カローラフィールダーの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説
トヨタのカローラフィールダーは、コンパクトなボディと広々とした室内空間が特徴のステーションワゴンです。
燃費も良く、使いやすい車となっているため荷物を載せてたくさん走る方に特におすすめの車となっています。
性能やデザインも重要ですが、購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを知ることも大切です。
今回は、カローラフィールダーの年間維持費について基本情報をもとにわかりやすく解説します。
- 目次
カローラフィールダーの基本情報
カローラフィールダーの基本情報は以下の通りです。
車名 | カローラフィールダー |
---|---|
メーカー | トヨタ |
発売日 | 2000年8月 |
モデル |
|
新車価格 | 1,786,400円~2,359,000円 |
排気量 | 1,496cc |
カローラフィールダーは、広い室内空間で荷物の運搬にも最適な車ですが、維持するためには一体何にいくらくらいかかるでしょうか?
ここからが本題、カローラフィールダーの維持費用をさっそく確認していきましょう!
カローラフィールダーの維持費は年間約24.1万円〜26.5万円!
カローラフィールダーを維持するのにかかる費用は、ハイブリッド車で年間約24.1万円、ガソリン車で年間約26.5万円です。
この金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費を含んでいます。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。
車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。
今回は、カローラフィールダーを所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介します。
カローラフィールダーにかかる維持費
カローラフィールダーを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。
- ガソリン
- 任意保険
- 自動車税
- 車検
- メンテナンス・消耗品
最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。
そのため、維持費の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。
5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、カローラフィールダーの年間維持費を一緒に確認していきましょう!
ガソリン
カローラフィールダーは、ガソリン車とハイブリッド車が販売されています。
ガソリン車の場合は年間約24,999円~年間約83,330円、ハイブリッド車の場合は年間約17,805円〜年間約59,350円となっています。
ガソリン代は、ドライバーの走行距離によって大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。
はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認しましょう。
グレード | 燃費 | 100Km走行した場合(ガソリン価格165円) |
---|---|---|
EX(ハイブリッド車 2WD) | 27.8 km/L | 593.5円 |
EX(ガソリン車 2WD・CVT) | 19.8 km/L | 833.3円 |
EX(ガソリン車 2WD・MT) | 17.2 km/L | 959.3円 |
EX(ガソリン車 4WD・CVT) | 15.6 km/L | 1,057.7円 |
燃費とは、ガソリン1Lあたりで走行できる距離をあらわすため、距離が多ければガソリン代が安くなります。
ガソリン車とハイブリッド車では、10km近く燃費の差があるため、ハイブリッドを選べばガソリン代をかなり抑えられます。
今回は、2WDのガソリン車「EX(ガソリン車 2WD・CVT)」とハイブリッド車「EX(ハイブリッド車 2WD)」で検証します。
ガソリン車の場合
カローラフィールダーのガソリン車だと燃費は19.8km/Lで、ハイブリッドには劣りますが比較的良好な燃費といえるでしょう。
実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約83,330円
- 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約58,331円
- たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km)約41,665円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)約24,999円
続いて、ハイブリッド車のガソリン代を確認していきましょう。
ハイブリッド車の場合
カローラフィールダーのハイブリッド車だと、燃費が27.8km/Lで非常に優れた燃費性能を持っています。
ガソリン車同様に、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約59,350円
- 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約41,545円
- たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km)約29,675円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)約17,805円
ガソリン車とハイブリッド車を比較すると、10,000km走行する場合で、約23,980円の差がつきます。
ハイブリッド車の場合、多く走るほどハイブリッドの恩恵が受けられますが、本体価格は約44万円ハイブリッド車の方が高くなっているので注意が必要です。
総額でみるとガソリン車の方が安かったというパターンもあるので、購入する際は、自分の車に乗る頻度や所有する予定の期間なども考慮して購入の検討が必要です。
任意保険
カローラフィールダーの任意保険は、60歳ゴールド免許20等級の場合でおよそ年間約47,300円です。
任意保険は、ドライバーによって加入する・しないが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円を超える方も多いです。
また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、保証内容を確認してから加入するようにしましょう!
オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです。
自動車税
カローラフィールダーの排気量は1,496ccのため、自動車税は年間30,500円です。
下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。
排気量(cc) | 年税額 | 対象車種 |
---|---|---|
軽自動車一律 | 10,800円 | ハスラー ジムニー(スズキ) |
1,000cc以下 | 25,000円 | ルーミー(トヨタ) トール(ダイハツ) |
1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 | カローラフィールダー(トヨタ) ノート(日産) |
1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 | オデッセイ(ホンダ) |
2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 | デリカD:5(三菱) |
2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 | ランドクルーザー250(トヨタ) |
3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 | キャンピングカーなど |
3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 | 以下、一般利用ではないため省略 |
4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 | |
4,500cc超5,000cc以下 | 87,000円 | |
5,000cc超 | 110,000円 |
※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表
※対象車種は、年式やグレードによって変わる場合があるので参考程度にご覧ください
自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)
ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。
それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれています。
車検
カローラフィールダーの車検費用は、54,050円(ニコニコ車検の場合)です。
車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。
それぞれの内訳は以下の通りです。
- ◇法定費用 44,050円
- ・重量税 24,600円
- ・自賠責保険 17,650円
- ・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
- ◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
- ・基本料金 11,000円
ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で54,050円となります。
価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。
ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!
【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!
消耗品・メンテナンス
カローラフィールダーの消耗品代は毎年変化しますが、今回は最低限必要な消耗品やメンテナンス費用を参考に計算しました。年間で約50,000円が目安です。
消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。
項目 | 参考価格 | 寿命目安 |
---|---|---|
夏タイヤ(14インチ) | 35,000円 | 3年~5年 or 20,000km |
冬タイヤ(14インチ) | 40,000円 | 2年~4年 |
ワイパー | 5,000円 | 1年~2年 |
エンジンオイル | 5,000円 | 半年 or 走行距離5,000km |
定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!
カーリースで維持費の負担を抑える
車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
そのため、急な出費を防ぐことが可能です。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。
カローラフィールダーのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!
まとめ
今回は、2000年8月に発売されて以来、室内空間が広く荷物の運搬にも最適な「トヨタ カローラフィールダー」の維持費についてご紹介しました。
当然個人差はありますが、年間の維持費はガソリン車で約26.5万円、ハイブリッド車で約24.1万円です。
内訳は以下のとおり。
-
- ガソリン代
- ガソリン車:年間約24,999円〜年間約83,330円
- ハイブリッド車:年間約17,805円〜年間約59,350円
- 任意保険 年間47,300円(ゴールド20等級60歳の場合)
- 自動車税 年間30,500円
- 車検 54,050円(基本2年に1回)
- メンテナンス・消耗品 約50,000円
維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、カーリースのように、維持費の負担を軽減することも一つの手段です。
カローラフィールダーは、走行性や利便性などを兼ね備えたコスパが良い車となっています。
荷台が広く、燃費が非常に良いため荷物の運搬が多い方に特にオススメの車となっています。
みなさんも自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!
- この記事の執筆者
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香西 享
北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。