カローラクロスの特徴は?内装や収納力はどのくらい?人気の秘密を徹底解説

カローラクロスの特徴は?内装や収納力はどのくらい?人気の秘密を徹底解説
出典:
トヨタ「カローラクロス」

カローラクロスは、クラストップレベルの大容量荷室を備えたSUVです。また、SUVでありながら優れた燃費性能を実現しています。

しかし、カローラクロスの魅力は荷室や燃費性能だけにとどまりません。

この記事では、カローラクロスの特徴や内装、収納力について解説します。カローラクロスについて詳しく紹介していますので、ご参考ください。

カローラクロスの特徴は?

カローラクロスの特徴は、クラストップレベルの大容量荷室を備えている点です。

荷室容量は487Lで、ゴルフバッグを4個も収納できる広さがあります。

荷室容量
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トヨタ「カローラクロス」

カローラシリーズは、1966年に誕生して、現在も世界中で愛され続けている車種です。

カローラクロスの2022年の世界販売台数は53万台を超え、その人気の高さがうかがえます。もちろん、大容量の荷室スペースだけでなく、走行性能や操作性にもこだわりを持つSUVです。

走行性能では、TNGAプラットフォームを採用し、滑らかな乗り心地を実現しています。

TNGAプラットフォーム
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トヨタ「カローラクロス」

TNGAプラットフォームは、カローラシリーズを含む40以上の車種で採用されています。

トヨタが力を注いで開発したこの技術により、安定感のある走行を体験できるでしょう。

カローラクロスは、安定した走行性能に加え、低燃費も実現しています。

下記の表はカローラクロスと他のSUVを比較しています。

車種 燃費
トヨタ カローラクロス 24.5km/l
日産 エクストレイル 19.7 km/L
スバル フォレスター 18.6km/L

SUVでありながら低燃費なのは、ガソリン代の負担が減り、お出かけがより楽しくなるポイントですね。

さらに、カローラクロスはコーナリング時の優れた旋回性能も備えています。

最小回転半径は5.2mと、小回りが利く設計です。

最小回転半径
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トヨタ「カローラクロス」

住宅街や狭い道でもスムーズに切り返しができ、運転が不慣れな方でも安心してお出かけできます。

運転のしやすさは、室内の細部にまでこだわった設計が大きく貢献しています。フロントピラーをスリム化し、目線を高くすることでより優れた前方視界を確保しています。

フロントピラーはフロントガラスの左右両端に位置し、車の天井を支える重要な役割を果たしています。

前方視界が良好であることで、安心して運転できるだけでなく、開放感のあるドライブを楽しめるでしょう。

操作性においては、運転席のステアリングにも細かな工夫が施されています。

ステアリングとは、車の操作を行うハンドル全体を指します。スイッチが搭載されており、手を離さずにさまざまな操作が可能です。

ステアリング左側には、下記があります。

  • A:情報操作系(4方向スイッチ、戻る)
  • C:オーディオ系(音量、音声認識、ハンズフリー)
ステアリング左側
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トヨタ「カローラクロス」

ステアリング右側には下記があります。

  • B:運転支援系(レーダークルーズコントロール〈全車速追従機能付〉、レーダークルーズコントロールモード切替、レーントレーシングアシスト)
  • C:オーディオ系(モード選択、選曲・選局)
ステアリング右側
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トヨタ「カローラクロス」

カローラクロスは、大容量の荷室スペースに加え、走行性能や操作性も極限まで追求されています。

カローラクロスのグレードごとの内装

ここでは、カローラクロスの内装を下記4つのグレードに分けて解説します。

  • G“X”
  • G
  • S
  • Z

内装の比較をする際にはご参考ください。

G“X

グレードのG“X”は、カローラクロスで一番下のグレードになります。

グレードG“X
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トヨタ「カローラクロス」

内装の特徴を一覧にまとめています。

項目 特徴
シート 通常シート
シート表皮 ファブリック
センターコンソールボックス ファブリック巻き ・ リヤボックス付
インサイドドアハンドル 装飾無し
スピードメーター アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ/メータークラスター(ブラック)

