ランドクルーザー300の維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

ランドクルーザー300は、2021年8月にトヨタが発売を開始した、世界中で愛されるシリーズの最上位モデルです。
その圧倒的な走行性能や快適な室内空間、高級感あふれるデザインが特徴で、ガソリン車とディーゼル車の2種類が用意されています。
今回は、ランドクルーザー300の基本情報をもとに、ガソリン車とディーゼル車それぞれの年間維持費とその内訳について詳しく解説します!
- 目次
ランドクルーザー300の基本情報
ランドクルーザー300の基本情報は以下の通りです。
車種名 | ランドクルーザー300 |
---|---|
メーカー | トヨタ |
発売日 | 2021年8月2日 |
新車価格 | 5,100,000円~8,000,000円 |
排気量(ガソリン) | ガソリン車:3,444cc、ディーゼル車:3,345cc |
ランドクルーザー300は、多くの方に愛されている車ですが、一体どのくらい維持費がかかるのでしょうか?
ここからが本題、ランドクルーザー300の維持費をさっそく確認していきましょう!
ランドクルーザー300の維持費は年間約44.5万円〜約48.3万円!
ランドクルーザー300を維持するためには、ガソリン車で年間約483,920円、ディーゼル車で年間約445,220円の費用がかかります。
この金額には、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の費用も含まれています。
車検がない年や、メンテナンスの頻度が少ない年は、もう少し費用を抑えることが可能です。
車の購入を検討する際には、車体価格に加え、維持費についてもしっかり検討することが重要です。
ランドクルーザー300にかかる維持費
ランドクルーザー300を所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。
- ガソリン
- 任意保険
- 自動車税
- 車検
- メンテナンス・消耗品
これら5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、ランドクルーザー300の年間維持費を一緒に確認していきましょう!
ガソリン
ランドクルーザー300は、ガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車が提供されています。
年間のガソリン代はガソリン車で約208,800円、ディーゼル車で約170,100円です。
ガソリン代は、ドライバーの走行距離や運転スタイルによって大きく変わるため、ご自身のカーライフに合わせた費用の確認が必要です。
まず、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認してみましょう。
グレード | 燃費 | 100km走行した場合 (ガソリン価格165円) |
---|---|---|
GX(3.5L ガソリン) | 8.0 km/L | 約2,062円 |
AX(3.5L ガソリン) | 8.0km/L | 約2,062円 |
VX(3.5L ガソリン) | 7.9km/L | 約2,088円 |
ZX(3.5L ガソリン) | 7.9km/L | 約2,088円 |
グレード | 燃費 | 100㎞走行した場合(ガソリン価格135円) |
---|---|---|
ZX(3.3L ディーゼル | 9.7km/L | 約1,701円 |
GR SPORT(3.3L ディーゼル) | 9.7km/L | 約1,071円 |
ランドクルーザー300は、長距離を頻繁に走行する用途にも適しているため、ディーゼル車が燃費面で経済的な選択肢となることが多いです。
車体価格やメンテナンス費用も含めて比較検討することが重要です。
ガソリンエンジン車の場合
ランドクルーザー300のガソリン車の場合、燃費は8.0km/L(AXグレード)です。
実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。(ガソリン価格165円/Lの場合)
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約208,800円
- 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約146,160円
- たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km) 約104,400円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km) 約62,640円
ディーゼルエンジン車の場合
ランドクルーザー300のディーゼル車の場合、両グレードとも燃費は9.7km/Lです。
同様に、ディーゼル代を試算しました。(軽油価格135円/Lの場合)
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約170,100円
- 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約119,070円
- たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km) 約85,050円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)約51,030円
年間10,000km走行した場合、ディーゼル車の方がガソリン車よりも約38,700円安くなります。
ディーゼル車は燃費効率が高いため、長距離運転を頻繁に行うドライバーにとって経済的な選択肢となります。
しかし、購入時の車体価格やメンテナンス費用も考慮して選ぶことが重要です。
任意保険
ランドクルーザー300の任意保険は、35歳以上のゴールド免許保有者、20等級の場合で年間約67,670円です。
任意保険は、ドライバーによって加入するかどうかを選べますが、万が一の事故やトラブルに備えるため、加入を強くおすすめします。
保証内容にはさまざまな種類があり、金額も異なります。
内容によっては年間で100,000円を超える方も多いです。
また、年齢や運転歴、免許の色によっても保険料は変動するため、保証内容をよく確認してから加入することが重要です。
