レンタカーを選ぶときに迷わない!目的別に見る車種の選び方

レンタカーを選ぶときに迷わない!目的別に見る車種の選び方

旅行や出張、引っ越し、冠婚葬祭など、レンタカーを利用する機会は意外と多いものです。しかし、いざ予約しようとすると「どの車種を選べばいいのかわからない」「失敗したくない」と悩む人も多いのではないでしょうか。普段あまり車に乗らない人にとっては、コンパクトカーやミニバンといった分類自体がわかりにくいこともあります。人数や荷物の量、運転のしやすさなどを考慮せずに選んでしまうと、当日に「思ったより狭い」「運転しづらい」といったトラブルに繋がることもあるため注意しなければなりません。

この記事では、レンタカーの車種を選ぶときに知っておきたい基礎知識や、目的別に最適な車種について詳しく解説していきます。

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レンタカーに使用される車種と特徴

レンタカーに用意されている車種は、大まかにいくつかのカテゴリーに分かれています。それぞれの特徴を知っておくことで、利用目的に合った選び方が可能です。

レンタカーとは?

レンタカーとは、一定期間や一定料金で車を借りられるサービスのことを指します。自家用車を所有していない人や、旅行や出張などで一時的に車が必要なときに活用されることが多く、近年では利用者のライフスタイルの多様化に伴い、ますます身近な存在となっています。

レンタカーの大きな特徴の一つとして、ナンバープレートに「わ」のひらがなが使われている点が挙げられます。これは、道路運送車両法に基づいて「レンタカー専用の識別」として定められているもので、所有している自家用車や事業用車両との区別を明確にするためです。一部地域では「れ」ナンバーも使われていますが、基本的には「わ」が主流です。

この「わナンバー」は、レンタカーであることを示す目印となっており、観光地や駐車場、また交通トラブル時などにも役立ちます。レンタカーを利用する際には、見慣れないナンバーであっても安心して運転できるよう、こうした違いを事前に知っておくとよいでしょう。

車種別でみるレンタカーの特徴

車は、さまざまな形や用途のものがありますが、レンタカーにはお客様のニーズに合わせて多様な車種が揃っています。

車種別でみるレンタカーの特徴は以下のとおりです。

車種名 主な特徴 代表的な車種例
軽自動車 全長3.4m以下・排気量660cc以下、燃費が良く小回りが利く N-BOX、タント、アルトなど
コンパクトカー 普通車の中でも取り回しやすく、燃費と走行性能のバランスに優れている ヤリス、フィット、ノートなど
セダン 安定性が高く、独立したトランクスペースがある カローラ、アリオンなど
ミニバン 6〜8人乗りが中心で、シートアレンジが柔軟 ノア、セレナ、ステップワゴンなど
SUV アウトドアや悪路走行に強く、街乗りにも対応 RAV4、ハリアー、フォレスターなど
ワゴン車/バンタイプ 積載性に優れており、荷物運搬や引っ越しに向いている ハイエース、キャラバンなど

このように、多様なラインナップが用意されているため、短時間の買い物から長期の旅行、ビジネス利用や引っ越しまで、幅広いシーンでレンタカーが活躍しています。車種の特徴を理解し、用途に合ったものを選ぶことが、快適で安全なドライブにつながるでしょう。

利用シーン別・おすすめ車種の選び方

レンタカーを利用する目的によって、適した車種は大きく異なります。そのため、どのようなシーンで利用するのか事前に把握しておかなければなりません。

それでは、代表的な利用シーンごとに最適な車種を紹介していきます。

旅行・観光目的

2人程度の旅行であれば、燃費に優れたコンパクトカーがおすすめです。4人以上の家族旅行であれば、広々としたミニバンを選ぶことで快適に移動できます。雪道や山道の多い旅行先には、4WD仕様のSUVが安心です。ハイブリッド車を選べば、燃料代の節約にもつながるでしょう。

引っ越しや荷物運搬

荷物の量が多い場合は、バンやワゴンタイプの車両が適しています。後部座席をフラットに倒せるタイプであれば、さらに広いスペースを確保できます。大型バンは運転が難しいと感じる人には、小型ワゴンタイプの車両も候補にしておきましょう。

