CX-60の維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

CX-60の維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

マツダのCX-60は、高級感あふれるデザインと高性能を兼ね備えた大型SUVです。

ガソリン、ディーゼル、PHEVのラインナップがあり、様々なニーズに対応しています。

走行性においても快適な乗り心地で、日常使用からロングドライブまで幅広いシーンで活躍する車です。

性能やデザインも重要ですが、購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを知ることも大切です。

今回は、CX-60の年間維持費について基本情報をもとにわかりやすく解説します。

CX-60の基本情報

CX-60の基本情報は以下の通りです。

車名 CX-60
メーカー マツダ
発売日 2022年9月
モデル
  1. 初代(2022年 - )
新車価格 3,223,000円~6,462,500円
排気量(ガソリン) ガソリン:2488cc、ディーゼル:3283cc

マツダの人気SUVの中でも高級感があるCX-60ですが、維持するためには一体何にいくらくらいかかるでしょうか?

ここからが本題、CX-60の維持費用をさっそく確認していきましょう!

CX-60の維持費は年間約33.4万円〜約37.8万円!

CX-60を維持するのにかかる費用は、ガソリン車で年間約37.8万円、ディーゼル車で年間約34.3万円、ディーゼルハイブリッド車で33.4万円の維持費がかかります。

この金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費を含んでいます。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。

車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。

今回は、CX-60を所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介します。

CX-60にかかる維持費

CX-60を所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。

  1. ガソリン
  2. 任意保険
  3. 自動車税
  4. 車検
  5. メンテナンス・消耗品

最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。

そのため、維持費の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。

5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、CX-60の年間維持費を一緒に確認していきましょう!

ガソリン

CX-60は、グレードごとにガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車が販売されています。

それぞれのガソリン代は、ガソリン車の場合は年間約38,076円~約126,920円、ディーゼル車の場合は年間約23,514円~約78,380円、ディーゼルハイブリッド車の場合は年間約20,616円~約68,720円となっています。

ガソリン代は、ドライバーの走行距離によって大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。

はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認しましょう。

【ガソリン車】
グレード 燃費 100km走行した場合 (ガソリン価格165円)
25SSパッケージ (FR) 14.2 km/L 1,161.3円
25SSパッケージ (4WD) 13.1 km/L 1,259.5円
25SLパッケージ (FR) 14.1 km/L 1,170.2円
25SLパッケージ (4WD) 13.0 km/L 1,269.2円
25S エクスクルーシブモード (FR) 14.1 km/L 1,170.2円
25S エクスクルーシブモード (4WD) 13.0 km/L 1,269.2円
【ディーゼル車・PHEV】
グレード 燃費 100㎞走行した場合(軽油価格145円)
XD (FR) 19.8 km/L 732.3円
XD (4WD) 18.5 km/L 783.8円
XD Sパッケージ (FR) 19.8 km/L 732.3円
XD Sパッケージ (4WD) 18.5 km/L 783.8円
XD Lパッケージ (FR) 19.8 km/L 732.3円
XD Lパッケージ (4WD) 18.5 km/L 783.8円
XD エクスクルーシブモード (FR) 19.6 km/L 739.8円
XD エクスクルーシブモード (4WD) 18.3 km/L 792.3円
【ディーゼルハイブリッド】
グレード 燃費 100㎞走行した場合(軽油価格145円)
XD-ハイブリッド エクスクルーシブスポーツ 21.1 km/L 687.2円
XD-ハイブリッド エクスクルーシブモダン 21.1 km/L 687.2円
XD-ハイブリッド プレミアムスポーツ 21.0 km/L 690.5円
XD-ハイブリッド プレミアムモダン 21.0 km/L 690.5円

※燃費はマツダ公式サイトを参考

燃費とは、ガソリン1Lあたりで走行できる距離をあらわすため、距離が多ければガソリン代が安くなります。

ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車では燃費の差があるため、どのくらい差があるかも確認していきましょう!

