スズキ ジムニーの人気の秘密を詳しく解説!内装と魅力に迫ります!
- 出典:
- スズキ「JIMNY」
アウトドアが趣味で頼もしい相棒のような車を探している、ジムニーなら何でもできそうだけど、使い勝手や内装ってどうなの?と気になる人もいるでしょう。
世界194の国と地域で愛されているジムニーですが、じつは極めて古典的な作りの車なんです。
先進装備が充実しているわけではありませんし、最新の車と比べたらむしろ劣っている部分さえあります。それでも世界中に熱狂的なファンがいて、愛され続けているのはなぜなのか。
この記事ではジムニーの特徴やグレードごとの内装、積載性など、ジムニーの魅力を解説していきます。
プロユーザーのために「道具」としての機能を徹底的に磨き上げた孤高のコンパクトオフローダーのことを知れば、あなたもファンになるかもしれません。
- 目次
スズキ ジムニーの特徴は?
現在販売されているオフロード車の中では世界最小クラスの本格4WD車です。ジムニーにとって一番大事なのはオフロードの走破性であり、舗装路の性能ではありません。
欧州だと狩猟や森林警備などプロの道具として使われており、ジムニーでないとたどり着けない、入っていけないという場所が世界中にたくさんあります。
そうしたプロの現場でプロユーザーのために、1970年の発売以来伝統の「ラダーフレーム」「後輪駆動」「副変速機付パートタイム4WD」そして「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」という構成は変わらず継承しています。
こうした真摯な姿勢が、世界中のファンに愛され続けている特徴と言えます。
4代目となる現行ジムニーはそれだけにとどまりません。
ジムニーの本質は犠牲にせず、乗り心地を大きく進化させました。
スズキ ジムニーのグレードごとの内装
内装は過酷な状況でも確実な操作性・視認性を重視した作りになっていてすべてに意味があります。
スイッチ類は操作しやすいように形などを配慮し、手袋をしていても操作しやすいよう大きく作られています。
ドアグリップも握りやすいよう大型のものが採用されていたり、内装にはシボが施されているので耐久性に優れていますし汚れも簡単に掃除できますね。
こうした一つひとつの工夫が実用性を高めています。
その他フルオートエアコンがXGを除き用意されていたり、着座姿勢やハンドル上下調整機能など快適性も大幅に改善されました。
XGグレード
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ベーシックグレードなので、装備が厳選されている分お求めやすい金額になっています。
上級2グレードと違いシートは撥水加工されていなく、後席背もたれのリクライニングは一体式、ヘッドレストもないため非常用となっています。
また、エアコンは伝統のマニュアル方式です。
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- スズキ「JIMNY」
荷室に関しても、汚れものを気にせず入れられる防汚機能ラゲッジボックスも除かれ、後席を倒した時の荷室はフラットになりません。内装ではありませんが、ドアハンドルとドアミラーは無塗装となっています。
XLグレード
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ベーシックなXGグレードと比べると、乗る人には嬉しい快適装備が充実しています。
前席シートヒーターや、キーをささなくてもエンジンがかけられるキーレスプッシュスタートシステムなどが装備されています。
運転席、助手席のバイザーにバニティーミラーが付きます。お化粧などちょっと鏡で確認したい時に便利ですね。
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その他撥水加工のシートや防汚タイプのラゲッジボックスなど、アウトドアを楽しむ人に嬉しい装備も備わっています。
XCグレード
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より快適装備やインテリアの質感が高まったグレードがXCです。
本革巻きステアリングとなり、ドアハンドルやパーキングブレーキボタンなど至るところにメッキ加飾が施されています。
ハンドルでオーディオが操作できるステアリングオーディオスイッチや、アクセルを踏まなくても設定速度で走行できるクルーズコントロールも備わっています。
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内装ではありませんが、LEDヘッドライト・ヘッドライトウォッシャーもXCだけの装備です。
スズキ ジムニーの魅力は?人気の秘密は?
