無職・フリーター・主婦・未成年もカーリースは無理じゃない!その理由とは?

無職・フリーター・主婦・未成年もカーリースは無理じゃない!その理由とは?

カーリースは毎月のリース料金を支払うことで車を利用できるサービスであるため、支払い能力を確認するための審査が行われます。審査があることから、無職の人やフリーターの人、主婦、未成年などは「自分は無理だ」と考えるのではないでしょうか。しかし、必ずしも無理というわけではありません。この記事ではカーリースの審査における審査項目や無職・フリーター・主婦・未成年が利用するためのポイントなどを紹介しています。

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カーリースとは?購入・ローン・レンタカーとの違い

カーリースとは、月額料金を支払うことで車を利用できるサービスのことです。車のサブスクリプションサービスということもできます。

利用者は車の所有者ではありませんが、契約期間中は自分の車と同じように利用できる点が特徴です。また、車を購入する場合高額な初期費用が必要ですが、カーリースの場合は月額料金のみで利用できるため、高額な費用負担もありません。さらに月額料金には、車にかかる各種税金や車検費用も含まれています。そのため、車検のタイミングで費用負担が発生することもありません。

そのほかにも、カーリースはレンタカーとは違い、自分が希望する車種・カラーなどを選んだうえでリース会社が車を購入しリースしてくれるため、自分の好きな車に乗れる点が特徴です。

カーリース・ローン・レンタカー比較

比較項目 カーリース カーローン レンタカー
初期費用 多くは0円 頭金+諸費用 0円
月額費用 税金・車検・メンテを含め定額 返済・維持費は別建て 利用日数で変動
契約期間 1〜11年(5・7・9 年が主流) 3〜7年 数時間〜1か月
途中解約 原則不可・違約金あり 車売却で残債一括可 いつでも返却可
返却後 返却/買取/乗換を選択 所有権は自分 返却

ポイントは、「車両価格」「税金」「車検コスト」をまとめて平準化できる点。頭金 50〜100 万円を用意できなくても、家計を月額ベースで管理できるため、資金計画が立てやすいのが支持される理由です。

カーリースには審査がある

カーリースの利用にあたっては、審査があります。当然ながら審査に通らなければカーリースを利用できません。なぜ審査があるのか?という点については、以下に詳細をまとめました。

なぜ審査が必要なのか?

リース会社は契約時点で車両価格を全額立て替えます。

例:200万円の車を7年契約 → リース会社が 200万円をディーラーへ即時支払い
契約者は毎月 2〜3万円ずつ分割で返済

リース会社のリスクは 「途中で支払いが止まる」「車が回収できない」 ことです。そこで、

  • 直近の収入状況(支払い能力)
  • これまでの返済実績(信用情報)
  • もしもの時の担保(保証人)

を総合的に点数化し、「延滞確率が何%以内か」を機械審査+人手で判断します。要するに “家賃審査+ローン審査” を掛け合わせたような仕組みです。

カーリースにおける車の所有者はあくまでもリース会社であり、契約者は車を借りて利用する形であるためです。つまり賃貸契約を結ぶのと同じで、毎月の利用料金を支払う能力があるのかどうかを確認しなければならないため、審査が行われています。

収入が低い、仕事をしていないといった場合、審査に落ちてしまう可能性があるでしょう。

カーリースの審査のポイント

ここではカーリースの審査でどのような項目がチェックされるのかそのポイントを紹介します。審査項目を把握していれば、対策を立てることもできるためぜひ参考にしてください。

収入

  • 安全圏の目安:手取り月収の 30%以内で月額が収まるか
  • 手取り 15万円 → 月額 4.5万円までが上限
  • 加点策:頭金投入・ボーナス併用で月額を下げる/副業収入の入金履歴を提出

カーリースの審査において、収入は非常に重要なポイントです。カーリースを利用する場合、毎月リース料金を支払わなければならないため、収入が少ない、不安定であると言った場合、審査で不利になる可能性があります。一般的に、カーリースにおける年収のボーダーラインは200万円とされています。もしこの金額を下回っている場合、審査通過は難しくなるでしょう。

職業・勤務形態

どのような職業についているのかもチェックされます。簡単にいうと安定した職業の方が評価されやすいといえるでしょう。例えば、公務員や企業で正社員として働いている人は収入が安定していると考えられるため、審査においてプラスに働きます。

