CX-5の維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

CX-5の維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

マツダの CX-5は機能性もよく、デザインもおしゃれなので街乗りでもピッタリな高級感があるクロスオーバーSUVです。

軽油で走るディーゼル車も販売されているため、ガソリン代を抑えられるため非常に人気がある車となっています。

購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを忘れてはいけません。

今回は、CX-5の年間かかる維持費について基本情報をもとに計算したので、わかりやすく解説していきます。

CX-5の基本情報

CX-5の基本情報は以下の通りです。

車名 CX-5
メーカー マツダ
発売日 2012年2月
モデル
  1. 初代 KE系(2012年-2016年)
  2. 2代目 KF系(2017年-)
新車価格 2,330,900円~3,215,300円
排気量(ガソリン) 1,997㏄
排気量(ディーゼル) 2,188㏄

CX-5を維持するためには一体何にいくらくらいかかるでしょうか?

ここからが本題、CX-5のガソリン車とディーゼル車に差があるので、それぞれの維持費を確認していきましょう!

CX-5の維持費は年間約33.5万円〜36.0万円!

CX-5を維持するのにかかる費用は、ガソリン車で年間36.0万円程度、ディーゼル車で年間33.5万円程度の維持費がかかります。

上記の金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費です。
車検の対象ではない年は、もう少し安くなります。

車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。

今回は、CX-5を所有するうえで知っておきたい維持費用をわかりやすく紹介します。

CX-5にかかる維持費

CX-5を所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。

  1. ガソリン
  2. 任意保険
  3. 自動車税
  4. 車検
  5. メンテナンス・消耗品

最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。

車検やタイヤの買い替えが重なった年の費用となっています。

それぞれの項目で「いつ」「いくら」かかるのかを詳しく解説していくので、CX-5の維持費についてより詳しく確認していきましょう!

ガソリン

CX-5は、グレードごとにガソリン車とディーゼル車が販売されています。

それぞれのガソリン代は以下のとおりです。

ガソリン車の場合は、年間32,143円~年間107,143円
ディーゼル車の場合は、年間23,494円〜年間78,313円となっています。

ディーゼル車は、ガソリン車のレギュラーガソリンと違い「軽油」を給油します。

軽油は、レギュラーガソリンよりも20円〜30円安いため、維持費が多少軽減されます。

本章の後半では、利用頻度(走行距離)による金額も細かく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

はじめに、ガソリン代の基準となるグレードごとの燃費を確認しましょう。

CX-5のグレードは非常に多くあるため、代表的なグレードを表でまとめました。

【ガソリン車】
グレード 燃費 100㎞走行した場合(ガソリン価格150円)
20S スマートエディション(FF) 14.6km/L 1027.4円
20S スマートエディション(4WD) 14.0km/L 1071.4円
20S ブラックトーンエディション(FF) 14.6km/L 1027.4円
20S ブラックトーンエディション(4WD) 14.0km/L 1071.4円
【ディーゼル車】
グレード 燃費 100㎞走行した場合(ガソリン価格130円)
XD スマートエディション(FF) 17.4km/L 747.1円
XD スマートエディション(4WD) 16.6km/L 783.1円
XD ブラックトーンエディション(FF) 17.4km/L 747.1円
XD ブラックトーンエディション(4WD) 16.6km/L 783.1円
XD フィールドジャーニー(4WD) 16.6km/L 783.1円
XD スポーツアピアランス(FF) 17.4km/L 747.1円
XD エクスクルーシブモード(FF) 17.4km/L 747.1円
XD スポーツアピアランス(4WD) 16.6km/L 783.1円
XD エクスクルーシブモード(4WD) 16.6km/L 783.1円

※燃費はマツダ公式サイトを参考

燃費とは、ガソリン1Lあたりで走行できる距離をあらわすため、距離が多ければガソリン代が安くなります。

ガソリンとディーゼルでは、燃費の差はそこまでありませんが、軽油とレギュラーの価格差が結構維持費に影響しそうですね!

今回は、「スマートエディション」のガソリンとディーゼルで検証します。

ガソリン車の場合

ガソリン車(4WD)だと、燃費は14.0km/Lで、SUVとしては平均的な燃費となっています。

実際、レギュラーガソリン150円で計算した場合どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)年間107,143円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)年間75,000円
  • たまにお出かけしたりする人(年間走行距離5,000km) 年間53,571円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)年間32,143円

続いて、ディーゼル車のガソリン代を確認していきましょう。

ディーゼル車の場合

ディーゼル車(4WD)の場合、燃費16.6km/LでSUVにしては良いほうと言えます。なにより、油種がレギュラーよりも20円~30円ほど安い軽油なのでガソリン代を安くできます。

150円から20円安い130円で、どれくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)年間78,313円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)年間54,819円
  • たまにお出かけしたりする人(年間走行距離5,000km) 年間39,157円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)年間23,494円

ガソリン車とディーゼル車を比較すると、10,000km走行する場合、30,000円も差が付いていますね。

走行距離によっては本体価格30万の差額を、ガソリン代だけでは埋められないので、総額でみるとガソリン車の方が安かったという場合もあります。

そのため、購入する場合は、自分が車に乗る頻度や期間を参考に検討することが必要です。

任意保険

CX-5の任意保険は、ガソリン車、ディーゼル車どちらも、30代ゴールド免許の場合でおよそ年間60,000円になります。

任意保険は、ドライバーによって加入するしないが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円くらいになる場合もあります。

また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、内容を確認してから加入するようにしましょう!

