ヤリスの特徴は?内装や収納力はどのくらい?人気の秘密を徹底解説

ヤリスの特徴は?内装や収納力はどのくらい?人気の秘密を徹底解説
出典:
トヨタ「ヤリス」

コンパクトカーを選ぶ際に、多様な車種がありどれが良いのか分からないですよね。

コンパクトカーの中でもヤリスは、1ヶ月で月間販売台数の5倍近い、約3万7000台の販売されたトヨタの人気車種の1つです。

この記事では、トヨタで人気のヤリスについて紹介します。

また、ヤリスの特徴から内装、収納力についても解説します。

コンパクトカーを選ぶ際に、ヤリスはどのような車か分かる記事になっていますのでご参考ください。

ヤリスの特徴は?

ヤリスは、2020年2月にフルモデルチェンジされたトヨタのコンパクトカーです。

発売開始から1ヶ月で目標の月間販売台数の約5倍にあたる約3万7000台を販売し、大きな注目を集めました。2024年現在でも高い人気を誇っています。

ヤリスの人気の理由は、すべてのバランスが良く気持ちいいコンパクトカーのためです。

バランスが良いというのは、操縦性や安全性、デザイン、価格帯、燃費性能どれもが優れていることです。

下記の表はヤリスと他のコンパクトカーを比較しています。

車種 メーカー希望小売価格(税込み) 燃費性能
トヨタ ヤリス 1,501,000円から 21.3km/L
日産 ノート 2,299,000円から 28.4 km/L
ホンダ フィット 1,720,400円から 30.2km/L

燃費性能は、ノートやフィットと比べるとやや劣りますが、価格がリーズナブルで、ノートと比べると約80万円も安く購入できます。

さらに、走行性能もコンパクトカーとして初めてTNGAプラットフォームを採用。

これにより、安定感と躍動感を兼ね備えた快適なドライブが可能です。

TNGAプラットフォーム
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トヨタ「ヤリス」

TNGAプラットフォームは、2015年の4代目プリウスから採用が始まり、その後、カローラ、カムリなど、現在では40を超える車種に採用が拡大されているプラットフォームです。

このトヨタが力を入れるこのプラットフォームを採用したヤリスの安定感ある走行性能を、ぜひ体験してみてください。

さらに、3灯式フルLEDヘッドランプを装備しており、夜間や雨天時でも明るく視界を確保します。

3灯式フルLEDヘッドランプ
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トヨタ「ヤリス」

3灯式フルLEDとは、3つのLEDヘッドランプを搭載したライトのことです。

これにより、雨天や夜間でも視界が確保され、安心して運転できます。

ヤリスは、操縦性、安全性、デザイン、価格、燃費性能のすべてに優れた、人気の高いコンパクトカーです。

ヤリスのグレードごとの内装

ここでは、ヤリスで展開されている以下の3つのグレードを元に内装をご紹介します。

  • X
  • G
  • Z

購入を検討されている方は、ぜひ内装の比較にお役立てください。

X

グレードXは、ヤリスの中でも一番低いグレードになります。

ヤリスX
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トヨタ「ヤリス」

内装の特徴を表にまとめました。

項目 特徴
シート ファブリック
シフトノブ 装飾なし
スピードメーター アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
フロントドアインナーガーニッシュ ブラック

