ヴォクシーの魅力とは?内装と積載力を徹底紹介!

ヴォクシーの魅力とは?内装と積載力を徹底紹介!
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トヨタ「ヴォクシー」

新しい車を検討するにあたり、車の外観だけでなく、性能や内装もチェックする方がほとんどでしょう。ヴォクシーのようなミニバンの場合、7~8名乗車が可能なうえ、積載力にも優れていることから、内装が気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は、トヨタヴォクシーの内装についてご紹介します。グレードごとの内装の違いに加え、シートアレンジや収納力を徹底解説するので、ぜひ参考にしてください。

ヴォクシーの概要と特徴

ヴォクシーはノアの兄弟車として2001年に初代モデルが発売されました。ヴォクシーにはZS煌などの若いユーザーをターゲットにしたグレードが展開されていたことから、ノアと比べると、よりスタイリッシュなデザインが特徴となっています。

また、2022年にフルモデルチェンジされ、90系ヴォクシーがデビューしました。90系では、全グレード統一で3ナンバーサイズとなり、先代モデルよりも全幅が大きくなっています。

なお、ヴォクシーには、以下のグレードが展開されています。

ガソリンエンジン
  • S-Z
  • S-G
ハイブリッド
  • HYBRID S-Z
  • HYBRID S-G

※S-G 2WD、4WDおよびHYBRID S-G 2WDのみ8人乗りの設定あり

ヴォクシーのグレードごとの内装

ヴォクシーには、さまざまなグレードが展開されていますが、グレードによって内装が異なります。

ここでは、グレードごとに異なる内装を詳しく見ていきましょう。

HYBRID S-Z

HYBRID S-Z 内装
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トヨタ「ヴォクシー」

最上級グレードであるHYBRID S-Zの内装はブラック基調となっています。各所にシルバー加飾が施され、スタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。

また、シートは合成皮革とファブリックのコンビシートとなっているほか、中央部分がパンチング処理されていることから、より高級感のあるデザインになっているのが特徴です。

HYBRID S-Z ハイブリッド専用のオプティトロンメーター
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トヨタ「ヴォクシー」

メーターは、ハイブリッド専用のオプティトロンメーターが採用されています。中央部分には7インチのTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイがレイアウトされており、燃費や航続可能距離が表示されます。

HYBRID S-G

HYBRID S-G 内装
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トヨタ「ヴォクシー」

HYBRID S-Gもブラックを基調としたデザインにシルバー加飾が施されています。ただ、HYBRID S-Zと異なる点としては、シートが合成皮革とファブリックのコンビシートではなく、上級ファブリックが採用されています。

そのほか、パンチング処理はされておらず、よりシンプルな雰囲気に仕上がっているのが特徴です。

HYBRID S-G ハイブリッド専用のオプティトロンメーター
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トヨタ「ヴォクシー」

メーターについては、HYBRID S-Zと同様にハイブリッド専用のオプティトロンメーターが採用されています。しかし、中央部分のマルチインフォメーションディスプレイについては、7インチではなく4.2インチの小型なモニターがレイアウトされています。

S-G

S-G 内装
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トヨタ「ヴォクシー」

ガソリンのスタンダードモデルであるS-Gの内装は、基本的にはハイブリッドモデルと同じです。黒基調にシルバー加飾が施され、シートは上級ファブリックが採用されています。

左側にタコメーターを表示
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トヨタ「ヴォクシー」

ハイブリッドモデルと異なる点としては、メーターに違いがあります。EVモニターがない代わりに、左側にはタコメーターが表示されます。

なお、S-Gモデルでは、中央部分のマルチインフォメーションディスプレイが4.2インチとなります。

ヴォクシーの内装の魅力とは?

ヴォクシーの内装は「HYBRID S-Z」「HYBRID S-G」「S-G」など、グレードによって、採用されている色や素材などに違いがあります。

ただ、ヴォクシーの内装が、グレードによって違いがあることは理解できたものの、具体的にどのような装備や機能が備わっているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ヴォクシーの内装について、項目ごとに詳しく解説します。

運転席・助手席まわり

では、まずは運転席・助手席まわりから見ていきましょう。

センターコンソールボックス
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トヨタ「ヴォクシー」

運転席と助手席の間にはインパネ一体型のセンターコンソールボックスが装備されています。センターコンソールボックスには、カップホルダーも付いているので、ペットボトルや水筒などを置いておくことが可能です。

助手席の前側にはカップホルダーと小物置きスペースがある
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トヨタ「ヴォクシー」

助手席の前側にはカップホルダーと小物置きスペースがあり、スマートフォンなどを置けるようになっています。さらに、インパネ部分にはUSB端子が採用されており、運転中に充電することが可能です。

後部座席

次に、後部座席の内装を見ていきましょう。

折りたたみ式の大型サイドテーブルを装備
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トヨタ「ヴォクシー」

HYBRID S-Zグレードでは、2列目のセンター部分には、折りたたみ式の大型サイドテーブルが装備されています。4個分のカップホルダーに加え、ポケットや充電用USB端子2つが用意されています。

さらに、エコバッグフックが2つついているのも、HYBRID S-Zのサイドテーブルの特徴です。

標準タイプのサイドテーブルが装備
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トヨタ「ヴォクシー」

一方、S-Gグレードでは、標準タイプのサイドテーブルが装備されています。カップホルダーが2つついており、シンプルなデザインが特徴です。

荷室スペース

ここでは、ヴォクシーの荷室スペースを見ていきましょう。

ヴォクシーの荷室スペース
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トヨタ「ヴォクシー」

ヴォクシーのリアハッチの開口部は、幅が1,100mmあり、大きな荷物もゆったり載せられるのが特徴です。さらに、2WDに限りますが、地上からわずか500mmしか高さがないので、重い荷物も載せやすいのが魅力といえるでしょう。

ヴォクシーの収納力はどれくらい?

ここでは、ノアの収納力を見ていきましょう。

多様なシートアレンジができる
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トヨタ「ヴォクシー」

多様なシートアレンジができるヴォクシーでは、アレンジモードによって積載力に違いがあります。

スーパーリラックスモードでは、3列目のシートを跳ね上げて、2列目のシートを後ろまで下げることで、ゆったりとした空間を作ることが可能です。

さらに、3列目のシートを跳ね上げて、2列目のシートを通常の位置にセッティングしたのがラゲージモードです。ラゲージモードでは、スーツケースを3つ積めるほどの大容量なスペースを確保できます。

そのほか、ビッグラゲージモードでは、2列目のシートを運転席・助手席側まで移動させて、後ろのスペースを最大限に広くしたモードです。ビッグラゲージモードであれば、自転車や長尺物の荷物も載せることができます。

まとめ

国産ミニバンの中でも絶大な人気を誇るトヨタヴォクシー。ノアの兄弟車としてデビューし、スタイリッシュなデザインと優れた積載力が特徴です。

グレードによって内装の質感やデザインなどが異なり、予算や希望に合わせて選べるのもヴォクシーの魅力といえるでしょう。

なお、さまざまなシートアレンジができることから、乗車人数や載せたい荷物に合わせて自由に変更できるのも特徴です。

この記事の執筆者
岡本 修

岡本 修

自動車業界歴10年。輸入車ディーラーの営業アシスタント、自動車部品メーカーの海外営業を経て、自動車ライターとして活動。カーリースや新車情報の記事執筆を担う一方、中古車買取や自動車輸出ビジネスを展開。さらに、リセールを意識した車の選び方や、お得に新車に乗る方法などを発信している。