成約率は前月比+1.0%の微増となっていますがカテゴリーによって差が出ています。
下落が特に目立ったのが「ミニバン」で前月比-6.1%となっており、流札が非常に目立っています。出品店の期待値が非常に高いのも大きく響いていますがそれ以上に応札が減少していると感じられます。
逆に上昇したのが「コンパクト」で+5.5%、成約率の低水準が続いたことで相場が下落、そこに出品店が慣れてきたことが要因であると考えられます。その他は微増減程度の推移となっています。【表1】

3月以降、どーなる?
予想以上に出品台数が会場によって偏りが強まっています。大型会場に関しては出品店の期待値から増加傾向となっていることが示唆できますが台数が膨らむことで成約率の低下を招き残留車が多くなっています。それでも引合いは例年のタイミングで上昇もあり、成約単価も上昇傾向となっています。成約単価の上昇に関しては高年式車が非常に多くなっていることが全体を引き上げています。
上記から3月以降も季節指数通りの動きとなる可能性が高いと言えます。税金絡みから登録車は2週目まで、軽自動車は3週目まで応札は2月水準の横這いとなる可能性が高いです。ただ、商品化に時間をようする車両は両極端の応札となるでしょう。3週目以降は登録車を中心に月末に向け応札は弱まっていきます。円高傾向となっていますが大きく輸出相場に影響がでることは考えづらいです。1ヶ月間で大きな価格差が出てきますので出品の際は、通常月以上にスケジューリングが重要となって来ます。
- この記事の執筆者
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倉田 佑一郎
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。