コンパクトカーの燃費はどのくらい?燃費効率をよくするためのポイントも紹介

コンパクトカーの燃費はどのくらい?燃費効率をよくするためのポイントも紹介

コンパクトカーは、明確な定義はありませんが、一般的には5ナンバー規格の小型乗用車のことを指します。この記事では、コンパクトカーの概要や燃費について解説しています。また、燃費のいい車の特徴や燃費を良くするためのポイントなどについても取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

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そもそも燃費とは

車に関する情報を調べていると、燃費という言葉を目にする機会が多いかと思います。燃費とは、ガソリンや軽油などの燃料1リッターでどのくらいの距離を走行できるのかを示す数値のことです。

車のおおよその燃費はカタログ燃費(メーカーのカタログに記載されている燃費)で把握できます。しかし、実際に車に乗ってみると、必ずしもカタログ燃費通りの燃費にならないケースが多くなります。これは、走行時の条件によって燃費効率が下がるためです。この実際に走行したときの燃費のことを実燃費といいます。燃費がいい車であれば、給油の回数も少なくなるため、お財布にも優しいといえます。そのため、これから車を所有しようとしている人は、いかに燃費良く運転できるかどうかという点にも注目してみてください。

燃費のいい車の要素

車の燃費の良し悪しに影響する要素はさまざまです。例えば、車体重量が軽く、エンジンが小さいほど低燃費になる傾向にあります。一方で重い車だとそれを動かすために大きなエンジンが必要で、それに伴いガソリンの消費量も多くなることから燃費効率が悪くなります。

そのほかにも、運転の仕方も燃費に影響を与えます。信号が多く、停止と発進を繰り返している、登り坂を走っている、といった場合どうしても燃費は悪くなりがちです。

燃費がいい車を利用するメリット

燃費がいい車を選んだ方がいい、ということをなんとなくは理解しているものの、具体的な理由までは理解していない人もいるのではないでしょうか。燃費がいい車を利用すると、以下のようなメリットが得られます。

  • 出費を抑えられる
  • 減税対象になるケースもある
  • 環境にやさしい

燃費がいい車を利用すると、ガソリンの給油回数が少なくなるため、ガソリン代を節約できます。年間の走行距離にもガソリン代は1年間で数万円単位、もしくは10万円超えの出費となるケースが珍しくなく、決して小さな費用負担というわけではありません。給油回数を抑えられれば、家計への負担も軽減できるでしょう。

また、燃費のいい車は減税が受けられるケースもあります。具体的には、エコカー減税やグリーン化特例の軽課などです。エコカー減税は、排出ガス性能や燃費性能が優れている車であれば、自動車重量税を免税・減税する制度のことです。グリーン化特例の軽課は、条件を満たすことで自動車税・軽自動車税を軽減してくれます。そのほかにも、自動車取得時に発生する環境性能割も燃費のいい車ほど税率が低くなります。

燃費がいい車は、CO2の排出も少なくなるため、環境への負荷を軽減してくれます。車によるCO2排出は地球温暖化の大きな要因の1つです。日本のCO2排出量のうち、自動車による排出は比較的多いとされているため、環境を守るためにも、燃費のいい車に乗ることは非常に重要だといえます。

コンパクトカーの概要

車を探している人の中には、コンパクトカーで燃費のいい車がないかと考えている人もいるのではないでしょうか。

そもそもコンパクトカーとは、一般的には5ナンバー規格の小型乗用車のことを指します。ただし、コンパクトカーに関しては明確な定義が存在するわけではありません。

「コンパクト」という名の通り、小さな車体は小回りが利くことから都会の狭い道路や駐車場などでも運転しやすい点が特徴です。軽自動車だと乗車人数に限りがある一方で、ミニバンや大型SUVだと車両重量が大きく、燃費効率が悪い点が懸念点として挙げられます。ミニバンは両者の中間にある車であり、燃費を重視しつつも、ファミリーでの利用にも適しており、走行時のパワーもあるため、使い勝手がいいといえるでしょう。

軽自動車との違い

車体の小さい車というと軽自動車をイメージする人もいるかもしれませんが、コンパクトカーと軽自動車の主な違いとしては、規格の有無が挙げられます。軽自動車は、ボディサイズが全長3,400mm未満・幅1,480mm未満・高さ2,000mm未満でなければなりません。また、排気量も660cc以下である必要があります。一方で、コンパクトカーは先述の通り明確な定義がありません。そのため、軽自動車の規格を上回っているものがコンパクトカーや他の車体タイプに分類されます。

そのほかにも、乗車人数の違いもあります。軽自動車は原則として4人乗りですが、コンパクトカーは5人以上乗車できるものもあります。

コンパクトカーの燃費はどのくらい?

