フリードの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

フリードの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

ファミリーに人気のミニバン、「ホンダ フリード」はコンパクトながらも広々とした車内空間が特徴の車となっています。

3列シートにも対応するグレードもあり、大人数でお出かけしたり、多くの荷物を乗せたりと様々なシーンで活躍する人気車となっています。

購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを忘れてはいけません。

今回は、フリードの年間かかる維持費について基本情報をもとに計算したので、わかりやすく解説していきます。

フリードの基本情報

フリードの基本情報は以下の通りです。

車名 フリード
メーカー ホンダ
発売日 2008年5月
モデル
  1. 初代 GB3/4型(2008年~2016年)
  2. 2代目 GB5/6/7/8型(2016年~現在)
新車価格 2,330,900円~3,215,300円
排気量 1,496cc

全身にブラックを効かせた特別仕様車といった、デザインにこだわっているモデルも販売されています。

フリードを維持するためには一体何にいくらくらいかかるでしょうか?

ここからが本題、フリード維持費用をさっそく確認していきましょう!

フリードの維持費は年間約27万円〜29万円!

フリードを維持するのにかかる費用は、ガソリン車で年間29万円程度、ハイブリッド車で年間27万円程度の維持費がかかります。

上記の金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費です。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。

車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。

今回は、フリードを所有するうえで知っておきたい維持費用をわかりやすく紹介します。

フリードにかかる維持費

フリードを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。

  1. ガソリン
  2. 任意保険
  3. 自動車税
  4. 車検
  5. メンテナンス・消耗品

最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。

そのため、維持費用の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。

5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、フリードの年間維持費を一緒に確認していきましょう!

ガソリン

フリードは、各グレードごとにガソリン車とハイブリッド車が販売されています。

それぞれのガソリン代は以下のとおりです。

  • ガソリン車の場合は、年間29,118円~97,059円
  • ハイブリッド車の場合は、年間23,684円〜78,947円となっています。

ガソリン代は、ドライバーの走行距離によって大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。

本章の後半では、利用頻度(走行距離)による金額も細かく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認しましょう。

【ガソリン車】
グレード 燃費 100㎞走行した場合(ガソリン価格165円)
フリード G 17.0 km/L 970.6円
フリード G(7人乗り) 17.0 km/L 970.6円
フリード G(4WD, 6人乗り) 15.6 km/L 1057.7円
フリード CROSSTAR 17.0 km/L 970.6円
フリード CROSSTAR(4WD) 15.6 km/L 1057.7円
フリード+ G 17.0 km/L 970.6円
フリード+ G(4WD) 15.6 km/L 1057.7円
【ハイブリッド車】
グレード 燃費 100㎞走行した場合(ガソリン価格165円)
フリード HYBRID G 20.9 km/L 789.5円
フリード HYBRID G(7人乗り) 20.9 km/L 789.5円
フリード HYBRID G(4WD, 6人乗り) 19.8 km/L 833.3円
フリード HYBRID CROSSTAR 20.9 km/L 789.5円
フリード HYBRID CROSSTAR(4WD) 19.8 km/L 833.3円
フリード+ HYBRID G 20.9 km/L 789.5円
フリード+ HYBRID G(4WD) 19.8 km/L 833.3円

※燃費はホンダ公式サイトを参考

燃費とは、ガソリン1Lあたりで走行できる距離をあらわすため、走行できる距離が多ければガソリン代が安くなります。

ガソリン車とハイブリッド車では、燃費の差があるため、どのくらい差があるかも確認していきましょう!

今回は、中間グレードである「フリードG」のガソリン車とハイブリッド車で検証します。

ガソリン車の場合

フリードのガソリン車だと燃費は17.0kmで、すごく良い!というわけではありませんが、悪い燃費ではないです。

実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km) 年間97,059円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km) 年間67,941円
  • たまにお出かけしたりする人(年間走行距離5,000km) 年間48,529円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km) 年間29,118円

続いて、ハイブリッド車のガソリン代を確認していきましょう。

ハイブリッド車の場合

フリードのハイブリッド車だと、燃費が20.9kmで十分良い燃費であると言えます。

ガソリン車同様に、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)年間78,947円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km) 年間55,263円
  • たまにお出かけしたりする人(年間走行距離5,000km) 年間39,474円 
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)年間 23,684円

ガソリン車とハイブリッド車を比較すると、10,000km走行する場合、20,000円までは差が付かないです。

ハイブリッド車の場合、多く走れば走るほど、ハイブリッドの恩恵が受けられます。

しかし、本体価格はハイブリッド車の方が40万近く高くなっているので注意が必要です。

本体価格40万の差額は、ガソリン代だけでは埋めるにはたくさんの距離を走行する必要があります。

そのため、総額でみるとガソリン車の方が安かったというパターンもあり、購入する際は、自分が車に乗る頻度や所有する期間なども考慮して購入の検討が必要です。

任意保険

フリードの任意保険は、30代ゴールド免許の場合でおよそ年間50,000円になります。

任意保険は、ドライバーによって加入する・しないが選べますが、当然入ることをオススメしています。

保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円くらいになる場合もあります。

また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、内容を確認してから加入するようにしましょう!

