ハスラーの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

ハスラーの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

ハスラーはSUV軽自動車の代表的な車で、2014年の登場から安定的な人気を集めています。
男女共に人気のハスラーですが、ガソリン代や車検代といった年間の維持費はどれくらい必要でしょうか。

今回は、基本情報を参考にハスラーの年間維持費を計算したので、わかりやすく解説します。

ハスラーの基本情報

ハスラーの基本情報は以下の通りです。

車名 ハスラー
メーカー スズキ
発売日 2014年1月
モデル
  1. 初代(MR31S/MR41S型 2014年-2019年)
  2. 2代目(MR52S/MR92S型 2020年-現在)
新車価格 1,365,100円~1,817,200円
排気量 658㏄

アウトドア好きにはたまらないSUVタイプの軽自動車で、デザイン・カラーバリエーションが豊富なことから男女共に人気がある車です。
SUV軽自動車ということもあり、維持費が気になる方も多いと思います。

気になるハスラーの年間維持費用を計算したので確認していきましょう!

ハスラーの維持費は年間約19.5万円

ハスラーを維持するのにかかる費用は、年間19.5万程度の維持費がかかります。
上記の19.5万という金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換した年の維持費用です。
車検の対象ではない年は、もう少し安くなります。

車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。

ハスラーを所有するうえで知っておきたい維持費用をわかりやすく紹介します。

ハスラーにかかる維持費

ハスラーを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。

  1. ガソリン
  2. 任意保険
  3. 自動車税
  4. 車検
  5. メンテナンス・消耗品

上記5つは、車を所有するのに必要となるお金です。
ハスラーは積雪地やアウトドア好きの方に特にオススメの軽自動車です。
気になる方はこの記事を参考にハスラーの維持費を確認していきましょう!

ガソリン

走行距離によってガソリン代が変化するので、カーライフごとに目安の年間維持費を算出してみました。

ハスラー HYBRID X(FF)の場合
  • 毎日車を使う方(年間走行距離10,000㎞)60,000円
  • 休みの日にドライブを楽しむ方(年間走行距離7,000㎞)42,000円
  • たまにお出かけしたりする方(年間走行距離5,000㎞)30,000円
  • 近所の買い物や送り迎えに乗る程度の方(年間走行距離3,000㎞)18,000円

上記のように、ガソリン代の維持費は個人差があります。
乗る回数が多ければ維持費は高くなり、少なければ維持費は安くなります。
車の乗り方や乗る距離によってガソリン代が変化することを理解しておきましょう。

アウトドア系のイメージがあるハスラー、「燃費が悪いのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思います。

実はハスラーは、燃費がとてもいいんです!

ハスラー HYBRID X(FF)の燃費は25㎞/Lで、デザイン・走行性・低燃費の三拍子がそろった車となっています。

ハスラーのグレードごとの燃費と100㎞走行した場合のガソリン代を確認してみましょう。

グレード 燃費 100㎞走行した場合(ガソリン価格150円)
ハスラー HYBRID X(FF) 25.0㎞ 600円
ハスラー HYBRID X(4WD) 23.4㎞ 645円
ハスラー HYBRID Xターボ(FF) 22.6㎞ 660円
ハスラー HYBRID Xターボ(4WD) 20.8㎞ 720円
ハスラー HYBRID G(FF) 25.0㎞ 600円
ハスラー HYBRID G(4WD) 23.4㎞ 645円
ハスラー HYBRID Gターボ(FF) 22.6㎞ 660円
ハスラー HYBRID Gターボ(4WD) 20.8㎞ 720円

※燃費は2024年1月のスズキ公式サイトを参考

月に1,000㎞走行する場合であれば、表に記載した金額の10倍の価格が1ヵ月のガソリン代になります。

ハスラーには「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」と、自分の走行する環境に応じて3つのモードに切り替えることが可能です。

この3つのモードで比較してみましょう!

HYBRID X(FF)グレードの場合
  • 市街地モード:22.9㎞
  • 郊外モード:26.4㎞
  • 高速モード:25.1㎞

高速道路や信号が少ない郊外を走るのとでは全然燃費が変わるのでガソリン代の節約にもなります。

ハスラーのガソリンタンクの容量が27Lなので、ガソリンを満タンに入れて郊外を走るのであれば、なんと約700㎞走行することが可能になります!
長距離移動する際、ガソリン代の節約するために混雑時間を避けて移動するのもおすすめです。

任意保険

ハスラーを所有するドライバーの任意保険額は、年間40,000円程度です。
この金額は、ハスラーを所有されている方が加入されている任意保険の相場になります。
補償内容を手厚くすれば保険料が高くなりますし、車両保証を付けなければ一気に価格を抑えることができます。

ハスラーでアウトドアを楽しみたいと考えている方は、急なトラブルに対応するためにも手厚い保険に入っている方がいいかもしれませんね。

年齢、運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、補償内容を確認してから加入するようにしましょう!
ネットで加入シミュレーションを試してみるのもオススメなので、ぜひ試してください。

車には、任意保険とは別にもう一つ加入義務のある保険があります。
それは、自賠責保険です。

自賠責保険は任意保険とは違い、車を所有するすべての方に加入が義務付けられています。
そのため、自賠責保険に加入しないまま運転をしてしまうと、1年以下の懲役または50万円以下の罰金や無保険での運転は交通違反となり違反点数6点が付され免許停止処分です。
自賠責保険は、下記で紹介する「車検」に含まれるので金額についてはこのあと詳しく紹介します。

