カーリースの修理費用は誰が払うの?修理に関する注意点も解説

カーリースを利用していて、事故や故障により修理が必要となった場合、修理費用は誰が払うのか気になっている人もいるのではないでしょうか。修理費用は、契約しているプランによって誰が払うのかが異なります。
この記事では、カーリースの修理費用の負担を誰がするのかについて解説しています。また、カーリースで利用している車を修理する際の注意点や契約にあたって確認しておくべきポイントなども取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
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カーリースの修理費用は誰が払う?
カーリースの修理費用を誰が払うかは、契約の種類によって異なります。そもそもカーリースの契約には、大きく分けて「メンテナンスリース」と「ファイナンスリース」の2種類があり、それぞれ誰が払うのかが違うため契約内容を理解しておくことが大切です。
メンテナンスリースは、各種税金や自賠責保険料などの法定費用、車検整備費用、点検費用、メンテナンス費用など車の維持にかかる料金が全て月額料金に含まれている契約です。そのため、修理が必要になった場合、修理費用はカーリース会社が負担します。
一方のファイナンスリースは、各種税金、自賠責保険などの法定費用のみが月額料金に含まれている契約です。車検整備費用や点検費用、メンテナンス費用などは含まれていないため、修理費用は契約者が支払わなければなりません。
メンテナンス料金が含まれているため、メンテナンスリースの方が月額料金が高めとなりますが、修理に伴う急な出費がないこともあり、家計の負担になりにくいというメリットがあります。
カーリース中の車で事故を起こした時の対応手順
カーリース中の車で事故を起こした場合、修理対応の確認のためにカーリース会社に連絡する必要があります。しかし、その前にやるべきことがあるため、どういった手順で対応するのか確認しておきましょう。具体的な手順は以下の通りです。
- 事故の状況の確認
- 車両の移動
- 負傷者の救護
- 警察への連絡
- 保険会社への連絡
- 相手方の連絡先の確認
- カーリース会社への連絡
人や車、ものなどに衝突した場合、たとえどんなに軽微であっても、まずは車を止めて状況を確認する必要があります。何にぶつかったのか、負傷者はいないか、など周囲の状況を確認してください。
そのうえで、車を止めることで後続車の追突や渋滞などが起こる可能性があるため、車を路肩など通行の妨げにならない場所へ移動させます。
車両を安全な場所に移動させたら、負傷者がいる場合は救護を行います。救急車が到着するまでできる範囲での対応を行ってください。
また、事故を起こしたら人身や物損に関係なく警察への届出が義務となっているため、110番に電話して報告しなければなりません。警察が到着したら指示に従って対応するようにしてください。
その後、事故後の示談交渉や負傷者への対応などを行うため、保険会社に連絡をします。また、この際、事故後のやり取りのために、相手の氏名や住所、連絡先、車の種類やナンバーなどを確認し、控えておくようにしましょう。
これらを行ったうえで、最後にカーリース会社に連絡をします。リース車はあくまでもカーリース会社が所有しているものであるため、連絡は必ずするようにしてください。また、修理を行う場合は、指定の整備工場があるケースもあるため、自己判断はせずに、指示を仰ぐようにしましょう。
カーリースの修理は必ず行う
カーリースには返却時の原状回復義務があるため、事故や故障などによって修理が必要となった場合は、必ず対応するようにしてください。
原状回復とは、返却時に元の状態に戻したうえで返却をすることです。ただし、使用していると経年劣化するものであるため、通常の使用に伴う劣化に関しては原状回復をしなくても問題ありません。一方で、カーリース会社が想定する以上のダメージがある場合は、修理が必要となります。故障や傷などを修理せずに放置したまま返却すると、返却時に別途費用負担が発生する可能性があるため注意してください。これは、カーリースの契約時に想定残価が設定されているためです。事故や傷の影響で返却時の実際の残価が想定残価を下回っていると、差額を支払わなければならないケースもあります。
セルフ修理はしない
小さな傷やへこみの場合、わざわざ修理費用を負担して修理しなくても、自分で直した方が早いし安いと考える人もいるかもしれませんが、セルフ修理はしないようにしてください。
