カーリースと購入どちらが得?車を手に入れる方法の比較

カーリースと購入どちらが得?車を手に入れる方法の比較

近年、月々定額払いで気軽に車に乗ることができるカーリースが人気を得ています。しかし、実際にカーリースと購入のどちらが経済的にお得なのでしょうか?経済的な面だけでなく、所有感や利便性、維持費の面からも検証することで、自分にとって最も適した車の利用方法が見つかるでしょう。

この記事では、カーリースと購入を比較し、お得な選択を見極めるためのポイントや維持費の考慮、さらにはライフスタイルに合わせた選択のアドバイスまで解説します。

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車を購入するメリット

従来、自分で車を購入して乗ることが当たり前とされていました。車は、安い買い物ではなく、購入することで得られるメリットがあります。

自己所有の満足感

車を所有するメリットのひとつは、自己所有の満足感です。所有者として、車が自分のものであるという自信と満足感を味わうことができます。車は、個人のライフスタイルや趣味を反映する重要なアイテムであり、その所有感は非常に重要です。

カスタマイズが自由にできる

所有している車は、個人の好みやニーズに合わせてカスタマイズすることができます。外観や内装の改造、機能の追加など、所有者は自分の車を自分好みにカスタマイズすることができるため、独自性を持った車を手に入れることが可能です。

車を購入するデメリット

車を所有すれば、自分のものとしてカスタマイズしたり、オプションを追加したりできます。しかし、それらがデメリットになる恐れもあるため、購入の際にはデメリットについても把握して検討しましょう。

初期費用の高さ

車を購入する際には、高額な初期費用が発生します。新車を購入するための頭金や税金、登録料などを一括で支払う必要があります。ローンでの支払いになれば利息もかかります。これらの費用が家計に負担をかける可能性もあるのです。

メンテナンスと修理の責任

車を所有すればメンテナンスや修理の責任を負うことになります。定期的なメンテナンスや予期せぬ故障に対処するため、追加の費用や手間がかかることを想定しておきましょう。

長期的な価値の減少

新車を購入した場合、車の価値は時間の経過とともに減少していきます。将来的に車を売却する際、元の購入価格よりも低い価格でしか売れない可能性があります。

カーリースのメリット

近年、幅広い年齢層が利用しているカーリースは、所有感を超え柔軟な対応ができる点が、多くのドライバーにとって魅力です。
それでは、カーリースのメリットを挙げていきます。

初期費用がかからない

カーリースの魅力のひとつは、車を手に入れる際の初期費用が軽減されることです。所有者が抱える高い購入費用やローンの必要がなく、手軽に車を利用できます。

新しいモデルへ乗り換えられる

カーリースでは、定期的に契約を更新するため更新時には最新の車種に乗り換えることができます。常に、最新技術やデザインの車に乗り換えられる喜びを味わえます。

簡単な車交換が可能

カーリースは、所有感を求めず簡単な車の交換を可能にしてくれます。ライフスタイルやニーズの変化に柔軟に対応でき、常に自分に最適な車に乗り換えることが可能です。

カーリースのデメリット

魅力のあるメリットが多いカーリースですが、注意すべき点もあります。利用規制や違約金、所有感などを理解しておくことが賢明な車選びに繋がるため、デメリットについても確認をしておきましょう。

利用規制と違約金

カーリースでは、契約内容に違反した場合、利用規制や違約金が発生する可能性があります。契約時には内容をよく確認したうえで締結させましょう。

所有感の不足

カーリースは、車を購入せずに利用します。そのため、自己所有という意識が薄れる傾向があります。所有者独特の満足感や愛着が薄れることが懸念される点から所有感を求める方には向かない選択といえるでしょう。

距離制限と損傷への制約

カーリース契約には車の距離制限や損傷に関する厳しい制約が設けられています。これが高い壁となり、自由な移動や車の使用に対する制限が発生する可能性があります。

車の購入とカーリースの比較ポイント

車を手に入れる方法には、購入とカーリースという二つの主要なオプションがあります。どちらもそれぞれにメリットとデメリットが存在しますが、車の購入とカーリースを比較していくと自分の合った車の持ち方がわかります。

それでは、車の購入とカーリースを比較する際の重要なポイントをみていきましょう。

費用対効果を比較する

最初に考えるべきことは、費用対効果です。車を購入する場合、初期費用は高くなりますが、長期的に見れば所有者にとって経済的なメリットが生まれることがあります。一方で、カーリースは低い初期費用で新しい車に乗ることができますが、長期的には総支払額が高くなることがあります。