シートのファブリックは、ソファやクッション、カーテンなど布製アイテムに広く使われる素材です。

そのため、柔らかな触り心地と温かみが特徴で、ゆったりとした座り心地を体験できるでしょう。スピードメーターは、シンプルなアナログ表示となっています。

スピードメーター
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トヨタ「ヤリス」

シフトノブとフロントドアインナーガーニッシュには装飾が施されておらず、シンプルなデザインが特徴的です。シフトノブの写真です。

シフトノブ
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トヨタ「ヤリス」

フロントドアインナーガーニッシュの写真です。

フロントドアインナーガーニッシュ
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トヨタ「ヤリス」

内装に違いはありませんが、エンジンの種類・駆動方式によって価格が異なります。Xグレードの価格と燃費は下記の通りです。

モデル メーカー希望小売価格(税込み) 燃費
X(ガソリン車 1.0L)
CVT・2WD
150万1,000円 20.2km/L
X(ガソリン車 1.5L)
6MT・2WD
157万9,000円 19.0km/L
X(ガソリン車 1.5L)
CVT・4WD
188万8,000円 19.1km/L
X(ガソリン車 1.5L)
CVT・2WD
165万5,000円 21.3km/L
X(ハイブリッド車 1.5L)
2WD
204万4,000円 36.0km/L
X(ハイブリッド車 1.5L)
E-Four
228万7,000円 30.2km/L

機能と性能のバランスが優れたコンパクトカーで、リーズナブルに購入できるグレードになります。

G

Gは、ヤリスで真ん中のグレードになります。

ヤリスG
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トヨタ「ヤリス」

内装は、Xと大きくは変わりませんが、スピードメーターがシンプルなアナログ表示からデジタル表示にグレードアップしていることです。

スピードメーター
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トヨタ「ヤリス」

内装の特徴を表にまとめました。

項目 特徴
シート ファブリック
シフトノブ 装飾なし
スピードメーター デジタルメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
フロントドアインナーガーニッシュ ブラック

デジタルメーターは、幅広い情報を一画面で表示でき、明るい画面で視認性を向上できます。また、近代的な表示で運転に楽しさと期待感を与えてくれません。

グレードXと比較すると約30万円高くなりますが、バランスの取れたミドルグレードとして人気があります。価格は、下記の通りです。

モデル メーカー希望小売価格(税込み) 燃費
G(ガソリン車 1.0L)
CVT・2WD
179万9,000円 20.2km/L
G(ガソリン車 1.5L)
6MT・2WD
187万7,000円 19.0km/L
G(ガソリン車 1.5L)
CVT・4WD
215万1,000円 19.1km/L
G(ガソリン車 1.5L)
CVT・2WD
195万3,000円 21.0km/L
G(ハイブリッド車 1.5L)
2WD
229万9,000円 35.8km/L
G(ハイブリッド車 1.5L)
E-Four
250万7,000円 30.2km/L

Z

Zは、ヤリスの中で最上級のグレードになります。

ヤリスZ
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トヨタ「ヤリス」

内装の特徴は下記にてまとめています。

項目 特徴
シート 合成皮革+ツィード調ファブリック
シフトノブ ガンメタリック塗装&本革巻き
スピードメーター デジタルメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
フロントドアインナーガーニッシュ シルバー装飾

シートは、合成皮革とツィード調ファブリックを使用し、上質な仕上がりとなっています。

合成皮革は、天然皮革にも劣らない見た目や触り心地となっています。

また、ツィード調とは、太い羊毛を手紡ぎし、起毛をせずに仕上げた織物のことです。

これにより、ファブリックとは異なる革の質感と手織りの独特な肌ざわりを楽しめるでしょう。

さらに、シフトノブやフロントドアインナーガーニッシュには装飾が施されており、手が触れるたびに高級感を感じられます。

これらの装飾は、自然と目に留まり、上質な雰囲気を演出しています。

シフトノブ
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トヨタ「ヤリス」

上記は、シフトノブの写真です。

フロントドアインナーガーニッシュ
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トヨタ「ヤリス」

上記は、フロントドアインナーガーニッシュの写真です。

価格は、下記になります。

モデル メーカー希望小売価格(税込み) 燃費
Z(ガソリン車 1.5L)
6MT・2WD
205万0,000円 19.0km/L
Z(ガソリン車 1.5L)
CVT・4WD
235万2,000円 19.1km/L
Z(ガソリン車 1.5L)
CVT・2WD
215万4,000円 21.3km/L
Z(ハイブリッド車 1.5L)
2WD
249万6,000円 30.2km/L
Z(ハイブリッド車 1.5L)
E-Four
269万4,000円 30.2km/L

価格は、Xと比較して約50万円高いです。

しかし、シートから装飾まで大きくグレードアップしたのがZになります。

ヤリスの魅力は?人気の秘密は?