これは、セルフ修理は車両の返却時に必ず発見されてしまい、違約金の請求につながる恐れがあるためです。
そもそもカーリースで使用していた車を返却する際は、プロの査定士が車の状態確認を行うため、セルフ修理が行われていると、その修理痕には必ず気づかれてしまいます。プロによる修理とセルフ修理を比べるとその仕上がり具合には大きな差があるため、マイナス査定となり残価がさらに下がってしまう可能性もあります。また、修理をしなければならないにも関わらず報告をせずにセルフ修理していたことが規約違反となり違約金を請求される恐れもあるため、絶対にセルフ修理はしないようにしてください。
カーリースの車を修理する際の注意点
ここでは、カーリースで使用している車を修理する際の注意点を紹介します。カーリースを初めて利用する人は、万が一の事態に備えるためにも、ぜひ参考にしてください。
カーリース会社の指示を仰ぐ
車を修理する際は、カーリース会社にどのように対応すればいいのか、指示を仰ぐようにしてください。これは、会社やプランによっては、修理をする際に整備工場が指定されているケースがあるためです。指定工場以外で修理をすると、別途費用を自己負担しなければならなくなる恐れがあるため、修理に出す際は、必ずカーリース会社に連絡し、指示を受けるようにしてください。
メンテナンスリースでも費用負担が発生することがある
修理費用の負担が不要であるメンテナンスリースであっても、費用を支払わなければならないケースもあります。例えば、プランの内容を超える修理をしなければならないときなどです。
傷や故障の状況によって必要な修理は異なり、それに伴う修理費用もそれぞれです。そのため、月額料金に含まれている金額を超えての修理となると、別途修理費用を請求される可能性があります。
保険を利用すると翌年の保険料が高くなるケースもある
カーリースであっても、修理をする際に保険を利用することができますが、保険の利用に伴い、翌年の保険料が高くなる可能性があるため注意してください。
これは、保険の利用に伴い保険の等級が下がるためです。修理費用を保険でカバーした方が安いのか、修理費用は自己負担して等級を維持する方が安いのか、よく検討したうえで保険を利用するかどうかを判断することが大切です。
カーリースの修理に備えて契約時に確認するべきポイント
カーリースを利用するにあたっては、修理が発生する可能性を考慮して、契約時に以下の点を確認しておくことをおすすめします。
- 修理費の負担
- 修理の方法
- 保険の補償範囲
まずは、修理費用は誰が払うのかを確認しておきましょう。メンテナンスリースは修理費用の負担は基本的に不要ですが、どういった時に自己負担が必要になるのか確認しておく必要があります。
また、修理の方法についても確認が必要です。カーリース会社が指定する整備工場があるのかどうか、指定工場を利用する際の手順、指定工場以外で修理した場合の対応など、事前に確認しておけば、修理が必要になった時でもスムーズに対応できます。
そして、保険の補償範囲がどこまでなのかも確認しておきましょう。事故などの修理に関しては、任意保険の補償対象や範囲を確認してください。
まとめ
今回は、カーリースの修理費用を誰が支払うのか、修理をする際はどういった点に注意するべきなのか、といった点について解説しました。
事故や故障などによって修理が必要となった場合、誰が払うかは契約しているプランによって異なるため、詳しくは自身が契約しているプランを確認してください。基本的に、メンテナンスリースであれば、修理費用を負担する必要はありません。
また、修理をする際は、カーリース会社の指示を仰ぐようにしてください。セルフ修理など、報告なしの修理は違約金につながる恐れがあるためしないようにしましょう。
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カーリースを検討中の方は、ぜひニコノリにご相談ください。
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- この記事の監修・執筆者
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柴田 和也
大学院を卒業後ライターとしての活動を開始し、7年目を迎えました。現在は海外に住んでおり、自動車をはじめとしてさまざまなジャンルの記事を作成しています。複雑な内容も噛み砕いてわかりやすく解説することをモットーとしており、自動車にあまり詳しくない人でも理解できるような記事作成を心がけています。