個々の財政状況や利用頻度を考慮し、費用対効果を検討することが重要です。

利便性と自由度

車への利便性と自由度は比較するうえでのポイントとなります。車を購入する場合、所有者は車のカスタマイズやメンテナンスが自由に行えます。所有感や愛着が芽生え、自分のライフスタイルに合わせた車に仕上げることができます。

一方、カーリースは車の所有感が薄れますが、車の交換が簡単で新しいモデルにアップグレードできるといった柔軟性があります。利用者は、自分のニーズに合わせて車を選び直すことができるため、利便性が向上するのです。

ライフスタイルへの適合性

購入した車は所有者のライフスタイルや好みに合わせてカスタマイズでき、長期的な関係が築かれます。一方、カーリースは契約期間内に車両の交換があるため、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるという利点があります。どちらが自分の生活に適しているか、慎重に検討することが重要なポイントです。

維持費の考慮

車は、購入後にも税金やメンテナンスなどさまざまな費用がかかります。維持費を比較することも快適なカーライフを過ごすためのポイントです。

燃費と燃料コスト

カーリースと車の購入を比較する際、燃費と燃料コストは重要なポイントです。カーリースでは、新しい車を定期的に乗り換えられるため、最新の省燃費技術が利用できます。これにより燃料コストを削減できます。一方、所有車は年数とともに中古車となり、燃費性能が制約される可能性があります。

保険と税金

  • 購入
    自分で任意保険や自動車税を管理・支払い
  • リース
    コミコミプランなら、月額に保険・税金が含まれる場合も

車を購入する場合、任意保険や自賠責保険が必要です。これに加えて自動車税や重量税も負担します。それに対して、カーリースでは契約に基づきこれらの費用が一括で賄ってくれるプランもあります。購入時の諸費用を考慮するか、カーリースの一定費用に納得するかよく検討しましょう。

メンテナンスと修理の予算

車の維持にはメンテナンスと修理の予算が不可欠です。カーリースは、定期的なメンテナンスが契約に含まれることがあり、修理に関しても予測しやすくなります。一方、車を購入すればメンテナンスや修理は自己責任であり、予期せぬ修理に備えるための予算を事前に計画する必要があります。

カーリースをもっと安く使う工夫

車両価格が安い中古車リースを取り扱うリース会社もあり、月額料金を大幅に下げられる可能性があります。希望の車種や年式が限られるなどのデメリットはあるものの、コスパ重視の人には魅力的な選択肢です。

ボーナス併用払い・頭金で月額を下げる

  • ボーナス併用払い
    年2回程度のボーナス時に加算を設定し、通常月のリース料金を安くできる
  • 頭金の活用
    契約時に一定額を入れることでリース料のベースを下げ、月々の負担を軽減

いずれも家計状況を考慮しつつ、最適な支払い形態を選ぶことで、リーズナブルにカーリースを利用できます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 走行距離制限を超えた場合の追加料金は高い?

1kmあたり数円~数十円と、リース会社によって異なります。長距離ドライブが多い場合は、上限が高めのプランか購入を検討するほうが安心です。

Q2. 中古車リースは本当に安いの?

車両価格が低いぶん月額は安くなりやすいですが、在庫状況に左右されます。理想の車種や年式があるとは限らず、車両の使用状況もまちまちです。契約前にしっかり確認しましょう。

Q3. ボーナスが出なかった場合、併用払いはどうなる?

ボーナス併用払いは契約時に設定しているため、ボーナスが出ないからといって金額を減らせないケースが多いです。支払いが苦しくなるリスクを踏まえて契約してください。

Q4. 保険や税金は本当にすべて込み?

プランによります。任意保険が別途の場合もあるため、「コミコミ」とうたわれていても、どの範囲が込みか必ず契約前にチェックしましょう。

Q5. 中途解約したいとき、どうすればいい?

残期間のリース料や車両価値差額など、一括清算を求められることが多いです。違約金が高額になりがちなため、契約前の確認が必須です。

ライフスタイルに合った選択をしよう

車の購入とカーリースにはそれぞれのメリット・デメリットがあり、自分のライフスタイルや予算、車へのこだわりによって最適解が異なります。

長期間同じ車に乗り、カスタムも楽しみたい→購入

初期費用を抑え、ライフステージに合わせて気軽に乗り換えたい→リース

さらに、リースを安く利用したいなら、中古車リースやボーナス併用払いの活用、複数社のプラン比較が重要です。自分の生活設計や家計状況を踏まえ、もっとも納得できる形で車を手に入れてみてください。

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この記事の監修・執筆者
河野みゆき

河野みゆき

自動車業界で26年の経験を持ち、自動車保険募集人資格を保有しています。自動車保険だけでなく、女性目線で車の専門知識を広め、もっと自動車について知ってもらうため、ライターとして積極的に活動しています。