コンパクトカーのリース相場はいくら?月額料金の目安とお得に契約するコツを解説

コンパクトカーのリース相場はいくら?月額料金の目安とお得に契約するコツを解説

近年、車を「所有する」するから「利用する」といったスタイルを採用している人が増えています。初期費用不要で利用できるカーリースによる自動車の利用が注目を集めているのです。

とくに、燃費がよくて、運転しやすいコンパクトカーは、個人にも法人にも人気があります

しかし、「リースって月々いくらかかるの?」「購入とどっちが得なの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は、コンパクトカーのリース相場をはじめ、リース料金の内訳や契約内容によって料金がどう変わるのかについて解説します。

さらに、ほかの選択肢との比較や、お得に契約するために押さえておきたいポイントについても併せて紹介します。

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コンパクトカーのカーリースとは?

カーリースとは、一定期間車を借りて利用する契約のことを指します。カーリースは1~7年程度の長期間にわたる契約が多く、月々一定の料金を支払う形態が一般的です。カーリース会社やファイナンス会社が車の所有権を持つシステムであり、利用者は車の各種税金、メンテナンスなどの手間を軽減できるメリットがあります。

レンタカーは短期間の利用が前提ですが、カーリースは長期利用向けの契約です。とくに、コンパクトカーは燃費がよく、維持費も抑えられるので、初心者やセカンドカーとしての需要が高く、リース契約でも人気があります。

カーリースとレンタル・購入の違い

レンタカーとの違いは契約期間にあり、レンタカーが1日単位や数日単位、数か月単位なのに対し、リースは1年〜7年といった長期契約が一般的です。

また、カーリースの月額料金には各種税金や、車検費用、メンテナンス費用が含まれていることが多く、毎月定額の支払いで利用できるのが魅力的です。

コンパクトカーがカーリースで人気の理由

コンパクトカーは燃費性能が高く、都市部での取り回しもしやすいため、幅広い層に人気があります。

リースにおいては、車両価格が比較的安いので、月額料金も抑えられ、家計への負担が少ない点が魅力です。

コンパクトカーのカーリースの相場はいくら?

カーリースでコンパクトカーの利用を検討しているものの、実際どれくらいの料金で利用できるのか知りたい人もいるでしょう。

ここでは、コンパクトカーのリース料金の相場を紹介します。

月額料金の平均価格帯(新車・中古車別)

新車のコンパクトカーのリースは、月額15,000円〜30,000円が一般的です。

一方で、中古車のリースになると月額10,000円前後で契約できることもあります。価格は契約年数や車種、オプションの有無などで変動します。

また、頭金やボーナス払いの有無によっても変動し、カーリースサービスによっては月額1万円以下で利用できるものもあります。

契約期間による相場の違い(1年〜7年)

契約期間が長くなるほど、1か月あたりのリース料金は抑えられる傾向があります。

たとえば、同じ車でも1年契約なら月額25,000円程度、7年契約なら月額15,000円以下になることもあります。ただし、長期契約には中途解約のペナルティがある場合もあるので、注意が必要です。

車種別に見るリース料金の目安

ここでは、トヨタ「ヤリス」、ホンダ「フィット」、日産「ノート」など人気のコンパクトカーの料金目安を見ていきましょう。

  • ヤリス:月額9,900〜28,000円
  • フィット:月額11,000〜32,750円
  • ノート:月額13,200〜43,000円

装備やグレード、年式などにより変動します。

リース料金に含まれる費用と含まれない費用

カーリースは毎月定額で利用できるのが魅力です。ただ、リース料金にはなにが含まれているのかわからない人もいるでしょう。

ここでは、リース料金に含まれる費用と含まれない費用について解説します。

税金・車検・メンテナンス込み?

多くのリース契約には、自動車税や重量税、自賠責保険、車検費用、定期点検などが含まれています。

車の維持費のほとんどがリース料金に含まれているので、突発的な出費を抑え、家計の計算がしやすいのがメリットです。

任意保険やガソリン代は別途必要?