ほとんどの保険会社で、オンライン無料見積もりをおこなっているので自分が希望する保険内容で金額を一度確認してみるのがオススメです!

自動車税

CX-5は排気量が、ガソリン車とディーゼル車の場合で異なります。

ガソリン車の場合:1,997ccのため、自動車税が36,000円
ディーゼル車の場合:2,188ccのため、自動車税が43,500円

中古車の場合は、新車登録した日付で金額がかわります。
新車登録日が、2019年9月30日以前であれば、下の表、左側記載の価格を参考にしてください。

下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。

排気量(cc) 年税額 対象車種
軽自動車一律 10,800円 N-BOX(ホンダ) ジムニー(スズキ)
1,000cc以下 25,000円 ルーミー(トヨタ) クロスビー(スズキ)
1,000cc超1,500cc以下 30,500円 CX-3(マツダ)
1,500cc超2,000cc以下 36,000円 CX-5 ガソリン (マツダ)
2,000cc超2,500cc以下 43,500円 CX-5 ディーゼル (マツダ)
2,500cc超3,000cc以下 50,000円 アルファード(トヨタ)
3,000cc超3,500cc以下 57,000円 ランドクルーザー300(トヨタ) など
3,500cc超4,000cc以下 65,500円 以下、一般利用ではないため省略
4,000cc超4,500cc以下 75,500円
4,500cc超5,000cc以下 87,000円
5,000cc超 110,000円

※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表

自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月31日)

乗用車と比較するとかなり軽自動車は自動車税が安いのが大きなポイントですね!

ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。

それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれてます。

車検

CX-5の車検代はガソリン車とディーゼル車どちらも同じで、ニコニコ車検の場合は、54,050円です。

車検費用は大きく分けると2つ「法定費用」と「基本料金」。

それぞれの内訳は以下の通りです。

◇法定費用 44,050円
・重量税 24,600円
・自賠責保険 17,650円
・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
・基本料金 11,000円

ニコニコ車検の場合、ネットで予約をすると1,000円の割引が適応されます。
そのため、合計で54,050円となります。

ニコニコ車検公式サイト参照

価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。

ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!

【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!

メンテナンス・消耗品

車を所有していると、最低限必要な消耗品があり、CX-5だと年間で100,000円程度かかります。

ディーゼル車の場合は、エンジンオイルが少しだけ高くなりますが、基本的には変わりません。

消耗品代は、毎年かかる費用が変わります。

特に、価格が高いタイヤを購入した年は高くなります。

消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。

項目 参考価格 寿命目安
夏タイヤ(17インチ) 45,000円(4本セット) 3年~5年 or 20,000km
冬タイヤ(17インチ) 90,000円(4本セット) 2年~4年
ワイパー 5,000円 1年~2年
エンジンオイル 5,000円 半年 or 走行距離5,000km

車を維持するために必要な備品です。
定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!

カーリースで維持費の負担を抑える

車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。

悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!

サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています

そのため、急な出費を防ぐことが可能です。

月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。

CX-5のカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!

あなたに向いているのはカーリース?購入?メリットとデメリットを比較!

まとめ

今回は、クリーンディーゼルの国産SUV車として、非常に人気がある「マツダ CX-5」の維持費についてご紹介しました。

当然個人差はありますが、年間の維持費はガソリン車の場合37.0万円程度、ディーゼル車の場合は34.5万円程度の維持費用がかかります。

内訳は以下のとおり。

  1. ガソリン代
    ガソリン車の場合:年間32,143円~年間107,143円
    ディーゼル車の場合:年間23,494円~年間78,313円
  2. 任意保険 年間約60,000円
  3. 自動車税
    ガソリン車の場合:年間36,000円
    ディーゼル車の場合:年間43,500円
  4. 車検 2年で54,050円
  5. メンテナンス・消耗品 100,000円

維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、最後に紹介したカーリースのように、維持費の負担を軽減することも一つの手段です。

CX-5は、私も所有していた経験がありますが、ディーゼル車でガソリン代が安く済む点ではかなり負担が楽になっていました!

自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!

この記事の執筆者
香西 享

香西 享

北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。