自動車税

ハスラーの自動車税は、軽自動車一律の10,800円です。
乗用車は排気量によって、自動車税が異なります。

ハスラーと乗用車の自動車税の違いを確認しておきましょう。

排気量(cc) 年税額 対象車種
軽自動車一律 10,800円 ハスラー・ジムニー(スズキ) デリカミニ(三菱)
1.0L(1,000cc)以下 25,000円 ライズ(トヨタ) クロスビー(スズキ)
1.0L(1,000cc)超1.5L(1,500cc)以下 30,500円 ヤリスクロス(トヨタ) エクストレイル(日産)
1.5L(1,500cc)超2.0L(2,000cc)以下 36,000円 フォレスター(スバル)ハリアー(トヨタ)
2.0L(2,000cc)超2.5L(2,500cc)以下 43,500円 デリカD:5(三菱)
2.5L(2,500cc)超3.0L(3,000cc)以下 50,000円 ランドクルーザー250(トヨタ)
3.0L(3,000cc)超3.5L(3,500cc)以下 57,000円 ランクル(トヨタ)
3.5L(3,500cc)超4.0L(4,000cc)以下 65,500円 以下、一般利用ではないため省略
4.0L(4,000cc)超4.5L(4,500cc)以下 75,500円
4.5L(4,500cc)超5.0L(5,000cc)以下 87,000円
5.0L(5,000cc)超 110,000円

※対象車種は、年式やグレードによって変わる場合があるので参考程度にご覧ください。

自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5/31までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6/31)

ハスラーとよく間違われる、乗用車のクロスビーと比較すると、自動車税だけでも14,200円の差があります。
乗用車と比較するとかなり軽自動車は自動車税が安いのがメリットになりますね!

ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。
それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は車検代に含まれています。

車検

ハスラーの車検代の相場は、35,940円です。
車検は、新車の時以外は2年に1回行うのが一般的です。
車検費用は大きく分けると2つ「法定費用」と「基本料金」です。

◇法定費用 25,940円
・重量税 6,600円
・自賠責保険 17,540円
・印紙税 1,800円
◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
・基本料金 11,000円

ハスラーの車検費用の内訳(ニコニコ車検公式)

車検基本料は、業者によって変化します。
ニコニコ車検のように、相場より安く車検を受けられれば車検費用を抑えることができます。
サービス内容や品質は業者さんによって異なるので、価格やサービス、口コミなどを見て検討するようにしましょう!
複数社で見積もりをお願いしてみるのもオススメです。

車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。
期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!

消耗品

車を所有していると、最低限必要な消耗品があります。
ハスラーだと年間で50,000円程度です。

消耗品代は、毎年かかる費用が変わります。
特に、価格が高いタイヤを購入した年は高くなります。

ハスラーに乗ってスキーやスノーボードをしにいく!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
雪道にはスタッドレスタイヤが欠かせません。
タイヤのメンテナンス不足は思わぬ事故につながるので気を付けましょう。

消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。

項目 参考価格 寿命目安
夏タイヤ(15インチ) 20,000円
(4本セット)
3年~5年 or 2万㎞
冬タイヤ(15インチ) 40,000円
(4本セット)
2年~3年
ワイパー 5,000円 1年~2年
エンジンオイル 5,000円 半年 or 走行距離5,000キロ
洗車 1,000円/回 月1回程度

車を維持するために必要な備品です。
定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!

ハスラーとクロスビーの維持費を比較

ハスラーとクロスビーは、似たデザインの車です。
軽自動車と乗用車では、維持費はどのくらいの差があるのか確認してみましょう!

項目 ハスラー クロスビー
ガソリン(年間10,000㎞) 60,000円 82,500円
任意保険 40,000円 58,000円
自動車税 10,800円 25,000円
車検 35,940円 48,580円
メンテナンス・消耗品 50,000円 60,000円
合計 194,740円 274,080円

エンジンのパワーや乗り心地は、ハスラーが軽自動車規格なため劣ってしまいますが、デザインや大きさはかなり似ています。
しかし、軽自動車と乗用車というだけで8万円の差が付きます。
そのため、排気量やこまかな乗り心地にこだわりがなければ、コストが抑えられるハスラーを選ぶ方が多いようです。

カーリースで維持費の負担を抑える

車検やメンテナンス費用などは一度に大金が必要なため、急な出費に悩む方も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
そのため、急な出費を防ぐことが可能です。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。

ハスラーのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!

あなたに向いているのはカーリース?購入?メリットとデメリットを比較!

まとめ

今回は、男女共に非常に人気があるハスラーの維持費についてご紹介しました。

当然個人差はありますが、年間の維持費は約19.6万円です。
車検がない年は、16万程度まで安くなります。

内訳は以下のとおり。

  1. ガソリン代:年間18,000円~60,000円
  2. 任意保険:年間約40,000円
  3. 自動車税:年間10,800円
  4. 車検:2年に1回35,940円
  5. メンテナンス・消耗品:50,000円

やはり軽自動車は乗用車と比べると、維持費を抑えられます。
よく比較対象となる乗用車のクロスビーと比較したところ、年間の維持費は約8万円も差がつきます。
軽自動車でもアウトドアを楽しみたい方におすすめの車なので、今回紹介した維持費を車選びの参考にしてみてください!

この記事の執筆者
香西 享

香西 享

北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。