一方で自営業やアルバイト・パートとして働いている方は収入が不安定と判断される可能性があります。

勤続年数

審査では勤続年数も確認されます。いくら収入が多くても勤続年数が短いと「この人は今後すぐに辞めるかもしれない」と判断される可能性があります。そうなると安定してリース料金を支払えなくなる恐れがあるため、審査通過が難しくなるかもしれません。長ければ長いほうが安定しているとみなされやすいです。一般的な目安としては勤続年数が3年以上であれば問題ないでしょう。

債務状況

過去に自己破産をしている、任意整理をしている、ローンの支払いが滞ったことがあるなど、債務状況もチェックポイントです。過去に何かしらの債務トラブルがあるとCIC(指定信用情報期間)もしくはJICC(日本信用情報機構)といった信用情報機関にその情報が記録されます。審査ではそれらの情報がないか確認されるため、債務トラブルの情報が残っていると審査に落ちる可能性が高くなるでしょう。なお、債務トラブルの情報は5年保管されますが、自己破産は10年まで保管されます。

属性別審査を通過するポイント

ここでは属性別にカーリースの審査を通過するためのポイントを紹介します。無職で収入がない方、専業主婦の方、未成年や学生、パート・アルバイトの方などがカーリースを利用するためにはどうすればいいのか知りたい方、カーリースは無理なのではと思っている方はぜひ参考にしてください。

無職・主婦・未成年などの場合

収入のない無職や専業主婦、さらには未成年の場合、他の人と同じようにカーリースに申し込んでも審査に落ちる可能性が高いです。このような人たちは保証人を設定することで審査を通過できる可能性があります。自身の収入がないとしても、安定した収入のある人を保証人として立てることができれば、リース会社は万が一支払いが滞ったとしても保証人に支払いを請求できるため、大きな問題はありません。保証人を立てる場合、家族や親戚など身近な人に依頼するケースが一般的です。

なお、定年退職を迎えたために無職になったという場合、年金の支給を受けていれば安定した収入があるとみなされる可能性があります。

審査を通すためのポイント(参考)

  • 連帯保証人を立てる(配偶者が理想)
  • 配偶者の源泉徴収票+在籍証明書をセット提出
  • 頭金 10〜20万円を入れ、契約期間は5年以内に短縮
  • 走行距離上限を 1,000 km/月にして残価を上げ、月額を圧縮

パート・アルバイトの場合

パートやアルバイトで生計を立てている場合でも審査に通過できないわけではありません。ポイントは勤続年数と収入です。パート・アルバイトであっても、長期間にわたって同じ職場で働いているのであれば、安定した収入があると判断される可能性があります。また、パート・アルバイトでも時給の高い職場であれば、一定以上の収入が得られるため、審査を通過できるかもしれません。

審査を通すためのポイント(参考)

  • 勤続 1 年以上+月収8万円以上を確保
  • 給与振込口座の入金履歴6か月分で安定性を提示
  • 車格は軽自動車・中古リースで月額2万円台に設定
  • クレカ延滞やスマホ割賦未払いを即完済し、返済比率 < 35%に調整

学生・未成年の場合

学生や未成年(18~19歳)がカーリースを利用する場合でも、審査通過は不可能ではありません。ポイントは親権者の同意と保証人、そしてアルバイトを含む安定収入の有無です。

まず親権者の同意書は必須となり、加えて親や保護者を連帯保証人に立てることで支払い能力を補完できます。さらに、学費や生活費をまかなえる程度のアルバイト収入があり、同じ職場で継続して働いている実績があれば「責任を持って月額料金を支払える」と判断される可能性が高まります。

審査を通すためのポイント(参考)

  • 親権者同意書+親を保証人に立てることが必須
  • アルバイトの給与明細

審査に落ちた時の対処法

カーリースの審査に申し込んだものの、通過できなかった場合でもまだ諦める必要はありません。ここでは審査に落ちたときにできる対処法を紹介します。

対処法 ロジック 具体アクション
車のグレードを下げる 月額を下げ返済比率を改善 ミニバン→軽、SUV→コンパクト
頭金を支払う 残価・月額を減らす 10〜30万円一括入金
信用情報を改善する 延滞履歴を消す 3滞納完済→6か月後に再申請
他社に申し込む 審査ロジックの違いを利用 信販系→自社ローン系へスライド

