MAZDA3 FASTBACKの維持費はどれくらい？維持費の内訳をわかりやすく解説
MAZDA3 FASTBACKは、圧倒的なデザインと乗っていて楽しい走行性が魅力的な車です。
デザイン性は、発売翌年の「2020年ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞するほど注目されていました。
MAZDA3 FASTBACKでは、エンジンが4タイプ販売されており、人気のクリーンディーゼルや2019年から実用化された新世代ガソリンなど、ニーズにあったエンジンタイプを選べるのも魅力のひとつです。
今回は、MAZDA3 FASTBACKの年間かかる維持費について基本情報をもとに計算したので、わかりやすく解説していきます。
- 目次
MAZDA3 FASTBACKの基本情報
MAZDA3 FASTBACKの基本情報は以下の通りです。
| 車名 | MAZDA3 FASTBACK |
|---|---|
| メーカー | マツダ |
| 発売日 | 2019年5月 |
| モデル |
|
| 新車価格 | 2,288,000円～3,902,800円 |
| 排気量 |
|
2019年5月に発売してからマツダの中でも幅広いユーザーに支持されている、MAZDA3 FASTBACKを維持するためには一体何にいくらくらいかかるでしょうか？
ここからが本題、MAZDA3 FASTBACK維持費用をさっそく確認していきましょう！
MAZDA3 FASTBACKの維持費は年間約28.3万円〜約32.1万円！
MAZDA3 FASTBACKを維持するのにかかる費用は、ガソリン車で年間約30.9万円、ハイブリッド車で年間約32.1万円、ディーゼル車で年間約28.3万円の維持費がかかります。
上記の金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費です。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。
車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。
今回は、MAZDA3 FASTBACKを所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介します。
MAZDA3 FASTBACKにかかる維持費
MAZDA3 FASTBACKを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。
- ガソリン
- 任意保険
- 自動車税
- 車検
- メンテナンス・消耗品
最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。
そのため、維持費の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。
5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、MAZDA3 FASTBACKの年間維持費を一緒に確認していきましょう！
ガソリン
MAZDA3 FASTBACKのガソリン代は、年間約31,132円〜年間約103,774円となっています。「ガソリン」「マイルドハイブリッド」「クリーンディーゼル」「新世代ガソリン」の4種類のエンジンで燃費は大きく変化します。
エンジンごとの燃費は以下のとおりです。
| グレード | 駆動 | 燃費 | 100km走行した場合 （ガソリン価格165円） |
|---|---|---|---|
| SKYACTIV-G 1.5(ガソリン) | 2WD | 16.6 km／L | 994.0円 |
| e-SKYACTIV G 2.0（マイルドハイブリッド） | 2WD | 16.4km／L | 1006.1円 |
| （マイルドハイブリッド） | 4WD | 15.9km／L | 1037.7円 |
| グレード | 駆動 | 燃費 | 100km走行した場合 （ガソリン価格145円） |
|---|---|---|---|
| SKYACTIV-D 1.8（クリーンディーゼル） | 2WD | 21.5km／L | 674.0円 |
| 4WD | 20.0km／L | 725.0円 |
| グレード | 駆動 | 燃費 | 100km走行した場合 （ガソリン価格185円） |
|---|---|---|---|
| e-SKYACTIV X(新世代ガソリン) | 4WD | 16.7 km／L | 1,107.8円 |
MAZDA3 FASTBACKの場合は、レギュラー・軽油・ガソリンがあるため油種によっても大きく変化します。
また、ドライバーの走行距離によっても大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。
はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認しましょう。 燃費とは、ガソリン１Lあたりで走行できる距離をあらわすため、距離が多ければガソリン代が安くなります。
どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度（走行距離）ごとに算出しました。
油種別に紹介していきます。
ガソリン車（レギュラー）の場合
MAZDA3 FASTBACKのガソリン車だと燃費は15.9km／Lで、良い燃費です。
【e-SKYACTIV G 2.0の燃費15.9km／Lでガソリン165円／L（レギュラー）の場合】
- 毎日車を使う人（年間走行距離10,000km）約103,774円
- 休みの日にドライブを楽しむ人（年間走行距離7,000km） 約72,642円
- たまにお出かけする人（年間走行距離5,000km） 約51,887円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人（年間走行距離3,000km）約31,132円
続いて、ディーゼル車のガソリン代を確認していきましょう。
ディーゼル車の場合
MAZDA3 FASTBACの「SKYACTIV-D 1.8」では、他の2タイプよりも燃費が4kmほど良く、油種が軽油のためガソリン代は安くなります。
そのため、非常に人気のあるグレードです。
ガソリン車と同様に、利用頻度ごとのガソリン代を確認していきましょう。
【SKYACTIV-D 1.8の燃費20.0km／Lでガソリン代145円／Ⅼ（軽油）の場合】
- 毎日車を使う人（年間走行距離10,000km）約72,500円
- 休みの日にドライブを楽しむ人（年間走行距離7,000km）約50,750円
- たまにお出かけする人（年間走行距離5,000km） 約36,250円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人（年間走行距離3,000km）約21,750円
ガソリン車とディーゼル車を比較すると、10,000km走行する場合で、31,000円の差が付きます。
ディーゼル車の場合、ガソリンより安い軽油を燃料としているので燃料費は安くなりますが、本体価格はディーゼル車の方が27万円ほど高くなっています。
続いて、ハイブリッド車のガソリン代を確認していきましょう。
新世代ガソリン車（ハイオク）の場合
MAZDA3 FASTBACKの「e-SKYACTIV X」では、燃費が16.7km／Lとガソリン車より燃費は良いですが、油種がハイオクのため一番ガソリン代が高いです。
ガソリン車と同様に、利用頻度ごとのガソリン代を確認していきましょう。
【SKYACTIV-D Xの燃費16.7km／Lでガソリン185円／Lの場合】
- 毎日車を使う人（年間走行距離10,000km）約110,778円
- 休みの日にドライブを楽しむ人（年間走行距離7,000km）約77,545円
- たまにお出かけする人（年間走行距離5,000km） 約55,389円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人（年間走行距離3,000km）約33,234円
ディーゼル車と新世代ガソリン車を比較すると、10,000km走行する場合では、年間で30,000円近くも差がついてしまいます。