基本的に、排気量の小さいエンジンほど燃費性能は高くなる傾向にあります。コンパクトカーは、車両重量が軽く、排気量の小さいエンジンで十分動くため低燃費です。具体的な燃費は各車両や走行条件によって異なりますが、カタログ燃費で30km/L前後、実燃費で20km/L前後程度の燃費だと考えてください。

コンパクトカーをおすすめする理由

コンパクトカーの特徴の1つが、車の運転のしやすさです。先述の通り、車体自体がコンパクトで小回りが利くことから、狭い道や駐車場などでも扱いやすいでしょう。運転経験が浅く自信がない人、家族で車を共有する人などは、運転しやすいコンパクトカーを所有しておくと便利です。無理なく運転できる車であれば、事故のリスクも低減できます。

また、コンパクトカーは利便性の高さも特徴です。軽自動車よりも乗車人数が多く、5〜7人乗りのものもあるため、ファミリー層での利用はもちろん、友人同士でのちょっとした小旅行の際などにも活躍してくれます。また、ハッチバックタイプが主流であるため、シートをアレンジをすれば、大型の荷物を積み込むことも可能です。

コンパクトカーは、各メーカーが展開しており、サイズや排気量、カラー、デザインなどさまざまな種類があるため、自分に合った一台を見つけやすい点も大きな特徴です。

コンパクトカーの燃費を良くするポイント

コンパクトカーは比較的燃費がいいとされていますが、ちょっとしたポイントを押さえておくだけでさらに燃費を良くすることができます。ここではコンパクトカーの燃費を良くするためのポイントを紹介します。

急発進・急停止をしない

急発進や急停止はエンジンに大きな負荷をかけることとなるため、燃費効率が下がってしまいます。そのため、普段からゆっくり発進・停止できるように、丁寧に運転することを心がけましょう。周囲の状況を常に確認し、急ブレーキをする必要がないようにする、加速するときは早めにアクセルから足を離すといった形であれば今日からでも取り組めます。

余計な荷物を下ろす

車両重量は燃費に影響する要素の1つであるため、車が重くなりすぎないように、余計な荷物は下ろすようにしてください。例えば、荷台に使用頻度が少ないにもかかわらず荷物を乗せたままにしているといったケースが考えられます。また、ルーフキャリアを使用していないのに装着したままになっている場合も取り外すことで燃費効率を高められる可能性があるでしょう。

エアコンの使いすぎに注意する

エアコンの使用も燃費に影響するため、使用するタイミングには注意が必要です。もちろん気温に合わせてエアコンを使用すること自体は全く問題ありません。しかし、使い方を工夫すれば使い過ぎを回避できます。例えば、夏場の暑い日であれば、まずドアや窓を開放したうえで空気の入れ替えを行ってからエアコンを使用すれば効率よく車内を涼しくできます。

まとめ

今回は、車の燃費の概要やコンパクトカーの概要、コンパクトカーの燃費などについて解説しました。燃費とは、車が燃料1Lでどのくらい走行できるのかを示した数値のことです。コンパクトカーは、重量が軽いことから一般的に燃費がいいとされています。また、コンパクトカーは燃費に加えて、コンパクトで小回りが利くこと、軽自動車よりも乗車人数が多いことなども特徴です。燃費のいい車を探している方は、ぜひコンパクトカーも選択肢として検討してみてください。

車を所有するにあたっては、カーリースの利用もおすすめです。ニコノリでは、コンパクトカーをはじめ、燃費がいいとされる車などさまざまな車種を取り扱っています。車種によっては短期間での納車もできるため、ぜひ利用を検討してみてください。

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この記事の監修・執筆者
柴田 和也

柴田 和也

大学院を卒業後ライターとしての活動を開始し、7年目を迎えました。現在は海外に住んでおり、自動車をはじめとしてさまざまなジャンルの記事を作成しています。複雑な内容も噛み砕いてわかりやすく解説することをモットーとしており、自動車にあまり詳しくない人でも理解できるような記事作成を心がけています。