タントの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

タントは、日本カーオブザイヤー2019年〜2020年のベストカー10台に選ばれ、ダイハツの軽自動車では人気NO.1の車です。
広々とした室内空間で、子供からシニアの方まで乗り降りしやすい開口部の大きなスライドドアを採用し、ユーザーに寄り添った車となっています。
購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを忘れてはいけません。
今回は、タントの年間維持費を計算したので、わかりやすく解説していきます。
- 目次
タントの基本情報
タントの基本情報は以下の通りです。
車名 | タント |
---|---|
メーカー | ダイハツ |
発売日 | 2003年11月 |
モデル |
|
新車価格 | 1,386,000円~1,771,000円 |
排気量 | 658cc |
発売してから圧倒的な人気を誇る、タントを維持するためには一体何にいくらくらいかかるでしょうか?
ここからが本題、タント維持費をさっそく確認していきましょう!
タントの維持費は年間約21.2万円!
タントは、年間で約21.2万円の維持費がかかります。
上記の21.2万円という金額は、2年に1回の車検やスタッドレスタイヤの交換を行った年の維持費です。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。
車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。
今回は、タントを所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介していきます。
タントにかかる維持費
タントを所有する上で必要な維持費は大きく以下の5つです。
- ガソリン
- 任意保険
- 自動車税
- 車検
- メンテナンス・消耗品
月々支払うもの、2年に1回支払うものなど支払いは固定されているわけではありません。
この記事を参考に「自分はどれくらい維持費がかかりそうかな?」と確認していきましょう!
ガソリン
タントのガソリン代は、年間約23,131円~約77,103円です。
ガソリン代の維持費は個人差があり、乗る回数が多ければ維持費は高くなり、少なければ維持費は安くなります。
車の乗り方や乗る距離によってガソリン代が変化することを理解しておきましょう。
軽自動車は乗用車に比べて燃費がいいため、ガソリン代は安くすむことが多いです。
タントの燃費は、グレードによって多少異なりますが、20.0km/Lで軽自動車の平均的な燃費といえます。
グレードごとの燃費と100km走行した場合ガソリン代はいくらになるか計算してみました。
グレード | 燃費 | 100㎞走行した場合(ガソリン価格165円) |
---|---|---|
L(2WD) | 22.7km/L | 726.9円 |
L(4WD) | 21.4km/L | 771.0円 |
X(2WD) | 22.7km/L | 726.9円 |
X(4WD) | 21.4km/L | 771.0円 |
Xターボ(2WD) | 21.2km/L | 778.3円 |
Xターボ(4WD) | 19.6km/L | 841.8円 |
月に1,000km走行する場合であれば、表に記載した金額の10倍の価格が1ヵ月のガソリン代になります。
車は、走行距離によってガソリン代が変化するので、カーライフごとに目安の年間維持費を算出してみました。
グレードX(4WD)でガソリン代165円/Lの場合
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)約77,103円
- 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km) 約53,972円
- たまにお出かけする人(年間走行距離5,000km) 約38,551円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km) 約23,131円
ただ、今回紹介したのはあくまでも目安の燃費で算出した価格です。
環境や年式などによっても異なります。
最近では、燃費の状況が確認できる車も多いので、機会があればご自身の車の実際の燃費とカタログの燃費を比較してみてください。
任意保険
タントの任意保険は、ゴールド20等級女性の場合でおよそ年間約38,000円です。
任意保険は、ドライバーによって加入するかしないかが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円以上になる方も多いです。
また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、内容を確認してから加入するようにしましょう!
オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです!
自動車税
タントの自動車税は、軽自動車一律の10,800円です。
ちなみに、乗用車は排気量によって、自動車税が異なります。
タントと乗用車の自動車税の違いを確認しておきましょう。
排気量(cc) | 年税額 | 対象車種 |
---|---|---|
軽自動車一律 | 10,800円 | タント(ダイハツ) |
1,000cc以下 | 25,000円 | ルーミー(トヨタ)クロスビー(スズキ) |
1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 | フリード(ホンダ)ソリオ(スズキ) |
1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 | ノア(トヨタ) オデッセイ(ホンダ) |
2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 | デリカD:5(三菱) |
2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 | ランドクルーザー250(トヨタ) |
3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 | キャンピングカーなど |
3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 | 以下、一般利用ではないため省略 |
4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 | |
4,500cc超5,000cc以下 | 87,000円 | |
5,000cc超 | 110,000円 |
※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表
自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)
乗用車と比較するとかなり軽自動車は自動車税が安いのが大きなポイントですね!
ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。
それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は車検代に含まれています。
続いては、タントの車検費用について確認していきましょう!
車検
タントの車検代は、35,940円(ニコニコ車検の場合)です。
車検費用は大きく分けると2つ「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。
それぞれの内訳は以下の通りです。
- ◇法定費用 25,940円
- ・重量税 6,600円
- ・自賠責保険 17,540円
- ・印紙税 1,800円
- ◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
- ・基本料金 11,000円
ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で35,940円となります。
価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。
ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!
【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!
メンテナンス・消耗品
車を所有していると最低限必要な消耗品があり、タントの場合だと年間で約60,000円です。
しかし、必要な消耗品は毎年変化するため、今回は一般的に必要な消耗品やメンテナンス費用を参考に計算しました。
消耗品の参考価格と寿命をご確認ください。
項目 | 参考価格 | 寿命目安 |
---|---|---|
夏タイヤ(14インチ) | 35,000円(4本セット) | 3年~5年 or 20,000km |
冬タイヤ(14インチ) | 40,000円(4本セット) | 2年~4年 |
ワイパー | 5,000円 | 1年~2年 |
エンジンオイル | 5,000円 | 半年 or 走行距離5,000km |
上記は車を維持するために必要な備品です。
定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!
カーリースで維持費の負担を抑える
車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
そのため、急な出費を防ぐことが可能です。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。
タントのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!
まとめ
今回は、ファミリー層にも人気があるダイハツの軽自動車「タント」の維持費についてご紹介しました。
当然個人差はありますが、年間の維持費は約21.2万円です。
内訳は以下のとおり。
- ガソリン代 年間約23,131円~約77,103円
- 任意保険 年間約38,000円
- 自動車税 年間10,800円
- 車検 2年で約35,940円
- メンテナンス・消耗品 約60,000円
維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
維持費を抑えるだけでなく、記事で紹介したカーリースのように、維持の負担を軽減することも一つの手段です。
タントは、軽自動車ですが、広々した室内空間と乗り降りがしやすく乗る人がうれしくなるオススメの車です!
本記事でも紹介しましたが、月々の負担を抑えたい方は、カーリースを活用すると、まとまった支払いがなくなり負担軽減につながります。
今回紹介した維持費なども参考にして、自分にピッタリの車を見つけて楽しいカーライフを過ごしましょう!
- この記事の執筆者
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香西 享
北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。