今回は、ガソリン車「25SLパッケージ (4WD)」、ディーゼル車「XD (4WD)」、ハイブリッド車「XD-ハイブリッド エクスクルーシブスポーツ」で検証します。

ガソリン車の場合

CX-60のガソリン車だと燃費は13.0km/Lで、大型SUVとしては標準的な燃費性能です。

実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km):約126,920円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km):約88,844円
  • たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km): 約63,460円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km): 約38,076円

ディーゼル車の場合

CX-60のディーゼル車だと、燃費が18.5km/Lと良好で、さらに油種が軽油のため燃料代がかなり抑えられます。

ガソリン車同様に、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km):約78,380円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km):約54,866円
  • たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km): 約39,190円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km):約23,514円

ディーゼルハイブリッド車の場合

CX-60のハイブリッド車だと、燃費が21.1km/Lと低燃費に加え、油種も軽油なためガソリン代をかなり抑えられます。

ハイブリッド車でも、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約68,720円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約48,104円
  • たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km) 約34,360円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)約20,616円

ディーゼル車は、油種が軽油なため非常にガソリン代を抑えられます。

また、ハイブリッドにおいては21.1km/Lと大型SUVでは業界TOPクラスの燃費を実現し、ガソリン代をかなり抑えられます。

ただ、車体本体はハイブリッド車が高くなっておりますので、購入する際は、自分の車に乗る頻度や所有する予定の期間なども考慮して検討が必要です。

任意保険

CX-60の任意保険は、29歳(男性)ゴールド免許6等級の場合でおよそ年間75,170円です。

任意保険は、ドライバーによって加入する・しないが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円を超える方も多いです。

また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、保証内容を確認してから加入するようにしましょう!

オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです。

自動車税

CX-60の自動車税は、ガソリン車が年間43,500円、ディーゼル車が年間57,000円です。

下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。

排気量(cc) 年税額 対象車種
軽自動車一律 10,800円 ハスラー、ジムニー(スズキ)
1,000cc以下 25,000円 クロアスビー(スズキ)
1,000cc超1,500cc以下 30,500円 ヤリス(トヨタ) ノート(日産)
1,500cc超2,000cc以下 36,000円 オデッセイ(ホンダ)
2,000cc超2,500cc以下 43,500円 CX-60 :ガソリン(マツダ)
2,500cc超3,000cc以下 50,000円 ランドクルーザー250(トヨタ)
3,000cc超3,500cc以下 57,000円 CX-60 :ガソリン(ディーゼル)
3,500cc超4,000cc以下 65,500円 以下、一般利用ではないため省略
4,000cc超4,500cc以下 75,500円
4,500cc超5,000cc以下 87,000円
5,000cc超 110,000円

※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表

自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)

ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。

それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれています。

車検

CX-60の車検代の相場は、62,250円です。

車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。

それぞれの内訳は以下の通りです。

◇法定費用 52,250円
・重量税 32,800円
・自賠責保険 17,650円
・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
◇車検基本料金
・基本料金 11,000円

ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で 62,250円となります。

ニコニコ車検公式サイト参照

※CX-60の掲載がまだのため、CX-8を参考

価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。

ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!

【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!

消耗品・メンテナンス

CX-60の消耗品代は毎年変化しますが、今回は最低限必要な消耗品やメンテナンス費用を参考に計算しました。年間で約71,000円が目安です。

消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。

項目 価格 交換目安
夏タイヤ(18インチ) 60,000円 3年~5年 or 20,000km
冬タイヤ(18インチ) 70,000円 2年~4年
ワイパー 5,000円 1年~2年
エンジンオイル 6,000円 半年 or 5,000km

定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!

カーリースで維持費の負担を抑える

車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。

悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!

サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。

そのため、急な出費を防ぐことが可能です。

月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。

CX-60のカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!

あなたに向いているのはカーリース?購入?メリットとデメリットを比較!

まとめ

今回は、高級感あふれるデザインと高性能を兼ね備えた大型SUV「マツダ CX-60」の維持費についてご紹介しました。

当然個人差はありますが、年間の維持費はガソリン車で約37.9万円、ディーゼル車で約34.4万円、ディーゼルハイブリッド車で33.4万円です。

内訳は以下のとおり。

  1. ガソリン代
    ガソリン車:年間約38,076円〜年間約126,920円
    ディーゼル車:年間約23,514円〜年間約78,380円
    ハイブリッド車:年間約20,616円〜年間約68,720円
  2. 任意保険:年間75,170円(29歳男性ゴールド免許6等級の場合)
  3. 自動車税
    ガソリン車:年間43,500円
    ディーゼル車:年間57,000円
  4. 車検:62,250円(基本2年に1回)
  5. メンテナンス・消耗品:約71,000円

維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、カーリースのように、維持費の負担を軽減することも一つの手段です。

CX-60は、高級感あふれるデザインと高性能を兼ね備えた大型SUVです。ガソリン、ディーゼル、PHEVのラインナップがあり、様々なニーズに対応しています。

SUVの安定感ある走りでドライブを楽しみたい方、燃費性能を重視する方におすすめの車です。

みなさんも自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!

この記事の執筆者
香西 享

香西 享

北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。