アクアの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

トヨタのアクアは、世界トップクラスの燃費性能やデザイン性の高さから、2011年の販売から10年以上も高い人気を維持し続けている、ハイブリッドコンパクトカーです。
他のコンパクトカーに比べても高水準の燃費であるため、2021年7月のフルモデルチェンジ後も根強い人気を誇ります。
購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを忘れてはいけません。
今回は、アクアの年間維持費を計算したので、わかりやすく解説していきます。
- 目次
アクアの基本情報
アクアの基本情報は以下の通りです。
車名 | アクア |
---|---|
メーカー | トヨタ |
発売日 | 2011年12月 |
モデル |
|
新車価格 | 2,146,000円~2,837,000円 |
排気量 | 1,490㏄ |
低燃費でガソリン代が安く済む印象がありますが、他の維持費用は一体何にいくらくらいかかるでしょうか?
ここからが本題、アクア維持費用をさっそく確認していきましょう!
アクアの維持費は年間約24.4万円!
アクアを維持するのにかかる費用は、年間で約24.4万です。
上記の24.4万円という金額は、2年に1回の車検やスタッドレスタイヤの交換を行った年の維持費となっています。
ただ、車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安いです。
車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要なので確認していきましょう。
今回は、アクアを所有するうえで知っておきたい維持費用をわかりやすく紹介していきます。
アクアにかかる維持費
アクアを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。
- ガソリン
- 任意保険
- 自動車税
- 車検
- メンテナンス・消耗品
最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。
そのため、維持費用の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。
5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、アクアの維持費についてより詳しく確認していきましょう!
ガソリン
アクアのガソリン代は、年間約16,500円~約55,000円です。
乗る回数が多ければ維持費は高くなり、少なければ維持費は安くなります。
車の乗り方や乗る距離によってガソリン代が変化することを理解しておきましょう。
ハイブリッド車は乗用車に比べて燃費がいいため、ガソリン代は安くすむことが多いです。
アクアは、ほとんどのグレードで燃費が30km/Lを超えているので燃費が非常にいい車と言えます。
アクアのグレードごとの燃費と100km走行した場合ガソリン代はいくらになるか計算してみました。
グレード | 燃費 | 100㎞走行した場合(ガソリン価格165円) |
---|---|---|
X(2WD) | 34.6 km/L | 476.9円 |
G(2WD) | 33.6 km/L | 491.1円 |
Z(2WD) | 33.6 km/L | 491.1円 |
特別仕様車 Z “Raffine”(2WD) | 32.0 km/L | 515.6円 |
X(E-Four) | 30.0 km/L | 550.0円 |
G(E-Four) | 30.0 km/L | 550.0円 |
Z(E-Four) | 30.0 km/L | 550.0円 |
特別仕様車 Z “Raffine”(E-Four) | 30.0 km/L | 550.0円 |
月に1,000km走行する場合であれば、表に記載した金額の10倍の価格が1ヵ月のガソリン代になります。
車は、走行距離によってガソリン代が変化するので、カーライフごとに目安の年間維持費を算出してみました。
G(E-Four)でガソリン代165円/Lの場合
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約55,000円
- 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約38,500円
- たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km)約27,500円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)約16,500円
ただ、今回紹介したのはあくまでも目安の燃費で算出した価格です。
環境や年式などによっても異なります。
最近では、燃費の状況が確認できる車も多いので、機会があればご自身の車の実際の燃費とカタログの燃費を比較してみてください。
任意保険
アクアの任意保険は、40代ゴールド免許(20等級)の場合でおよそ年間約55,000円です。
任意保険は、ドライバーによって加入するかしないかが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円を超える場合も多いです。
また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、保証内容を確認してから加入するようにしましょう!
オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです。
自動車税
アクアの自動車税は、30,500円です。
下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。
排気量(cc) | 年税額 | 対象車種 |
---|---|---|
軽自動車一律 | 10,800円 | N-BOX(ホンダ)、 ジムニー(スズキ) |
1,000cc以下 | 25,000円 | ルーミー(トヨタ) 、クロスビー(スズキ) |
1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 | アクア(トヨタ)、フィット(ホンダ) |
1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 | ノア(トヨタ)、オデッセイ(ホンダ) |
2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 | デリカD:5(三菱) |
2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 | ランドクルーザー250(トヨタ) |
3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 | ランドクルーザー300(トヨタ)など |
3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 | 以下、一般利用ではないため省略 |
4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 | |
4,500cc超5,000cc以下 | 87,000円 | |
5,000cc超 | 110,000円 |
※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表
自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)
また、アクアはグリーン車特例が適用される車種です。
グリーン車特例とは、環境保護を目的としており基準を満たしている車の自動車税が購入の翌年軽減される制度です。
詳しく知りたい方は、以下のトヨタ公式サイトでご確認いただけます。
ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。
それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は車検代に含まれています。
続いては、アクアの車検代について確認していきましょう!
車検
アクアの車検代は、29,450〜44,450円(ニコニコ車検の場合)となっています。
なぜ価格差があるかというと、新規登録をされた日によって「エコカー減税」が適応されるからです。
エコカー減税とは、自動車税が優遇される制度で、2026年4月30日までに対象車両の新車新規登録等を行った場合が対象となります。
ただ、エコカー減税は継続的に減税されるわけではなく、最初の1回のみが適応されることを理解しておきましょう!
エコカー減税が適応された場合と、されなかった場合で価格を比較してみましょう。
それぞれの内訳は以下の通りです。
エコカー減税対象 | エコカー減税対象外 | |
---|---|---|
法定費用(合計) | 19,450円 | 19,450円 |
重量税 | 0円 | 15,000円 |
自賠責保険 | 17,650円 | 17,650円 |
印紙税※指定整備工場の場合 | 1,800円 | 1,800円 |
基本料金 | 11,000円 | 11,000円 |
車検料金(合計) | 29,450円 | 44,450円 |
エコカー減税の場合、重量税がかからなくなるため、車検代が軽減されます。
しかし、2024年1月1日以降に新規登録した車は、初回分のみの重量税免除となることを覚えておきましょう!
ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円の割引もあり、安くて29,450円、高くても合計で44,450円となります。
価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。
ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!
【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!
消耗品・メンテナンス
車を所有していると、最低限必要な消耗品があります。
アクアだと年間で約60,000円ですが、消耗品代は毎年変化するため、今回は最低限必要な消耗品やメンテナンス費用を参考に計算しました。
今回は、一般的に必要な消耗品やメンテナンス費用を参考に計算しました。
消耗品の参考価格と寿命をご確認ください。
項目 | 参考価格 | 寿命目安 |
---|---|---|
夏タイヤ(15インチ) | 40,000円(4本セット) | 3年~5年 or 20,000km |
冬タイヤ(15インチ) | 50,000円(4本セット) | 2年~4年 |
ワイパー | 5,000円 | 1年~2年 |
エンジンオイル | 5,000円 | 半年 or 走行距離5,000km |
上記は車を維持するために必要な備品です。
定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!
カーリースで維持費の負担を抑える
車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
そのため、急な出費を防ぐことが可能です。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。
アクアのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!
まとめ
今回は、発売から10年以上たった今でも、日本・世界トップクラスの燃費性能と人気を誇る「トヨタ アクア」の維持費についてご紹介しました。
当然個人差はありますが、年間の維持費は約24.4万円です。
内訳は以下のとおり。
- ガソリン代 年間16,500円~約55,000円
- 任意保険 年間約55,000円
- 自動車税 年間30,500円
- 車検 2年で約29,450〜44,450円
- メンテナンス・消耗品 約60,000円
維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって必要なお金が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、記事で紹介したカーリースのように、維持の負担を軽減することも一つの手段です。
アクアの標準車は、全グレード30km/L以上の燃費となっておりガソリン代を抑えたい方にとってオススメの1台です。
年間の維持費も参考にして、自分にピッタリの車を見つけ楽しいカーライフを過ごしましょう!
- この記事の執筆者
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香西 享
北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。