ジムニーの魅力は何といってもオフロードの走破力とSUVでは世界最小クラスと言われるサイズでしょう。
砂漠のような場所から、岩がゴロゴロしているような荒地でも縦横無尽に駆け抜けてしまいます。
それだけなら他の車でもありますが、ユニークな点はそのサイズです。
日本でも軽四規格のジムニーは重宝されますが、他のオフロード車では入れない場所でもガンガン入れて、帰ってこられる。それは世界でもゆるぎない価値となっています。
信頼の基本性能とレトロでスクエアなフォルムが、プロだけでなく一般ユーザーまでも惹きつけられるのでしょう。
運転席・助手席まわり
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- スズキ「JIMNY」
ジムニーでは初めて採用された上下調整できるステアリングに、高い着座位置から見下ろす視点が運転をしやすくしています。
ガラス全面が垂直に立ったデザインは死角が少なく、広い視界が確保されています。
雪がたまりにくいのもメリットですね。
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運転席、助手席の前側の下端は段差がつけられ、よりサイドミラーが見やすいよう工夫されています。
助手席には乗降グリップがあり、握ることで乗り降りしやすいようサポートしてくれます。
乗降性も良好です。床から外へ足を動かすところも段差が少ないのでスムーズに乗り降りできます。
後部座席
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- スズキ「JIMNY」
ベーシックグレードのXG以外の後席には12段階に調整できるリクライニングが採用されています。
前席を後方いっぱいに倒し、後席とつなぐことによってフルフラットになります。
車内で休む時に便利ですね。
乗降性はお世辞にも良いとは言えません。
3ドアなので後席用のドアがなく、前のドアからしゃがむ姿勢で乗り降りとなります。
乗り降りで似たような作りのスポーツカーがありますが、ジムニーのほうが開口部は広いので乗り降りが楽にできます。
荷室スペース
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- スズキ「JIMNY」
荷室の一番の特徴は、上蓋がついていて開閉できるラゲッジボックスです。
樹脂素材をつかった防汚タイプとなっており、汚れものも気兼ねなく入れられ、水拭きで簡単に掃除ができます。
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- スズキ「JIMNY」
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- スズキ「JIMNY」
後席を倒した状態だと荷室の長さは980mmとなり、9.5インチのゴルフバッグを横に2個、ボストンバッグも一緒に積載が可能ですし、登山道具なら2人分積載することが可能です。
アクセサリーソケットが荷室スペースにも付いていますので、カメラなどの充電に使えます。
スズキ ジムニーの収納力はどれくらい?
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- スズキ「JIMNY」
後席を倒すとスタンダードXLグレードなら352L、上位グレードXL、XCなら377Lの大容量荷室スペースができあがります。
XLにはラゲッジボックスがないため容量に違いがあります。
四角いデザインによって横幅1,300mmのワイドな荷室スペースを余すことなく使えるのはもちろん、開口部も大きく荷物の積み下ろしも楽に行えます。
さらにユーティリティーナットを装備、純正アクセサリーはもちろん自分だけの荷物固定アイテムを作れば使い方は無限大です。
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- スズキ「JIMNY」
XG以外は荷室の入り口から奥側まで完全フラットになり、後席背もたれから荷室スペースまで樹脂素材が張られているので汚れても簡単に掃除ができますし、キズにも強いです。
まとめ
ジムニーの本質である高いオフロード性能とコンパクトなサイズ感が、海外の過酷な現場でも重宝されていて、現行の4代目は走破性に加え乗り心地や快適性も大きく進化させました。
内装は過酷な状況でも確実に操作できるようにデザインされている他、フルオートエアコンの設定や、着座姿勢やハンドル上下調整機能も行えるようになりました。
XGを除き、後席を倒すとフルフラットになり大容量の空間を隅々まで使えます。荷物の出し入れや車中泊の時に活躍しますね。
アウトドアで使う人にはうれしい防汚タイプのラゲッジフロアとなっているのも嬉しいポイントです。
こういった数々の機能がジムニーの個性となり、様々な人を惹きつけるのでしょう。
ジムニーの内装や使い勝手が気になる人は、今回の記事を参考にして自分の使い方を想像しながら検討してみてはいかがでしょうか。
- この記事の執筆者
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今井祐樹
Tire1外資系自動車部品メーカーでシステムエンジニアとして7年の勤務経験があり、自動車業界に関する幅広い知見と過去にはレーシングカー開発にも従事した経験などから、記事執筆や監修を行う。プライベートでは、週末にドライブやモータスポーツを楽しむなど、様々なカーライフに沿った提案が得意。また、本業の傍らWebマーケターとして業界問わずWebを活用した集客支援なども行っており、約半年で売上を前年比2倍以上にした実績なども持ち合わせている。