本体価格は、グレードによって価格差が結構あるので、購入を検討する場合は、各グレードでどれくらいガソリン代がかかるか確認しておきましょう。
任意保険
MAZDA3 FASTBACKの任意保険は、40代ゴールド免許11等級の場合でおよそ年間約45,960円です。
任意保険は、ドライバーによって加入する・しないが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円を超える方も多いです。
また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、保証内容を確認してから加入するようにしましょう！
オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです。
自動車税
MAZDA3 FASTBACKの排気量は、ガソリン車は1.496ccのため自動車税が30,500円、ハイブリッド車は1.997cc、ディーゼル車は1.756ccのため自動車税が36,000円に該当します。
下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。
| 排気量（cc） | 年税額 | 対象車種 |
|---|---|---|
| 軽自動車一律 | 10,800円 | ジムニー（スズキ） |
| 1,000cc以下 | 25,000円 | ルーミー（トヨタ） クロスビー（スズキ） |
| 1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 | ガソリン車：MAZDA3 FASTBACK（マツダ） フィット（ホンダ） |
| 1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 | 新世代ガソリン・ディーゼル車：MAZDA3 FASTBACK（マツダ） |
| 2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 | デリカD:5（三菱） |
| 2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 | ランドクルーザー250（トヨタ） |
| 3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 | キャンピングカーなど |
| 3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 | 以下、一般利用ではないため省略 |
| 4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 | |
| 4,500cc超5,000cc以下 | 87,000円 | |
| 5,000cc超 | 110,000円 |
※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表
※対象車種は、年式やグレードによって変わる場合があるので参考程度にご覧ください
自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。（青森県と秋田県は6月30日）
ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。
それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの？」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれています。
車検
MAZDA3 FASTBACKの車検代の相場は、54,050円（ニコニコ車検の場合）です。
車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。
それぞれの内訳は以下の通りです。
- ◇法定費用 44,050円
- ・重量税 24,600円
- ・自賠責保険 17,650円
- ・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
- ◇車検基本料金（ニコニコ車検の場合）
- ・基本料金 11,000円
ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で 54,050円となります。
価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。
ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです！
【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう！
消耗品・メンテナンス
MAZDA3 FASTBACKだと年間で約75,000円ですが、消耗品代は毎年変化するため、今回は最低限必要な消耗品やメンテナンス費用を参考に計算しました。
消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。
| 項目 | 参考価格 | 寿命目安 |
|---|---|---|
| 夏タイヤ（18インチ） | 55,000円（4本セット） | 3年～5年 or 20,000km |
| 冬タイヤ（18インチ） | 65,000円（4本セット） | 2年～4年 |
| ワイパー | 5,000円 | 1年～2年 |
| エンジンオイル | 5,000円 | 半年 or 走行距離5,000km |
定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう！
カーリースで維持費の負担を抑える
車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう！
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
そのため、急な出費を防ぐことが可能です。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。
MAZDA3 FASTBACKのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます！
まとめ
今回は、スタイリッシュな見た目で、デザイン性がとにかく高い「MAZDA3 FASTBACK」の維持費についてご紹介しました。
当然個人差はありますが年間の維持費は、ガソリン車で約30.9万円、ハイブリッド車で約32.1万円、ディーゼル車で約28.3万円の維持費がかかります。
内訳は以下のとおり。
-
- ガソリン代
- ガソリン車（レギュラー）の場合：年間約31,132円～年間約103,774円
- ディーゼル車（軽油）の場合：年間約21,750円〜年間約72,500円
- 新世代ガソリン車（ハイオク）の場合：年間約33,234円～年間約110,778円
- 任意保険 年間45,960円（40代ゴールド免許11等級の場合）
-
- 自動車税
- ガソリン車（レギュラー）の場合：年間30,500円
- ディーゼル車（軽油）の場合：年間36,000円
- 新世代ガソリン車（ハイオク）の場合：年間36,000円
- 車検 約54,050円（基本2年に1回）
- メンテナンス・消耗品 約75,000円
維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、最後に紹介したカーリースのように、維持費の負担を軽減することも一つの手段です。
MAZDA3 FASTBACKは、エンジンによって「レギュラー」「軽油」「ハイオク」と油種が異なるため、エンジンによってガソリン代が変化します。
自分が車に何を求めているかによって、選ぶ種類は変わるので、各種類のメリット・デメリットを比較して購入するのがオススメです。
みなさんも自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう！
- この記事の執筆者
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香西 享
北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。