トールの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説
ダイハツのトールは、広々とした車内空間と高い機能性が魅力のコンパクトカーです。
スタイリッシュなデザインと便利なスライドドアなど、多くの機能が充実しています。
特に、ファミリーでの使用や荷物を多く積む方にとって非常に便利な車となっています。
しかし、車の性能やデザインだけでなく、購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを知ることも重要です。
今回は、トールの年間維持費について基本情報をもとにわかりやすく解説します。
- 目次
トールの基本情報
トールの基本情報は以下の通りです。
車名 | トール |
---|---|
メーカー | ダイハツ |
発売日 | 2016年11月 |
モデル | 初代(2016年 - 現在) |
新車価格 | 1,941,500円~2,335,300円 |
排気量 | 996cc |
ファミリー向けコンパクトカーとして人気のトールですが、維持費はどれくらいかかるのでしょうか?
ここからが本題、トールの維持費用をさっそく確認していきましょう!
トールの維持費は年間約27.8万円!
トールを維持するのにかかる費用は、年間約27.8万円です。
上記の金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費です。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。
車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。
今回は、トールを所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介します。
トールにかかる維持費
トールを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。
- ガソリン
- 任意保険
- 自動車税
- 車検
- メンテナンス・消耗品
最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。
そのため、維持費の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。
5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、トールの年間維持費を一緒に確認していきましょう!
ガソリン
トールのガソリン代は、年間約29,118円〜年間約97,059円です。
ガソリン代は、ドライバーの走行距離によって大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。
はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認しましょう。
グレード | 燃費 | 100km走行した場合 (ガソリン価格165円) |
---|---|---|
Gターボ (2WD) | 16.8km/L | 982.1円 |
G (2WD) | 18.4km/L | 896.7円 |
G (4WD) | 16.8km/L | 982.1円 |
X (2WD) | 18.4km/L | 896.7円 |
X (4WD) | 16.8km/L | 982.1円 |
燃費とは、ガソリン1Lあたりで走行できる距離をあらわすため、距離が多ければガソリン代が安くなります。
実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。
【Gターボ (2WD)グレードでガソリン代165円/Lの場合】
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約98,214円
- 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)約68,750円
- たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km) 約49,107円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)約29,464円
ただ、今回紹介したのはあくまでも目安の燃費で算出した価格です。
環境や年式などによっても異なります。
最近では、燃費の状況が確認できる車も多いので、機会があればご自身の車の実際の燃費とカタログの燃費を比較してみてください!
任意保険
トールの任意保険は、30代ゴールド免許20等級の場合でおよそ年間約51,300円です。
任意保険は、ドライバーによって加入する・加入しないが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円を超える方も多いです。
また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、保証内容を確認してから加入するようにしましょう!
オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです。
自動車税
トールの排気量は996ccのため、自動車税は25,000円に該当します。
下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。
排気量(cc) | 年税額 | 対象車種 |
---|---|---|
軽自動車一律 | 10,800円 | スペーシア(スズキ) N-BOX(ホンダ) |
1,000cc以下 | 25,000円 | トール(ダイハツ) ルーミー(トヨタ) |
1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 | ヤリス(トヨタ) ノート(日産) |
1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 | オデッセイ(ホンダ) |
2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 | デリカD:5(三菱) |
2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 | ランドクルーザー250(トヨタ) |
3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 | キャンピングカーなど |
3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 | 以下、一般利用ではないため省略 |
4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 | |
4,500cc超5,000cc以下 | 87,000円 | |
5,000cc超 | 110,000円 |
※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表
※対象車種は、年式やグレードによって変わる場合があるので参考程度にご覧ください
自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)
ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。
それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれています。
車検
トールの車検代の相場は、54,050円(ニコニコ車検の場合)です。
車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。
それぞれの内訳は以下の通りです。
- ◇法定費用 44,050円
- ・重量税 24,600円円
- ・自賠責保険 17,650円
- ・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
- ◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
- ・基本料金 11,000円
ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で 54,050円となります。
価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。
ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!
【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!
消耗品・メンテナンス
トールだと年間で約50,000円ですが、消耗品代は毎年変化するため、今回は最低限必要な消耗品やメンテナンス費用を参考に計算しました。
消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。
項目 | 参考価格 | 寿命目安 |
---|---|---|
夏タイヤ(14インチ | 35,000円(4本セット) | 3年~5年 or 20,000km |
冬タイヤ(14インチ) | 40,000円(4本セット) | 2年~4年 |
ワイパー | 5,000円 | 1年~2年 |
エンジンオイル | 5,000円 | 半年 or 走行距離5,000km |
定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!
カーリースで維持費の負担を抑える
車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
そのため、急な出費を防ぐことが可能です。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。
トールのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!
まとめ
今回は、広々とした車内空間と高い機能性で人気を集めている「ダイハツ トール」の維持費についてご紹介しました。
当然個人差はありますが、年間の維持費は約27.8万円です。
内訳は以下のとおり。
- ガソリン代 年間約29,464円〜年間約98,214円
- 任意保険 年間51,300円(30代ゴールド免許20等級の場合)
- 自動車税 年間25,000円
- 車検 約54,050円(基本2年に1回)
- メンテナンス・消耗品 約50,000円
維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、最後に紹介したカーリースのように、維持費の負担を軽減することも一つの手段です。
トールは、広々とした車内空間や高い機能性、そして優れた安全性能を備えた魅力的なコンパクトカーです。
そのため、ファミリーカーとして利用したい方や荷物を多く積む方におすすめの車となっています。
みなさんも自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!
- この記事の執筆者
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香西 享
北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。