車を買うときの予算はどのくらい?年収別の目安を解説!

車を買うときの予算はどのくらい?年収別の目安を解説!

車の購入を検討しているものの、予算をどれくらいに設定すればいいかわからず、悩んでいる人もいるでしょう。また、昨今は車の値段が高くなっているので、新車だけでなく、中古車やカーリース(サブスク)も併せて検討している人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「車を買うときの予算はどれくらい?」をテーマに、年収別の目安を解説します。さらに、購入とは別の選択肢として、車のサブスクについても触れているので、ぜひ参考にしてください。

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車の購入にかかる費用とは?

車の購入には、車両代金のほかに、諸費用や各種税金、自賠責保険料などの諸費用がかかります。ここでは、車の購入にかかる費用に加え、新車と中古車の費用の違いについて見ていきましょう。

諸費用の内訳

車の購入費用の最も大きな金額となるのが「車両本体価格」です。ただ、実際に車を購入するとなると、車両代金のほかに、さまざまな費用がかかります。

たとえば、環境性能割(旧:自動車取得税)、自動車重量税、自賠責保険料、リサイクル料、登録諸費用、ナンバー代などの諸費用がかかります。これらは車の種類や購入先によって異なりますが、新車であれば車両価格の10~15%程度、中古車であれば5~10%程度を見込んでおくといいでしょう。

新車と中古車の費用の違い

新車と中古車では、購入時にかかる費用に差があります。新車は本体価格が高めですが、保証が充実しており修理の心配が少ない点が魅力です。

一方、中古車は購入価格が抑えられる反面、整備や部品交換などの追加費用が発生することがあります。購入時の初期費用を抑えたいなら中古車、長期的な維持費も含めて考えるなら新車、というように目的に応じて選ぶことをおすすめします。

予算の決め方はどうする?

ここでは、予算の決め方について詳しく見ていきましょう。

収入やライフスタイルから逆算する

車の購入予算は、収入やライフスタイルから逆算して決めるのがおすすめです。たとえば、子育て世帯ならミニバン、通勤メインであれば燃費や維持費を優先した車選びになるでしょう。

生活に無理のない金額であることが前提で、一般的には年収の15〜20%程度を目安に予算を立てるといいと言われています。

一括購入かローンかで変わる

車を一括で購入する場合は、用意できる自己資金が予算の上限となります。しかし、ローンを利用すれば月々の支払額を調整できるので、選べる車の選択肢が広がります。ただし、金利によっては総支払額が大きくなるため、ローンを組む際には返済総額をしっかり確認することが大切です。

なお、貯金の全額を車の購入に充てるのは避けたほうがいいでしょう。将来的に急な出費が必要になるケースもあるので、ある程度、手持ち資金をおいておくことが大切です。したがって、手持ち資金はあるものの、あえてローンを利用するといった方法を選ぶ人も珍しくありません。

年収別・車購入の予算目安

ここでは、車の購入の予算の目安について、年収別に見ていきましょう。

年収300万円台

年収300万円台の場合、無理のない車の予算は約50万円〜100万円程度が現実的です。中古車であれば選択肢が広がるでしょう。また、軽自動車やコンパクトカーなどの維持費が安い車種がおすすめです。また、ローンを利用する場合でも、月々1〜2万円程度の支払いに抑えると家計への負担が少なく済みます。

そのほか、車のサブスクを活用する方法もおすすめです。

年収500万円台

年収500万円台であれば、150万円〜250万円程度の車を検討するのがいいかもしれません。新車のコンパクトカーや一部のSUVも視野に入ってきます。月々3〜5万円ほどのローンを組めば、より多くの選択肢の中から車を選ぶことができます。

年収700万円以上

年収700万円以上になると、300万円以上の新車なども選べるようになります。ライフスタイルに合わせた車選びはもちろん、デザイン性や走行性能、ブランド価値といった要素も重視できるでしょう。ただし、高価格帯の車は維持費も高くなるため、購入後のコストにも注意が必要です。

購入費以外にかかる維持費

車を購入するときの費用だけでなく、維持費についても確認しておくことが大切です。

自動車税・車検・保険などの年間コスト

車は購入して終わりではなく、維持していくための費用も毎年かかります。代表的なものとして、毎年5月頃に通知がくる自動車税、車検(新車は登録から3年、それ以降は2年ごと)、任意保険(自動車保険)などがあります。

ユーザーの年齢や諸条件、車種などによっても維持費が変わりますが、年間で10~30万円程度見ておいたほうがいいでしょう。

ガソリン代や駐車場代も想定する

毎月かかる費用として、ガソリン代や駐車場代も忘れてはいけません。とくに、都市部では駐車場代が月2〜3万円以上かかるケースもあります。

ガソリン代は走行距離や燃費によって大きく異なりますが、月5,000円〜2万円程度を見積もっておくとよいでしょう。

新車・中古車・サブスクなどの選択肢と予算

新車を購入するには、まとまった資金が必要であり、車を欲しいと思っていてもなかなか手が出ないといった人もいるでしょう。さらに、中古車なら購入できるものの、故障リスクがあるので、躊躇してしまっている人も多いのではないでしょうか。

ここでは、新車、中古車、サブスクのそれぞれの特徴や魅力について紹介します。

新車は保証が充実

新車は価格こそ高いものの、メーカーおよびディーラー保証が手厚く、初期のトラブルが少ないのが魅力です。安全装備や最新技術が搭載されているモデルも多く、安心して長期間乗りたい人に向いています。信頼性と満足度を求めるなら、予算を高めに設定して新車を選ぶのもひとつの方法です。

中古車は価格が抑えられる

中古車は同じ予算でもワンランク上の車種を選べる可能性があり、コストパフォーマンスに優れています。ただし、走行距離や整備履歴などによって品質に差があるため、信頼できる販売店での購入が重要です。保証付きの中古車を選ぶことで、リスクを減らすことができます。

車のサブスクという選択肢

近年注目されているのが、車のサブスクサービスです。月額定額で新車に乗ることができます。月額料金には、車両代に加え、各種税金、車検代、メンテナンス代などが含まれており、維持費を計算しやすいのが魅力です。

初期費用0円で利用できるので、まとまった資金がない人でも新車に乗れるのが特徴です。

まとめ

車の購入は、生活スタイルや将来設計に関わる大きな買い物です。車両価格だけでなく、維持費やローンの支払額など、総合的に判断したうえで無理のない範囲で予算を立てることが大切です。

年収やライフステージに合った車選びをすることで、満足度の高いカーライフを実現できます。また、昨今は車の購入という選択肢のほかに、サブスクサービスを選択する人も増えています。サブスクであれば、初期費用不要で新車に乗れるので、まとまった資金がない人もお得に車に乗れるのが魅力的です。

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この記事の監修・執筆者
岡本 修

岡本 修

自動車業界歴10年。輸入車ディーラーの営業アシスタント、自動車部品メーカーの海外営業を経て、自動車ライターとして活動。カーリースや新車情報の記事執筆を担う一方、中古車買取や自動車輸出ビジネスを展開。さらに、リセールを意識した車の選び方や、お得に新車に乗る方法などを発信している。