車のグレードを下げる

車のグレードを下げることで、毎月のリース料金が下がるため、審査を通過できる可能性があります。同じ車であっても、ベースグレードの方が車両の本体価格が安くなっています。

また、オプションを装備しないことでもリース料金を抑えられるため、審査通過の可能性が高まります。

頭金を支払う

リース会社によっては頭金を用意できるケースもあります。頭金を用意することでリース料金を抑えられるため、審査にも通りやすくなるでしょう。結婚して専業主婦になったために今は収入がないものの、結婚前の貯金はあるといった場合などは頭金を活用してみてもいいかもしれません。

信用情報を改善する

カーリースの審査に落ちる最大の要因の一つが、過去の延滞や債務整理などによる信用情報の傷です。延滞情報は原則 5 年(自己破産は最大10年)残るため、その期間は審査で大きなマイナスになります。ただし「情報が残っている=必ず否決」ではありません。

まずは携帯料金・クレジットカード・リボ払いなどの未払いをすべて完済し、直近6か月以上「遅延ゼロ」の実績を積み上げましょう。次に、CICやJICCで 開示報告書を取得し、自分の記録を正確に把握します。もし完済後も延滞情報が誤って残っている場合は、金融機関へ訂正依頼を行うことでスコアを改善できるケースがあります。

また、クレジットカードを月1回少額でも利用し期日通りに支払う“クレジットヒストリーの上書き” を続けると、ポジティブな利用実績が加点されるため効果的です。こうした対策を講じてから6ヶ月待機して再申請すれば、審査通過率が大幅に向上します。

他社に申し込む

同じカーリースでも、サービスを提供する会社によって審査基準やリース料金は異なるため、他社に申し込むことで審査を通過できる可能性があります。審査項目を踏まえると、自分の条件だと審査を通過できるか不安といった場合は、複数の会社を比較してみるといいでしょう。

カーリースならニコノリがおすすめ

カーリースサービスを提供する企業は多くありますが、ここではおすすめのサービスとしてニコノリを紹介します。

ニコノリは、個人はもちろん、法人や個人事業主なども利用できるカーリースサービスです。複数の信販会社と提携しているため、1社目の審査で落ちても、2社目の審査で通過できるなど、チャンスが多くある点も特徴だといえます。

また、国産の全メーカー・全車種に対応しているため、自分の好きな車に乗ることも可能です。ニコノリでは、全国約150のディーラーやメーカーと取引があり、これまでの販売実績も豊富であることから、車を優先的に提供してもらえる環境が整っています。そのため、車種によっては最短で契約を結んでから2週間で納車することも可能です。

まとめ

カーリースは、購入よりも初期費用を抑えられる便利なサービスですが、利用には審査が必要です。そのため、無職やフリーター、専業主婦、未成年などの方は「審査に通らないのでは」と不安を感じることもあるでしょう。しかし、収入が少ない場合や職業が安定していない場合でも、連帯保証人の設定や車のグレード調整、頭金の活用などの工夫によって、審査を通過できる可能性は十分にあります。

特に、親や配偶者など信頼できる保証人を立てることで、支払い能力の証明につながり、審査通過率が大きく向上します。また、軽自動車や中古リースなどの月額を抑えたプランを選ぶことも有効な対策です。

カーリースは、「自分名義の車」にこだわらず、費用負担を抑えてライフスタイルに合った車を持つ手段として注目されています。自分の状況に合ったプランや対策を選ぶことで、無理なく車を利用できる可能性は大いにあります。まずは自身の条件を整理し、必要に応じて保証人や申込内容を調整しながら、最適なカーリースを検討してみてください。

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この記事の監修・執筆者
柴田 和也

柴田 和也

大学院を卒業後ライターとしての活動を開始し、7年目を迎えました。現在は海外に住んでおり、自動車をはじめとしてさまざまなジャンルの記事を作成しています。複雑な内容も噛み砕いてわかりやすく解説することをモットーとしており、自動車にあまり詳しくない人でも理解できるような記事作成を心がけています。