CX-3の維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

CX-3の維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

マツダのCX-3は、大きすぎないスタイリッシュな外観が特徴で、ディーゼルコンパクトSUV車です。

マツダのクリーンディーゼルの対象車種のため、油種が軽油で月々の維持費用も抑えられます。

また、最新の安全機能も搭載していて、センサーにより速度に応じて車間距離を一定に保ってくれることで初心者でも安心して運転できます。

性能やデザインも重要ですが、購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを忘れてはいけません。

今回は、CX-3の年間かかる維持費について基本情報をもとに計算したので、わかりやすく解説していきます。

CX-3の基本情報

CX-3の基本情報は以下の通りです。

車名 CX-3
メーカー マツダ
発売日 2015年2月
モデル
  1. 初代(サブコンパクトクロスオーバーSUV:2015年~)
新車価格 2,279,200円~3,434,200円
排気量 ガソリン車:1.496cc、ディーゼル車:1.756cc

2015年2月に発売してからマツダの中でも高い人気を集めているCX-3を維持するためには、一体何にいくらくらいかかるでしょうか?

ここからが本題、CX-3維持費用をさっそく確認していきましょう!

CX-3の維持費は年間約28.4万円〜約30.3万円!

CX-3を維持するのにかかる費用は、ガソリン車で年間約30.3万円、ディーゼル車で年間約28.4万円の維持費がかかります。

上記の金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費です。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。

車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。

今回は、CX-3を所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介します。

CX-3にかかる維持費

CX-3を所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。

  1. ガソリン
  2. 任意保険
  3. 自動車税
  4. 車検
  5. メンテナンス・消耗品

最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。

そのため、維持費の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。

5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、CX-3の年間維持費を一緒に確認していきましょう!

ガソリン

CX-3は、グレードごとにガソリン車とディーゼル車が販売されています。

それぞれのガソリン代ですが、ガソリン車の場合は年間約29,118円~年間約97,059円、ディーゼル車の場合は年間約21,750円~年間約72,500円となっています。

ガソリン代は、ドライバーの走行距離によって大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。

はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認しましょう。

【ガソリン車】
グレード 燃費 100km走行した場合 (ガソリン価格165円)
15S Touring (SKYACTIV-G 1.5L・AT・2WD) 17.0km/L 970.6円
15S Touring (SKYACTIV-G 1.5L・AT・4WD) 15.7km/L 1051.0円
15S Urban Dresser (SKYACTIV-G 1.5L・AT・2WD) 17.0km/L 970.6円
15S Urban Dresser (SKYACTIV-G 1.5L・AT・4WD) 15.7km/L 1051.0円
15S Vivid Monotone (SKYACTIV-G 1.5L・AT・2WD) 17.0km/L 970.6円
15S Vivid Monotone (SKYACTIV-G 1.5L・AT・4WD) 15.7km/L 1051.0円
【ディーゼル車】
グレード 燃費 100㎞走行した場合(軽油価格145円)
XD Touring (SKYACTIV-D 1.8L・AT・2WD) 20.0km/L 725.0円
XD Touring (SKYACTIV-D 1.8L・AT・4WD) 19.0km/L 763.2円
XD Vivid Monotone (SKYACTIV-D 1.8L・AT・2WD) 20.0km/L 725.0円
XD Vivid Monotone (SKYACTIV-D 1.8L・AT・4WD) 19.0km/L 763.2円

※燃費はマツダ公式サイトを参考

燃費とは、ガソリン1Lあたりで走行できる距離をあらわすため、距離が多ければガソリン代が安くなります。

ガソリン車とディーゼル車では燃費の差があるため、どのくらい差があるかも確認していきましょう!

今回は同じモデル「Touring」より、ガソリン車「15S Touring (SKYACTIV-G 1.5L・AT・2WD)」とディーゼル車「XD Touring (SKYACTIV-D 1.8L・AT・2WD)」で検証します。

ガソリン車の場合

CX-3のガソリン車だと燃費は17.0km/Lで、 大きめのSUV車と比較すると低燃費となっています。

実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約97,059円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約67,941円
  • たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km) 約48,529円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km) 約29,118円

続いて、ディーゼル車のガソリン代を確認していきましょう。

ディーゼル車の場合

CX-3のディーゼル車だと、燃費が20.0km/Lと低燃費に加えて、油種が経由のためガソリン代がかなり抑えられます。

ガソリン車同様に、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約72,500円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約50,750円
  • たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km) 約36,250円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)約21,750円