最近では、オンラインで無料見積もりを提供している保険会社も多く、自分に合った保証内容で一度見積もりを取ることをおすすめします。
自動車税
ランドクルーザー300の排気量は、ガソリン車が3,444cc、ディーゼル車が3,345ccとなっており、どちらも自動車税は年間57,000円となります。
下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。
排気量(cc) | 年税額 | 対象車種 |
---|---|---|
軽自動車一律 | 10,800円 | N-BOX(ホンダ) |
1,000cc以下 | 25,000円 | クロスビー(スズキ) |
1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 | ノート(日産) |
1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 | CX-5(マツダ) |
2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 | デリカD:5(三菱) |
2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 | ランドクルーザー250(トヨタ) |
3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 | ランドクルーザー300(トヨタ) |
3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 | 以下、一般利用ではないため省略 |
4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 | |
4,500cc超5,000cc以下 | 87,000円 | |
5,000cc超 | 110,000円 |
※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表を基にしています。
動車税は、毎年5月に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります(青森県と秋田県は6月30日)。
車検
ランドクルーザー300の車検代の相場は、70,450円(ニコニコ車検の場合)です。
車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。
それぞれの内訳は以下の通りです。
- ◇法定費用60,450円
- ・重量税 41,000円
- ・自賠責保険 17,650円
- ・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
- ◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
- ・基本料金 11,000円
ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で70,450円となります。
ニコニコ車検公式サイト参照
(対象車が未掲載のためランドクルザーを参考)
車検は価格やサービス内容、口コミなどの情報をもとに比較して受ける会社を探すのがオススメです。
ネットで概算見積もりを依頼できるサービスも多いため、複数社で比較して選ぶのが良いでしょう。
【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!
メンテナンス・消耗品
ランドクルーザー300の年間メンテナンス・消耗品代は、約80,000円が目安です。
以下のような消耗品の費用を基に算出しています。
項目 | 参考価格 | 寿命目安 |
---|---|---|
夏タイヤ(18インチ) | 60,000円(4本セット) | 3年~5年 or 20,000km |
冬タイヤ(18インチ) | 70,000円(4本セット) | 2年~4年 |
ワイパー | 5,000円 | 1年~2年 |
エンジンオイル | 5,000円 | 半年 or 走行距離5,000km |
これらの消耗品は、定期的な交換やメンテナンスが必要です。
消耗品の交換時期を適切におこなうことが、安全な走行と車の長持ちにつながります。
カーリースで維持費の負担を抑える
車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
そのため、急な出費を防ぐことが可能です。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。
ランドクルーザー300のカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!
まとめ
今回は、2021年8月に発売してからトヨタの中でもファミリー層を中心に支持されている、「トヨタ ランドクルーザー300」の維持費についてご紹介しました。
当然個人差はありますが、年間の維持費はガソリン車で約48.3万円、ディーゼル車で約44.5万円です。
内訳は以下のとおり。
-
- ガソリン代
- ガソリン車:年間約208,800円
- ディーゼル車:年間約170,100円
-
- 任意保険
- 年間67,670円(35歳以上、ゴールド免許、20等級の場合)
-
- 自動車税
- 年間57,000円
-
- 車検
- 約62,250円(基本2年に1回)
-
- メンテナンス・消耗品 約65,000円
- 年間約80,000円
維持費は、個々の乗り方や管理方法によって変動します。
特に、長距離走行をする場合はディーゼル車が燃費面で経済的な選択肢になるでしょう。
また、カーリースを利用することで、維持費の負担を軽減し、計画的に車を所有する方法も検討できます。
ランドクルーザー300は、高級SUVであり、アウトドア好きな方やファミリー層、大型車を好む方に特におすすめです。
自分に合った車を選び、ランドクルーザー300とともに楽しいカーライフをお過ごしください!
- この記事の執筆者
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香西 享
北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。