冠婚葬祭やビジネス

落ち着いた印象を与えるセダンタイプや、上質なインテリアを備えたコンパクトカーが適しています。特に、フォーマルな服装での乗り降りや大切なお客様との移動には、車内の静粛性や座席の快適性が重要です。

アウトドアやレジャー

キャンプやスキー、釣り、サーフィンなどのレジャーには、SUVが頼りになります。4WD機能やルーフキャリア付きモデルを選べば、悪天候時や山道でも安心して走行することが可能です。

レンタカーの燃費と利用料金

レンタカーを選ぶ際、利用目的にくわえ、重要なポイントの一つが燃費と利用料金です。燃費が良い車はガソリン代を節約でき、長時間や長距離の利用もできます。また、利用料金は車種やレンタル時間、地域によって異なるため、予算に合った車を選ぶことも大切です。

燃費の特徴とレンタカー選び

燃費とは、車が一定距離を走るのに必要な燃料の量を示しており、数値が良いほど燃料の消費が少なく経済的です。特に、長距離ドライブや頻繁に車を利用する場合は、燃費の良い車を選ぶことでガソリン代を大幅に節約できます。

軽自動車やコンパクトカーは燃費性能に優れているため、都市部の短距離移動や日常の買い物などに適しています。一方で、ミニバンやSUVなどの大きな車種は燃費がやや劣ることが多いですが、広い室内空間や荷物の積載力が必要な場合には選択肢として有力です。

燃費の良さは環境負荷の軽減にもつながるため、エコドライブや環境意識が高い人にも燃費の良い車種がおすすめです。レンタカー会社の多くは、燃費情報を公開しているので事前にチェックして比較しておきましょう。

レンタカー料金相場

レンタカーの料金は車種や利用時間、地域によって大きく異なりますが、おおよその相場を知っておくことは利用計画を立てるうえで役立ちます。軽自動車やコンパクトカーの場合、1日あたりの基本料金は比較的安価です。

車種 レンタカー料金相場(1日当たり)
軽自動車 5,000円~6,000円程度
コンパクトカー 6,000円~7,000円程度
乗用車 7,000円~9,000円程度
SUV・ワゴン車・高級車 10,000円~

同車種でも、年式や装備、サービス内容によっての価格に差があるため事前に確認をしておきましょう。

レンタカーを借りる際の注意点

レンタカーは便利で手軽に利用できる一方で、借りる際にはいくつかの注意点があります。トラブルを未然に防ぎ、安心してドライブを楽しむためにも、あらかじめ押さえておきたいポイントをみていきましょう。

契約内容と補償の確認

保険の内容や補償範囲、免責額などを事前に確認しておくことが大切です。万が一の事故に備えて、ノンオペレーションチャージ(営業補償料)や免責補償制度の有無もチェックしましょう。

車両の傷や装備の事前確認

出発前には、車体のキズやへこみ、タイヤの状態、ライト・ウインカー・ワイパーなどの基本的な動作確認をおこないましょう。気になる点があれば、その場でスタッフに伝えることが重要です。

返却時間・ガソリン満タン返しのルール

返却時間を過ぎると延長料金が発生する場合があります。また、多くのレンタカーでは「ガソリン満タン返し」が基本となっているため、返却前の給油も忘れずにおこないましょう。

まとめ

レンタカーを借りるときは、利用目的や人数、運転の経験、荷物の量などを踏まえたうえで車種を選ぶことが大切です。旅行やビジネス、引っ越し、レジャーなど、シーンごとに最適な車種は異なります。車両の大きさや操作性、燃費性能、装備の有無までチェックしておくことで、当日のストレスを減らし、より快適な移動が実現できるでしょう。

最近では、気軽にマイカーのようなサービスが受けられるカーリースを活用する人も増えています。カーリースであれば時間や料金を心配せず自分にぴったりの車種が効率よく探せます。賢く車を使いたい人は、こうしたサービスも上手に取り入れてみてください。

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この記事の監修・執筆者
河野みゆき

河野みゆき

自動車業界で26年の経験を持ち、自動車保険募集人資格を保有しています。自動車保険だけでなく、女性目線で車の専門知識を広め、もっと自動車について知ってもらうため、ライターとして積極的に活動しています。