ほとんどの保険会社で、オンライン無料見積もりをおこなっているので自分が希望する保険内容で金額を一度確認してみるのがオススメです!

自動車税

フリードは排気量が、1.49L(1,496cc)のため、自動車税が30,500円に該当します。

中古車の場合は、新車登録した日付で金額がかわります。
新車登録日が、2019年9月30日以前であれば、左側記載の価格34,500円となります。

下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。

排気量(cc) 自動車税額 対象車種
2019年9月30日以前 2019年10月1日以降
軽自動車一律 10,800円 N-BOX(ホンダ) 、ジムニー(スズキ)など
1.0L(1,000cc)以下 29,500円 25,000円 ルーミー(トヨタ) 、クロスビー(スズキ)など
1.0L(1,000cc)超1.5L(1,500cc)以下 34,500円 30,500円 シエンタ(トヨタ) 、フリード(ホンダ)など
1.5L(1,500cc)超2.0L(2,000cc)以下 39,500円 36,000円 オデッセイ(ホンダ)など
2.0L(2,000cc)超2.5L(2,500cc)以下 45,000円 43,500円 デリカD:5(三菱)など
2.5L(2,500cc)超3.0L(3,000cc)以下 51,000円 50,000円 ランドクルーザー250(トヨタ)など
3.0L(3,000cc)超3.5L(3,500cc)以下 58,000円 57,000円 ランドクルーザー300(トヨタ) など
3.5L(3,500cc)超4.0L(4,000cc)以下 66,500円 65,500円 以下、一般利用ではないため省略
4.0L(4,000cc)超4.5L(4,500cc)以下 76,500円 75,500円
4.5L(4,500cc)超5.0L(5,000cc)以下 88,000円 87,000円
5.0L(5,000cc)超 110,000円 110,000円

※対象車種は、年式やグレードによって変わる場合があるので参考程度にご覧ください。

自動車税の支払いについてですが、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月31日)

乗用車と比較するとかなり軽自動車は自動車税が安いのが大きなポイントですね!

ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。

それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれています。

車検

フリードの車検代の相場は、54,050円(ニコニコ車検の場合)です。

車検費用は大きく分けると2つ「法定費用」と「基本料金」。

それぞれの内訳は以下の通りです。

◇法定費用 44,050円
・重量税 24,600円
・自賠責保険 17,650円
・印紙税 1,800円
◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
・基本料金 11,000円

ニコニコ車検の場合、ネットで予約をすると1,000円の割引が適応されます。

そのため、合計で54,050円となります。

ニコニコ車検公式サイト参照

価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける業者を探しましょう。

ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!

【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!

メンテナンス・消耗品

車を所有していると、最低限必要な消耗品があります。

フリードだと年間で60,000円程度です。

消耗品代は、毎年かかる費用が変わります。

特に、価格が高いタイヤを購入した年は高くなります。

消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。

項目 参考価格 寿命目安
夏タイヤ(18インチ) 20,000円(4本セット) 3年~5年 or 2万km
冬タイヤ(18インチ) 40,000円(4本セット) 2年~3年
ワイパー 5,000円 1年~2年
エンジンオイル 5,000円 半年 or 走行距離5,000km
洗車 1,000円/回 月1回程度

車を維持するために必要な備品です。

定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!

カーリースで維持費の負担を抑える

車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。

悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!

サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。

そのため、急な出費を防ぐことが可能です。

月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。

フリードのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!

あなたに向いているのはカーリース?購入?メリットとデメリットを比較!

まとめ

今回は、コンパクトな車でありながら室内が広く快適なホンダ フリードの維持費についてご紹介しました。

当然個人差はありますが、年間の維持費はガソリン車の場合約29万円、ハイブリッド車の場合は約27万円の維持費用がかかります。
内訳は以下のとおり。

  1. ガソリン代 
    ガソリン車の場合:年間29,118円~97,059円
    ハイブリッドの場合:年間23,684円〜78,947円
  2. 任意保険 年間約50,000円
  3. 自動車税 年間30,500円
  4. 車検 54,050円(基本2年に1回)
  5. メンテナンス・消耗品 60,000円

維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、最後に紹介したカーリースのように、維持費の負担を軽減することも一つの手段です。

フリードは、私も乗車したことがありますが、中がとても広いのに、街中でも乗りやすいコンパクトさも兼ね備えた非常にいい車でした!

みなさんも自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!

この記事の執筆者
香西 享

香西 享

北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。