アウトランダーPHEVの年間維持費はどれくらい?内訳を詳しく解説

アウトランダーPHEVの年間維持費はどれくらい?内訳を詳しく解説

アウトランダーPHEVは、電気とガソリンの両方で走行できるプラグインハイブリッドSUVです。その特徴的な走行性能や利便性に加えて、維持費についても気になるポイントです。今回は、アウトランダーPHEVの年間維持費を詳しく解説していきます。

アウトランダーPHEVの基本情報

アウトランダーPHEVの基本情報は以下の通りです。

車種名 アウトランダーPHEV
メーカー 三菱
発売日 2021年12月
排気量 2,360cc
本体価格 4,990,000円~6,300,000円

アウトランダーPHEVの年間維持費は約34.8万円!

アウトランダーPHEVを維持するための年間費用は約34.8万円です。

この金額には、ガソリン代や車検、任意保険、メンテナンス費用が含まれています。
特に、2年に1回の車検やタイヤ交換の年は、この金額に変動があることも覚えておきましょう。

車検の対象でない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなることもあります。

車を購入する際には、本体価格以外にも、維持費がどれくらいかかるかを考慮することが重要です。

今回は、アウトランダーPHEVを所有するうえで知っておきたい維持費を詳しく解説します。

アウトランダーPHEVにかかる維持費

アウトランダーPHEVを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。

  1. ガソリン
  2. 任意保険
  3. 自動車税
  4. 車検
  5. メンテナンス・消耗品

これら5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかを詳しく解説していきますので、アウトランダーPHEVの年間維持費を一緒に確認していきましょう!

ガソリン

アウトランダーPHEVは、プラグインハイブリッド車ならではの高い燃費性能を持つ車です。

ガソリンエンジンと電動モーターの組み合わせにより、燃費効率が良く、年間のガソリン代は約101,850円です。

はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認してみましょう。

グレード 燃費 100Km走行した場合(ガソリン価格165円)
M (5人乗り) 17.6km/L 937.5円
G (5人乗り) 17.2km/L 959.3円
P (5人乗り) 17.2km/L 959.3円
P Executive Package (7人乗り) 17.2km/L 959.3円

※燃費は三菱公式サイトを参考

アウトランダーPHEV Gグレードの燃費は約17.2km/Lで、ガソリン価格を165円/Lとした場合、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに年間のガソリン代を算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000Km):約95,930円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000Km):約67,151円
  • たまにお出かけする人(年間走行距離5,000Km):約47,965円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000Km):約28,779円

PHEVならではの効率的な燃費性能によって年間の維持費用の負担を抑えることができます。

電動モーターによるEV走行とガソリン走行を組み合わせることで、経済的かつ環境に配慮した運転が可能です。

任意保険

アウトランダーPHEVの任意保険は、30歳以上・ゴールド免許・20等級の場合で年間約66,450円です。

任意保険は加入するかしないかを選べますが、安全性を確保するために加入をおすすめします。
保証内容にはさまざまな種類があり、金額も異なるため、保証内容によっては年間で100,000円を超えることもあります。

また、年齢や運転歴、免許の色など、加入者の状況によって保険料が変わるため、詳細な保証内容を確認してから加入することが重要です。

多くの保険会社では、オンラインで無料見積もりを提供しているため、希望する保証内容と金額を事前に確認しておくことがオススメです。

自動車税

アウトランダーPHEVの排気量は2,360ccのため、年間の自動車税は43,500円です。

下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。

排気量(cc) 年税額 対象車種
軽自動車一律 10,800円 N-BOX(ホンダ)
1,000cc以下 25,000円 クロスビー(スズキ)
1,000cc超1,500cc以下 30,500円 ノート(日産)
1,500cc超2,000cc以下 36,000円 CX-5(マツダ)
2,000cc超2,500cc以下 43,500円 アウトランダー PHEV(三菱)
2,500cc超3,000cc以下 50,000円 ランドクルーザー250(トヨタ)
3,000cc超3,500cc以下 57,000円 キャンピングカーなど
3,500cc超4,000cc以下 65,500円 以下、一般利用ではないため省略
4,000cc超4,500cc以下 75,500円
4,500cc超5,000cc以下 87,000円
5,000cc超 110,000円

※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表

自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)

車検

アウトランダーPHEVの車検費用は、2年に1回で約62,250円です。

車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。

それぞれの内訳は以下の通りです。

◇法定費用 52,250円
・重量税 32,800円
・自賠責保険 17,650円
・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
・基本料金 11,000円

ニコニコ車検では、ネット申し込みで1,000円割引が適用され、合計で62,250円となります。

ニコニコ車検公式サイト参照

価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。

ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!

【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!

メンテナンス・消耗品

アウトランダーPHEVのメンテナンスや消耗品の費用は、年間で約80,000円が目安です。

タイヤやオイル交換など、定期的なメンテナンスが必要です。

項目 参考価格 交換目安
夏タイヤ(18インチ) 60,000円(4本セット) 3年~5年 or 20,000km
冬タイヤ(18インチ) 70,000円(4本セット) 2年~4年
ワイパー 5,000円 1年~2年
エンジンオイル 5,000円 半年 or 走行距離5,000km

適切なメンテナンスを行うことで、長期間快適に安全に運転することが可能です。

カーリースで維持費の負担を抑える

車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。

悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!

サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。

そのため、急な出費を防ぐことが可能です。

月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。

アウトランダーPHEVのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!

あなたに向いているのはカーリース?購入?メリットとデメリットを比較!

まとめ

今回は、2021年12月に発売された「三菱 アウトランダーPHEV」の維持費についてご紹介しました。

もちろん、個人差はありますが、年間の維持費は約34.8万円です。
以下は、その内訳です。

  1. ガソリン代:年間約28,779円~約95,930円
  2. 任意保険:年間約66,450円(30歳以上、ゴールド免許、20等級の場合)
  3. 自動車税:年間43,500円
  4. 車検:62,250円(基本2年に1回)
  5. メンテナンス・消耗品:約80,000円

維持費は、乗り方や管理の方法によって変動します。また、カーリースを利用することで、維持費の負担を軽減することも可能です。

アウトランダーPHEVは、電動走行とガソリン走行の利点を兼ね備えた車で、特に長距離ドライブやアウトドアを楽しむ方に最適です。

また、環境意識の高いユーザーや家族連れの方にもおすすめです。

自分にピッタリの車を選んで、快適なカーライフを楽しみましょう!

この記事の執筆者
香西 享

香西 享

北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。