ここでは、ヤリスの魅力や人気の秘密を室内と荷室スペースに分けてご紹介します。

運転席・助手席まわり

運転席や助手席周りは、見通しのいい視界と視線移動に配慮されたレイアウトです。

ヤリスは走行性能だけでなく、運転のしやすさでも高く評価されています。

広い視界により、長時間の運転でも疲れにくく、安心してドライブを楽しむことができるでしょう。

運転席・助手席まわり
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トヨタ「ヤリス」

また、グレードGやZには、見やすいデジタルメーターが搭載されているのも特徴です。

表示はCasual、Smart、Sportyと3つから好みで選べます。

好きなモードを選択してメーターもカスタマイズできます。

デジタルメーター
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トヨタ「ヤリス」

また、運転席や助手席のシートもコンパクトカーとは思えないほどゆとりがある空間です。

運転席や助手席のシート
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トヨタ「ヤリス」

後部座席

後部座席は、コンパクトカーとは思えないほど開放的な空間が特徴です。

後部座席
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トヨタ「ヤリス」

程よい弾性を持つシートは、長時間座っていても疲れにくく、快適さを提供します。

また、広々とした後部座席から景色を楽しみながら、快適なドライブを満喫できるでしょう。

荷室スペース

荷室も空間を最大限に活用した収納スペースとなっています。

荷室幅は最大1メートルもあるため、普段の買い物に困ることは少ないでしょう。

荷室スペース
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トヨタ「ヤリス」

アジャスタブルデッキボードを活用すれば、さらに収納スペースを確保できます。

アジャスタブルデッキボードは、荷物の高さにあわせて2段階に調整できる便利な収納アイテムです。

アジャスタブルデッキボード
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トヨタ「ヤリス」

出かける荷物に応じて最適な収納スペースを作ることができます。

収納スペース
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トヨタ「ヤリス」

ヤリスの収納力はどれくらい?

ヤリスは、欲しいところに収納スペースを確保してくれています。

センターオープントレイは、カーナビの下にある収納スペースです。

センターオープントレイ
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トヨタ「ヤリス」

乗り込んだ際に、スマホや財布をサッと置ける便利なスペースです。

目に見える位置に収納できるため、貴重品を安心して管理できます。

フロントコンソールボックスは、シフトノブの前に設けられた収納スペースです。

センターオープントレイに収まらない、やや大きめの小物を収納するのに適しています。

フロントコンソールボックス
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トヨタ「ヤリス」

運転席と助手席の間には、フロントカップホルダーが2つ配置されています。

飲み物を視線を移さずに取れるため、運転中でも安心して利用できます。

フロントカップホルダー
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トヨタ「ヤリス」

助手席シートアンダートレイは、Zに標準装備され、Gではメーカーオプションとして選択可能な収納スペースです。

助手席シートアンダートレイ
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トヨタ「ヤリス」

靴などを収納できるため、アウトドアやお出かけの際に非常に便利ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、トヨタで人気のヤリスについて内装の特徴から、収納力についても解説してきました。

ヤリスは、1ヶ月で月間販売台数の約5倍という目標を達成した人気のコンパクトカーです。リーズナブルな価格ながら、低燃費、走行性能、安全性能を高いレベルで兼ね備えています。

グレードはX、G、Zの3種類が用意されており、特に内装が大きくグレードアップするのはZです。内装にこだわりを持ちたい方は、ぜひZグレードを選ぶのがおすすめです。

この記事の執筆者
今井祐樹

今井祐樹

Tire1外資系自動車部品メーカーでシステムエンジニアとして7年の勤務経験があり、自動車業界に関する幅広い知見と過去にはレーシングカー開発にも従事した経験などから、記事執筆や監修を行う。プライベートでは、週末にドライブやモータスポーツを楽しむなど、様々なカーライフに沿った提案が得意。また、本業の傍らWebマーケターとして業界問わずWebを活用した集客支援なども行っており、約半年で売上を前年比2倍以上にした実績なども持ち合わせている。