ガソリン車とディーゼル車を比較すると、10,000km走行する場合で、24,000円の差が付きます。

ディーゼル車の場合、ガソリンより安い軽油を使用するため燃料費は安くなりますが、本体価格はディーゼル車の方が51万円ほど高くなっています。

ディーゼル車の燃料費は安いですが、本体価格は高くなっているため、場合によってはガソリン車の方が総支払いでは安く済む可能性があります。

車に乗車する頻度なども考慮して、購入するグレードを検討していきましょう。

任意保険

CX-3の任意保険は、40代ゴールド免許17等級の場合でおよそ年間56,450円程度です。

※見積もりがないため、同じSUV車のフォレスター保険料で代用しています。

任意保険は、ドライバーによって加入する・しないが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円を超える方も多いです。

また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、保証内容を確認してから加入するようにしましょう!

オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです。

自動車税

CX-3の排気量は、ガソリン車の場合では1.496ccのため自動車税が30,500円、ディーゼル車の場合では1.756ccのため自動車税が36,000円に該当します。

下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。

排気量(cc) 年税額 対象車種
軽自動車一律 10,800円 ジムニー(スズキ)
1,000cc以下 25,000円 ルーミー(トヨタ)  クロスビー(スズキ)
1,000cc超1,500cc以下 30,500円 ガソリン車:CX-3(マツダ) フィット(ホンダ)
1,500cc超2,000cc以下 36,000円 ディーゼル車:CX-3(マツダ)
2,000cc超2,500cc以下 43,500円 デリカ(三菱)
2,500cc超3,000cc以下 50,000円 アルファード(トヨタ)
3,000cc超3,500cc以下 57,000円 キャンピングカーなど
3,500cc超4,000cc以下 65,500円 以下、一般利用ではないため省略
4,000cc超4,500cc以下 75,500円
4,500cc超5,000cc以下 87,000円
5,000cc超 110,000円

※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表

※対象車種は、年式やグレードによって変わる場合があるので参考程度にご覧ください

自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)

ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。

それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれています。

車検

CX-3の車検代の相場は、54,050円(ニコニコ車検の場合)です。

車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。

それぞれの内訳は以下の通りです。

◇法定費用 44,050円
・重量税 24,600円
・自賠責保険 17,650円
・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
・基本料金 11,000円

ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で 54,050円となります。

ニコニコ車検公式サイト参照

価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。

ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!

【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!

消耗品・メンテナンス

CX-3だと年間で約65,000円ですが、消耗品代は毎年変化するため、今回は最低限必要な消耗品やメンテナンス費用を参考に計算しました。

消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。

項目 参考価格 寿命目安
夏タイヤ(16インチ) 45,000円(4本セット) 3年~5年 or 20,000km
冬タイヤ(16インチ) 55,000円(4本セット) 2年~4年
ワイパー 5,000円 1年~2年
エンジンオイル 5,000円 半年 or 走行距離5,000km

定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!

カーリースで維持費の負担を抑える

車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。

悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!

サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。

そのため、急な出費を防ぐことが可能です。

月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。

CX-3のカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!

あなたに向いているのはカーリース?購入?メリットとデメリットを比較!

まとめ

今回は、おしゃれで乗りやすいディーゼル車のため、非常に人気がある「CX-3」の維持費についてご紹介しました。

当然個人差はありますが年間の維持費は、ガソリン車で約30.3万円、ディーゼル車で約28.4万円のの維持費がかかります。

内訳は以下のとおり。

  1. ガソリン代
    ガソリン車の場合:年間約29,118円~年間約97,059円
    ディーゼル車の場合:年間約21,750円~年間約72,500円
  2. 任意保険 年間56,450円(40代ゴールド免許17等級の場合)
  3. 自動車税
    ガソリン車の場合:年間30,500円
    ディーゼル車の場合:年間36,000円
  4. 車検 約54,050円(基本2年に1回)
  5. メンテナンス・消耗品 約65,000円

維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、最後に紹介したカーリースのように、維持費の負担を軽減することも一つの手段です。

CX-3は、高級感のあるデザインで街乗りでも乗りやすく、軽油のためガソリン代がかなり抑えられるコスパが良い車となっています。

マツダのCXシリーズの中では一番サイズが小さく乗りやすいため、非常に人気があります。

みなさんも自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!

この記事の執筆者
香西 享

香西 享

北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。