G“X”は、シンプルさを追求したグレードです。

そのため、内装は必要最低限の装飾に抑えられています。

スピードメーターもアナログ仕様で、視認性に優れた表示となっています。

スピードメーター
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モデルは1つのみになります。

モデル メーカー希望小売価格(税込み) 燃費
G“X”(2WD) 2,184,000円 16.6km/L

価格は、カローラクロスのグレードの中で最も手頃です。

G“X”は、カローラクロスをお求めやすい価格で提供するモデルです。

G

グレードGは、G“X”の上位モデルとなっています。

グレードG
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トヨタ「カローラクロス」

内装を表にまとめています。

項目 特徴
シート スポーティシート
シート表皮 ファブリック
センターコンソールボックス ファブリック巻き ・ リヤボックス付
インサイドドアハンドル 装飾無し
スピードメーター アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ/メータークラスター(ブラック)

G“X”と大きく異なる点として、グレードG以上にはスポーティシートが採用されています。スポーティシートは高いホールド性を備え、運転姿勢をしっかりと安定させます。これにより、身体への負担が軽減され、長時間の運転でも疲れにくい仕様となっています。

価格は下記になります。

モデル メーカー希望小売価格(税込み) 燃費
HYBRID G(2WD) 2,760,000円 26.4km/L
HYBRID G(E-Four) 2,969,000円 24.5km/L

アウトドアや旅行への長距離移動では、座りっぱなしになることが多いものです。

しかし、スポーティシートなら移動中の疲労を大きく軽減し、快適で楽しい旅行をサポートしてくれるでしょう。

S

Sは、真ん中のグレードになります。

グレードS
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トヨタ「カローラクロス」

内装は下記の表にまとめています。

項目 特徴
シート スポーティシート
シート表皮 ファブリック
センターコンソールボックス ステッチ付 合成皮革巻き
インサイドドアハンドル サテン調塗装
スピードメーター 7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(スピードメーター表示)

グレードSは、G“X”やGと比べて内装に重厚感が感じられるデザインとなっています。

センターコンソールボックスやインサイドドアハンドルには装飾が施されています。

内装はシンプルさから一転し、高級感あふれるデザインへと仕上げられています。

グレードSの内装
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トヨタ「カローラクロス」

スピードメーターはアナログからデジタル表示へとグレードアップされています。

運転中に目にするたび、ドライブの楽しさを演出してくれるでしょう。

スピードメーター
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トヨタ「カローラクロス」

価格は下記になります。

モデル メーカー希望小売価格(税込み) 燃費
HYBRID S(2WD) 2,980,000円 26.4km/L
HYBRID S(E-Four) 3,189,000円 24.5km/L

価格は約300万円と高くなっていますが、重厚感あふれる内装がドライブをさらに楽しいものにしてくれるでしょう。

Z

Zは、カローラクロスでの最上位のグレードになります。

グレードZ
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トヨタ「カローラクロス」

内装の特徴を表にまとめています。

項目 特徴
シート 運転席8ウェイパワーシート
シート表皮 本革とファブリック
センターコンソールボックス ステッチ付 合成皮革巻き
インサイドドアハンドル サテン調塗装
スピードメーター 12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ

運転席8ウェイパワーシートは、簡単にお好みのポジションに調整できます。

前後スライド、リクライニング、シート上下、座面前端上下の各調整を無段階で電動操作でき、快適なドライビングポジションを実現します。

運転席8ウェイパワーシート
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  • A:前後スライド
  • B:リクライニング
  • C:シート上下
  • D:座面前端上下

運転席8ウェイパワーシートにより、ご自身の体型に合った最適なドライビングポジションを簡単に調整できます。

好みに応じたシート設定が可能で、長時間のドライブも快適に楽しむことができるでしょう。

スピードメーターは7.0インチから12.3インチへと拡大され、視認性が大幅に向上しています。

スピードメーター
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トヨタ「カローラクロス」

価格は下記になります。

モデル メーカー希望小売価格(税込み) 燃費
HYBRID Z(2WD) 3,250,000円 26.4km/L
HYBRID Z(E-Four) 3,459,000円 24.5km/L

価格は最上位グレードだけあって、G“X”と比べて約100万円高く設定されています。

しかし、シート、スピードメーター、装飾はすべて最高級仕様となっており、それがグレードZの特徴です。

カローラクロスの魅力は?人気の秘密は?

