カーリースの審査に落ちた理由を調べる方法は?通らないときの対処法も紹介!

新しい車に乗ろうと思い、カーリースに申し込んだものの、審査に落ちてしまった方もいるでしょう。しかし、どうして審査に落ちたのかわからず、対処の仕方がわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はそもそもカーリースの審査に落ちた理由を調べる方法があるのかに加え、カーリースの審査に落ちる一般的な理由を解説します。さらに、審査に落ちたときの対処法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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カーリースの審査に落ちた理由を調べる方法はある?
カーリースを利用しようとして、審査に落ちてしまって利用できない経験をしたことがある方もいるでしょう。ただ、何が原因かわからず、審査に落ちた理由を調べてみようと思う方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、カーリースの審査に落ちた理由を調べる方法はありません。カーリースの運営会社からは審査結果のみ伝えられて、なぜその結果になったのかといった理由については教えてくれないのです。
カーリースの審査に落ちた理由
カーリースの審査に落ちた理由は一切教えてもらえませんが、審査に通りにくいとされる基準についてはある程度推測することが可能です。
ここでは、カーリースの審査に落ちる主な理由について詳しく見ていきましょう。
金融ブラックになっている
カーリースの審査では、信用情報を記録している第三者機関の照会をかけて過去に延滞記録がないか、自己破産の経験がないかなどをチェックします。そして、過去に自己破産や債務整理といった金融事故が記録されていたり、クレジットカードやローンなどの延滞記録が残っていたりなど、金融ブラックになっている場合は審査に通らない可能性が高いです。これらの情報が残っている間は審査に通りにくいことを留意しておきましょう。
ただし、過去の記録の保存期間は5~7年といわれているので、その期間を超えれば信用情報機関から金融ブラックの情報が消去されます。
年収が200万円未満
カーリースの審査では年収がどれだけあるかについてもチェックされます。具体的な年収基準については公開されているわけではありませんが、一般的に年収200万円未満だと審査に通りにくいと言われています。
ただ、年収はあくまでもさまざまな審査項目のひとつに過ぎないので、年収200万円未満だからといって必ず審査に落ちるというわけではありません。
勤務先や雇用形態が不安定
年収に加え、勤務先や雇用形態についても確認されます。勤務先の規模や業績によって、倒産リスクなどが懸念される場合は、審査に通らない可能性があります。また、雇用形態については、アルバイトやパート、契約社員などの非正規雇用の場合、解雇されるリスクがあることから、審査が不利になるケースも珍しくありません。
しかし、非正規雇用の場合でも勤続年数が長かったり、年収が高かったりすると審査に通過する可能性もあります。
勤続年数が短い
勤続年数が短い場合はカーリースの審査に落ちる可能性があります。新卒入社直後の場合は、勤続年数が短いのが当然なので、それだけで審査に落ちるといったことは考えにくいでしょう。しかし、転職直後の場合は、またすぐに別の会社に転職する可能性があると判断されて、審査に不利になるケースもあります。
とくに、勤続年数が1年に満たない場合は審査で不利になってしまうと言われているので、勤続年数が1年を超えたタイミングで再申し込みするといいでしょう。
他社の借り入れ額が大きい
他社の借り入れ額が大きい場合も審査に落ちるひとつの要因となります。カーリースは毎月、定額料金で車に乗ることができます。そのため、リース料を毎月しっかりと払えるかどうかをチェックされているのです。
しかし、すでに他社での借り入れ額が大きい場合は、追加でリース料を支払うのが難しいと判断されることがあります。一般的には、「返済負担率」といった指標が用いられ、返済負担率が30~35%を超えると審査に通りにくくなってしまいます。
なお、返済負担率を求める式は「年間の返済額÷年収×100」です。この結果が30~35%を超過すると、審査に通らない可能性があります。
カーリースの審査に落ちたときの対処法
カーリースの審査に落ちる主な理由は理解できたものの、車が必要なのでどうしても審査に通りたいと思う方も多いでしょう。ここでは、審査に落ちたときの具体的な対処法について解説します。
連帯保証人を立てる
カーリースの審査に通らないときは、連帯保証人を立てることで審査に通る可能性があります。契約者本人の年収だけでは足りない場合や、勤続年数が短くて信用情報から正しく審査できない場合は、カーリース会社から連帯保証人を立てることを提案されるケースも少なくありません。
連帯保証人は家族や親戚などの血縁関係にある人が対象であり、有職者であることが条件です。なお、カーリース会社によっては血縁関係者ではない人も連帯保証人の対象としているケースがあります。そのほか、保証会社を利用できる場合もあるので、詳しくはカーリース会社に確認しましょう。
車種、グレード、オプションを変更する
年収に対して、毎月のリース料が見合っていない場合は、車種やグレード、オプションを変更することで審査に通る可能性があります。車種やグレード、オプションを変えて、毎月の利用料を抑えることで、返済負担率が超過しなくなり、審査に通ることがあるのです。
審査に通らないときは、毎月のリース料を下げるために車種やグレードなどを再検討しましょう。
頭金を多くいれる
頭金などの初期費用なしで利用できるのがカーリースのメリットです。しかし、毎月のリース料が高くて返済負担率が基準値を超えている場合は審査に通らなくなってしまいます。その場合、頭金を多く入れることで、リース料が安くなり審査に通る可能性があります。
滞納を解消する
現在進行形で滞納しているローンやキャッシング、割賦販売などがあれば、先に滞納を解消するところからはじめましょう。ローンやキャッシングなどを利用していない場合であっても、最近では携帯電話を分割で支払っているケースが多く、携帯電話料金が未払いの場合は信用情報にキズがついてしまうのです。
携帯電話料金など、分割で支払っているものがあり、それらに滞納がある場合は先に精算することが大切です。
他のカーリースの審査を試す
カーリース会社によって審査基準が異なるので、他のカーリース会社の審査を試してみるのもいいでしょう。ただし、信用情報機関にはカーリースの審査に申し込んだという履歴が申し込み月から6カ月間保存されるので、一度に数多くのカーリース会社の審査を受けると、すべてが記録されてしまいます。
何度も審査を受けているということは経済的に困っていると、カーリース会社に解釈されてしまうことがあり、審査に通らなくなってしまいます。そのため1~3社程度のカーリース会社に審査を申し込むのがいいでしょう。
なお、審査の申込履歴は6カ月間で消去されるので、6カ月が経過したタイミングで再度、審査に申し込むのがおすすめです。
まとめ
カーリースを利用しようとして審査を受けてみたものの、落ちてしまった経験をしたことがある人もいるでしょう。ただ、審査に落ちた理由については一切教えてもらうことができません。
カーリースの審査では、年収や勤続年数、雇用形態に加え、過去の支払い実績や延滞状況など、総合的にチェックされます。それぞれの項目に一定の基準が設けられており、基準をクリアできていない場合は審査に通らない可能性があります。
ただ、連帯保証人を立てることで審査に通ったり、車種やグレードを変更して毎月のリース料を減らすことで審査に通ったりするケースも珍しくありません。
審査に落ちた場合は、今回紹介した対処法を実践したうえで、再度申し込みすることをおすすめします。
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- この記事の監修・執筆者
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岡本 修
自動車業界歴10年。輸入車ディーラーの営業アシスタント、自動車部品メーカーの海外営業を経て、自動車ライターとして活動。カーリースや新車情報の記事執筆を担う一方、中古車買取や自動車輸出ビジネスを展開。さらに、リセールを意識した車の選び方や、お得に新車に乗る方法などを発信している。