一方、自動車保険(任意保険)やガソリン代、駐車場代については、利用者負担となるのが一般的です。

また、高額なメンテナンスが必要となる場合や、契約に含まれていない修理費なども自己負担となることが多いので、契約内容は事前にしっかり確認しましょう。

月額料金が変動する要因とは?

ここでは、月額料金が変動する要因について解説します。

頭金の有無やボーナス払いの設定

頭金を入れることで月額料金を安くすることが可能です。

また、ボーナス月に多めに支払うプランを選べば、毎月月の負担を抑えることもできます。

走行距離制限やメンテナンスプランの違い

リース契約には年間走行距離制限が設けられている場合があり、この制限を超えると追加料金が発生します。走行距離制限のないプランもありますが、月額が高く設定される傾向があります。さらに、メンテナンスプランを選択するかどうかでも料金に差が出ます。

法人契約と個人契約での相場の違い

法人契約は大量契約割引などにより、個人契約よりも月額が抑えられるケースがあります。ただし、契約条件や用途が異なるため、リース相場にも若干の差があります。

ほかの選択肢と比較してリースはお得?

カーリースは、車の購入などのほかの選択肢と比べてお得なのか見ていきましょう。

購入(ローン・現金一括)とのコスト比較

ローンで購入する場合、利息や維持費を含めると総額が高くなりがちです。リースでは月額に諸費用が含まれているので、トータルで見ると安くなることもあります。

ただし、所有権がリース会社やファイナンス会社になるのがデメリットといえるでしょう。なお、カーリースサービスによっては、契約満了時に車をもらえるプランやオプションもあります。

カーシェアとの使い分け

カーシェアは短時間の利用に適しており、長時間の利用や毎日の使用にはコストがかさむ場合があります。カーリースリースは日常的に車を使う人向けです。用途によって最適な方法を選びましょう。

長期レンタカーとの違いと使い分け

長期レンタカーは保険・補償が充実している反面、月額費用がリースより高めです。リースは中長期で車を使いたい人に向いています。

コンパクトカーのリースがおすすめの人の特徴

ここでは、コンパクトカーのリースがおすすめの人の特徴を見ていきましょう。

初期費用を抑えたい人

カーリースは頭金や初期費用が不要なプランも多く、まとまった資金がなくても車に乗れるのが魅力です。できるだけ初期費用をかけたくない人にぴったりのサービスといえるでしょう。

短期間だけ車が必要な人

転勤や一時的な生活スタイルの変化に対応しやすく、数年単位の契約が可能なリースは柔軟性があります。「3年しか車に乗らない」といったように、あらかじめ使用する期間が決まっている場合はカーリースを選ぶのがおすすめです。

メンテナンスや車検を手間なく済ませたい人

プランによっては、メンテナンスや車検代が含まれています。また、提携の整備工場を案内してくれるので、メンテナンスや車検を手間なく済ませたい人にぴったりでしょう。

コンパクトカーをお得にリースするコツ

ここでは、安くコンパクトカーのカーリースを利用する方法を紹介します。

複数社の見積もり比較は必須

同じ車種でも、リース会社によって料金やプランが大きく異なるので、複数社から見積もりを取りましょう。

中古リース車も選択肢に

新車よりも格安で借りられる中古リース車を検討するのもおすすめです。できるだけ費用を抑えたい人や、車種にこだわりがない人は中古リースも検討するといいでしょう。

まとめ

コンパクトカーのリースは、月額1〜3万円程度が相場で、契約内容や車種によって料金が大きく変わります。

税金やメンテナンス費用を含んだプランが多く、毎月の支出を固定させたい人にとっては魅力的な選択肢です。

購入やカーシェアとの違いを理解し、自分に合った方法で車に乗りましょう。

【貯金0円でもOK】新車が月額5,500円~
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この記事の監修・執筆者
岡本 修

岡本 修

自動車業界歴10年。輸入車ディーラーの営業アシスタント、自動車部品メーカーの海外営業を経て、自動車ライターとして活動。カーリースや新車情報の記事執筆を担う一方、中古車買取や自動車輸出ビジネスを展開。さらに、リセールを意識した車の選び方や、お得に新車に乗る方法などを発信している。