カーリース利用中は車のカスタムは可能?カスタムできる内容や注意点を解説!

カーリース利用中は車のカスタムは可能?カスタムできる内容や注意点を解説!

カーリースは、頭金なしで新車に乗れる便利なサービスとして人気が高まっています。しかし、マイカー感覚で使ううちに「ホイールを変えたい」「ナビやドラレコを取り付けたい」「シートカバーで内装をおしゃれにしたい」など、カスタムやドレスアップを考える方も多いのではないでしょうか。

ただし、カーリースは「所有者がリース会社」であるため、自由にカスタムできるわけではありません。契約内容によっては禁止されている場合もあり、返却時に原状回復を求められるリスクもあるのです。

この記事では、カーリース利用中に可能なカスタムの範囲や、禁止されるケース、カスタムを行う際の注意点について詳しく解説します。リース契約でも快適に車を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

【貯金0円でもOK】新車が月額5,500円~
ニコノリ 公式サイト

カーリース利用中にカスタムはできる?

カーリースは、利用者が車を借りているという仕組みなので、車の所有者はリース会社となります。したがって、自分の車のように自由にカスタムできるわけではありません。契約によってはカスタムに制限があり、勝手にカスタムすると契約違反となったり、追加費用が発生したりするケースもあるため注意が必要です。

カーリースで利用している車をカスタムできない理由

カーリースで利用している車両は、基本的に返却を前提としています。そのため、契約期間満了時に車を返さなければならないのです。万一、カスタムをおこなっていた場合は原状回復が求められます。

とくに、車両を塗装したり、穴をあけたりといった元に戻せないカスタムは厳しく禁止されています。カスタムによって車の価値が下がる可能性があることから、カーリース会社はリスクを避けるために制限を設けているのです。

カーリース利用中でもできるカスタムの範囲

カーリース利用中だからといって、すべてのカスタムがダメというわけではありません。車両返却時に取り外せるものや、車にダメージを与えない範囲のカスタムであれば許容されるケースもあります。

ここでは、カーリース利用中でもできるカスタムの範囲を詳しく見ていきましょう。

シートカバーやフロアマットなど取り外し可能な内装アイテム

シートカバーやフロアマットは車体を加工せずに取り付けができ、返却時に簡単に外せるので、自分の好きなものを利用できます。シートカバーやフロアマットは内装の見た目を変えられるだけでなく、シートの汚れや傷を防止できるといったメリットもあります。とくに、小さなこどもと一緒に車を利用する機会が多い場合は重宝されるカスタムのひとつです。

後付け可能なカーナビ・ドライブレコーダー

契約時にナビやオーディオを選ばなかった場合、車種によってはオーディオなどがついていないことがあります。その場合、市販のポータブルナビや簡易的に取り付けられるドライブレコーダーを後付けすることがあるでしょう。

配線を加工せずシガーソケットなどを使って設置できるタイプであれば、返却時にもすぐ取り外せます。安全性や利便性を高められ、カーリース利用中でも使えるカスタムのひとつです。

タイヤやホイールの交換

タイヤやホイールの交換も、純正品を保管しておけば基本的には問題ありません。とくに、降雪地域ではスタッドレスタイヤに交換するのは必須なので、やむを得ないカスタムともいえるでしょう。

また、デザイン性の高いホイールに変えることで、外観を自分好みにアレンジできます。ただし、返却時には必ず純正タイヤ・ホイールに戻す必要があるため、交換したパーツは大切に保管しておくことが大切です。

カーリース中に注意が必要なカスタム

一方、安易におこなうとトラブルになりやすいカスタムもあります。ここでは、カーリース利用中に注意が必要なカスタムの範囲を詳しく解説します。

外装の塗装・ステッカー貼り付け

ステッカーの貼り付けは見た目を大きく変えられるので魅力的ですが、綺麗にステッカーを剥がせず、ボディにダメージを与えてしまうことがあります。また、外装を塗装すると、元の状態に戻すことができず、車の査定額を大幅に下げてしまう可能性があるので要注意です。

車体に穴あけ・加工を伴うカスタム

エアロパーツの装着など、穴をあけるといった加工を伴うカスタムは、返却時に修理が必要となるので、カーリース利用中には制限されています。見た目を大きく変えられる反面、リスクが非常に大きいので、カーリースでは避けるべきカスタムといえるでしょう。

法令違反にあたる可能性のある改造

車高を下げすぎたり、マフラーを過度に改造するなど、法律で定められた基準を超えるカスタムは違法改造にあたります。カーリース利用中の契約違反となるだけでなく、検挙や罰則の対象となるため避けましょう。

カスタムをする前に確認すべきポイント

カーリース利用中のカスタムは、事前にカーリース会社に確認することが大切です。ここでは、確認すべき事項に加え、許可を取るべきケースについて詳しく見ていきましょう。

カーリース契約の内容をチェックする

契約書や利用規約には、制限されているカスタムについて具体的に記載されていることがあります。とくに、「原状回復義務」については、必ず目を通しましょう。禁止事項をおこなった場合、強制解約させられたり、追加費用を請求されたりするケースがるので注意が必要です。

返却時に原状回復が必要か確認する

一般的なカーリース契約では、車両返却時に元の状態に戻すことが求められます。そのため、たとえ小さなカスタムであっても、戻せるかどうかがポイントとなるのです。

許可を取るべきケース

カスタムしていいかどうかについて、どうしても判断できない場合は、直接カーリース会社に問い合わせるのがおすすめです。カーリース会社に事前に許可を得ていれば、返却時にトラブルになる心配がなく、安心してカスタムを楽しめるでしょう。

カスタムしたい人におすすめの選択肢

ここでは、カスタムしたい人におすすめの選択肢として、以下の2点を紹介します。

  • 車がもらえるカーリースを選ぶ
  • 新車や中古車を購入する

車がもらえるカーリースを選ぶ

近年注目されているのが「車がもらえるカーリース」です。契約満了後に車を返却する必要がなく、そのままマイカーにできるので、自由にカスタムできます。長期的に同じ車に乗り続けたい人や、自分好みにカスタムしたい人におすすめのサービスといえるでしょう。

新車や中古車を購入する

とにかくカスタムを楽しみたい人には、購入の方が向いています。購入すれば自由にカスタムでき、中古車であれば費用を抑えつつ思い切った改造も可能できるでしょう。ただし、初期費用を抑えられるといったカーリースのメリットはなくなります。

まとめ

カーリース利用中のカスタムは「原状回復できる範囲に限られる」点がポイントとなります。シートカバーやフロアマットなどの内装アイテムに加え、後付け可能なナビやドライブレコーダー、タイヤ交換などは問題ありません。しかし、車両の塗装や穴あけ加工、違法改造は制限されているカスタムなので、避けましょう。

自由にカスタムを楽しみたい人は、契約満了後に車が自分のものになる「車がもらえるカーリース」を検討するのをおすすめします。

【貯金0円でもOK】新車が月額5,500円~
ニコノリ 公式サイト
この記事の監修・執筆者
岡本 修

岡本 修

自動車業界歴10年。輸入車ディーラーの営業アシスタント、自動車部品メーカーの海外営業を経て、自動車ライターとして活動。カーリースや新車情報の記事執筆を担う一方、中古車買取や自動車輸出ビジネスを展開。さらに、リセールを意識した車の選び方や、お得に新車に乗る方法などを発信している。