長期レンタカーは本当に安い?料金のカラクリと賢い使い方を徹底解説

一時的に車が必要であり、長期でレンタカーを利用しようと思っている人もいるでしょう。ただ、「長期レンタカーって、本当に安いの?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。旅行や出張、帰省などの目的で、長期レンタカーが注目を集めています。
ウィークリーやマンスリーといったプランを利用すれば、1日あたりの料金が下がり、経済的負担を抑えられると思う反面、「あとから追加費用がかかるのでは?」「本当にお得なのかわからない」と不安になる人も少なくありません。
そこで、今回は「長期レンタカーは本当に安い?」をテーマに、料金体系の実態や他の選択肢との違い、安く借りるためのポイントや注意点などを解説します。さらに、カーリースや車の購入と比較して、どういった人に長期レンタカーがあっているのかも詳しく見ていきましょう。
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- 目次
長期レンタカーとは?
長期レンタカーとは、1週間〜数ヶ月といった比較的長い期間、車をレンタルできるサービスです。旅行や週末のレジャーで数日だけ借りる短期レンタカーとは異なり、出張、転勤、一時的な生活拠点の移動など、一定期間にわたって車が必要な人向けのプランが用意されています。
ウィークリーレンタルとマンスリーレンタルの違い
長期レンタカーには、大きくわけて「ウィークリー」と「マンスリー」の2つのタイプがあります。ウィークリーレンタルは1週間〜数週間まで、マンスリーレンタルは1ヶ月〜6ヶ月程度までを想定したプランです。
一般的に、借りる期間が長くなるほど1日あたりの料金は安くなり、コストパフォーマンスがよくなります。
長期レンタカーが選ばれる主な理由
数か月もレンタカーを使用する予定がある場合は、短期のレンタカーよりも長期レンタカーのほうがお得に利用できます。サービスや車種によって金額の差はあるものの、短期で何度もレンタカーを借りるよりも、コストを抑えられるのが特徴です。
転勤など、一定期間しか車を使用しないという場合は長期レンタカーを利用する方も珍しくありません。コストと使い勝手の良さから、長期レンタカーが選ばれる傾向にあります。
長期レンタカーは本当に安い?料金体系をチェック
「長期レンタカーは安い」という声も多いですが、本当に安いのか疑問に思っている人もいるでしょう。本当に安いかどうかを確認するために、料金体系を正しく理解しておくことが大切です。
1日あたりの単価はどう変化する?
短期間のレンタカーの利用料は、車種によって異なるものの、1日あたり5,000〜12,000円が相場です。しかし、長期レンタカーでは、ウィークリープランで1日3,000〜4,000円、マンスリープランなら1日あたり2,000円前後まで下がるケースも少なくありません。
期間が長いほど1日単価が下がる仕組みなので、「ある程度まとまった日数使う人」にとってはコストパフォーマンスがいいといえるでしょう。
短期レンタル・カーリース・車の購入との比較
短期レンタルは一日あたりの単価が高く、車の購入は初期費用がかかるので、1〜6ヶ月程度の利用であれば、長期レンタカーのほうが経済的です。ただし、1年以上の利用になると、カーリースのほうが月額コストを抑えられる可能性が高いので、利用期間に応じて判断が必要です。
「安い」と感じる理由とその落とし穴
長期レンタカーの料金が「一見」安く見えるのは、保険やオプションが別料金になっているケースがあるからです。保険や免責補償、ETC、カーナビなどを追加していくと、最終的な月額費用が予想以上に高くなることも珍しくありません。
そのため、長期レンタカーの契約をおこなうまえに、「総額」で比較することが大切です。
長期レンタカーを安く借りるための3つのポイント
少しでも安く長期レンタカーを活用するには以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 割引キャンペーンやクーポンを活用する
- 複数のレンタカー会社を比較して選ぶ
- 保険やオプションの見直しでコストを抑える
割引キャンペーンやクーポンを活用する
レンタカー業者は、期間限定のキャンペーンやWEB予約限定割引、リピーター特典などを実施しています。とくに、公式サイトやレンタカー比較サイトでは、通常価格よりも、お得に利用できるクーポンが配布されていることもあるので、事前にチェックしましょう。
複数のレンタカー会社を比較して選ぶ
料金体系やプラン内容は、レンタカー業者によって大きく異なります。大手レンタカーと地域密着型の格安レンタカーでは、数千円以上の差が出ることもあるので、複数の業者を比較して選ぶことが重要です。
保険やオプションの見直しでコストを抑える
必要以上のオプションを付けてしまうと、せっかくの「安さ」が台無しになってしまいます。
レンタカーの場合、ナビやETC、ドライブレコーダーなどがオプションになっているケースも少なくありません。たしかに、どの装備もあるに越したことはありませんが、高速道路を乗る機会がない場合や、知っている道しか運転しないといった場合は、ナビやETCのオプションをつけなくてもいいでしょう。
ただ、ドライブレコーダーについては、万一の事故に備えてつけておくことをおすすめします。
長期レンタカー利用の注意点
便利な長期レンタカーですが、注意すべき点もいくつかあります。
走行距離制限がある場合がある
プランによっては「月1,000kmまで」などの走行距離制限があることがあります。制限を超えると追加料金が発生するため、日々の使用距離を想定しておきましょう。
トラブル時のサポート体制は?
万一の故障や事故時に、どのようなサポートが受けられるかについて、事前に確認しておきましょう。24時間対応のロードサービスや、代わりの車の提供があるかどうかなどによって、安心感が大きく変わります。
車種や装備の確認を忘れないようにする
見た目が同じ車種でも、グレードやオプション装備品などが異なることがあります。快適に利用するためにも、事前に装備を確認することが重要です。
長期レンタカーがおすすめの人の特徴
ここでは、長期レンタカーがおすすめの人の特徴を詳しく見ていきましょう。
転勤・出張などで一時的に車が必要な人
地方への一時赴任や、短期出張など、一定期間だけ車が必要な場合には、長期レンタカーがおすすめです。購入やカーリースよりも手間が少なく、帰任時にはすぐ返却できます。ただし、どれくらいの期間使用するか決まっていない場合で、1年以上使用する可能性があるなら、カーリースのほうがお得なケースも少なくありません。
車の購入を迷っている・比較したい人
「購入前に乗り心地を確かめたい」人にとっても、長期レンタカーの活用はおすすめです。気になる車種を数ヶ月試すことで、購入後の後悔を防ぐことができるでしょう。
帰省や介護など、特定期間だけ車が欲しい人
長期の帰省、親の介護、こどもの送迎など、特定期間だけ車が必要なケースにも長期レンタカーがおすすめです。自家用車をわざわざ購入するよりも、経済的負担を抑えられるでしょう。
まとめ
長期レンタカーは、利用期間が明確で短期〜中期的に、車が必要になる人にとって便利なサービスです。また、長期レンタカーが「安い」と感じるかどうかは、オプションや補償、利用頻度などによって変わります。
仮に1年以上使用する可能性があるなら、カーリースも視野に入れて検討することをおすすめします。
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- この記事の監修・執筆者
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岡本 修
自動車業界歴10年。輸入車ディーラーの営業アシスタント、自動車部品メーカーの海外営業を経て、自動車ライターとして活動。カーリースや新車情報の記事執筆を担う一方、中古車買取や自動車輸出ビジネスを展開。さらに、リセールを意識した車の選び方や、お得に新車に乗る方法などを発信している。