ここでは、カローラクロスの魅力や人気の秘密を解説します。

下記の順に追って説明をします。

  • 運転席・助手席まわり
  • 後部座席
  • 荷室スペース

運転席・助手席まわり

運転席や助手席周りは開放感があり、広々とした視界の中で快適に走行できます。

トヨタの人気シリーズであるカローラは、静かで快適な乗り心地が高く評価されています。

運転席・助手席まわり
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トヨタ「カローラクロス」

また、快適な空間を実現するために、UVカットガラスが採用されています。

UVカットガラス
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トヨタ「カローラクロス」

フロントドア、リヤドア、リヤクォーター、バックドアには、UVカット機能付きのグリーンガラスが採用されています。

晴れた日のドライブは楽しいものですが、強い日差しによる日焼けが気になることもあります。

UVカット機能付きのグリーンガラスなら、日差しをしっかり遮断し、安心して乗車を楽しむことができるでしょう。

後部座席

シートには、2段階リクライニング機構が採用されています。

後部座席でもゆったりとリラックスした姿勢でくつろぐことができます。

後部座席
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トヨタ「カローラクロス」

後部座席の中央には、収納式のカップホルダーが備えられています。

キャップのない飲み物でも、安心して置くことができます。

カップホルダー
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トヨタ「カローラクロス」

また、後部座席にはUSB端子も搭載されています。

スマートフォンの充電が後部座席からでも気軽に行えます。

USB端子
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トヨタ「カローラクロス」

荷室スペース

荷室はクラストップレベルの487Lを誇る大容量スペースです。

そのため、たっぷり荷物を積むことができ、取り出しもスムーズに行えます。

荷室スペース
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トヨタ「カローラクロス」

また、小柄な方でも積み下ろしがしやすいよう、ラゲージ開口部の高さにも配慮された設計となっています。

たくさんの荷物を気軽に載せられるため、お出かけがさらに楽しくなるでしょう。

カローラクロスの収納力はどれくらい?

カローラクロスの収納は、必要な場所にしっかりとスペースが確保されています。

シフトノブの前方にはトレイと通信用USB端子が設置されています。

財布などの小物を収納するのに便利です。

トレイと通信用USB端子
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トヨタ「カローラクロス」

さらに、USB端子を利用してスマートフォンを充電しながらトレイに置くこともできます。

運転席と助手席の間には、センターコンソールボックスが設置されています。

少し大きめの荷物も収納でき、手軽に置いてから運転席に座ることが可能です。

センターコンソールボックス
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トヨタ「カローラクロス」

後部座席とは別に、運転席付近にもカップホルダーが2つ設置されています。

長時間のドライブでも、飲み物の置き場に困ることはありません。

カップホルダー
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トヨタ「カローラクロス」

まとめ

カローラクロスは、487Lの大容量荷室スペースを確保しつつ、高い燃費性能を実現したSUVです。

さらに、走行性能や操作性も優れており、長時間のドライブでも快適に楽しめるでしょう。

カローラシリーズは1966年の誕生以来、世界中で愛され続けてきた人気車種です。

カローラクロスでは、その歴史を感じつつ、快適で楽しいドライブを体験してください。

この記事の執筆者
今井祐樹

今井祐樹

Tire1外資系自動車部品メーカーでシステムエンジニアとして7年の勤務経験があり、自動車業界に関する幅広い知見と過去にはレーシングカー開発にも従事した経験などから、記事執筆や監修を行う。プライベートでは、週末にドライブやモータスポーツを楽しむなど、様々なカーライフに沿った提案が得意。また、本業の傍らWebマーケターとして業界問わずWebを活用した集客支援なども行っており、約半年で売上を前年比2倍以上にした実績なども持ち合わせている。