セレナの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

なんと1991年に販売開始され、すでに30年以上の歴史がある日産のセレナ。
7人~8人乗れる3列シートとなっていて、狭くなりがちな3列目も広いのが特徴の人気車です!
購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを忘れてはいけません。
今回は、セレナの年間にかかる維持費について基本情報をもとに計算したので、わかりやすく解説していきます。
- 目次
 
セレナの基本情報
セレナの基本情報は以下の通りです。
| 車名 | セレナ | 
|---|---|
| メーカー | 日産 | 
| 発売日 | 1991年6月 | 
| モデル | 
												
  | 
										
| 新車価格 | 2,768,700円~4,798,200円 | 
| 排気量(ガソリン) | 1,997㏄ | 
| 排気量(e-POWER) | 1,433cc | 
※e-POWERとはエンジンとモーターを組み合わせ、低速時はモーター、高速時はエンジンを使い分けて効率よく走行するハイブリッドシステムです。
日産の人気ミニバン、セレナを維持するためには一体何にいくらくらいかかるでしょうか?
ここからが本題、セレナの維持費用をさっそく確認していきましょう!
セレナの維持費は年間約31.3万円〜37.0万円!
セレナを維持するのにかかる費用は、ガソリン車が約37.0万円、e-POWERが約31.3万円となっています。
今回紹介する維持費は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年を想定しました。
							車検の対象ではない年やタイヤ交換が不要な年は、もう少し安くなります。
車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。
今回は、セレナを所有するうえで知っておきたい維持費用をわかりやすく紹介します。
セレナにかかる維持費
セレナを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。
- ガソリン
 - 任意保険
 - 自動車税
 - 車検
 - メンテナンス・消耗品
 
最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。
そのため、維持費用の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。
5つの項目で「いつ」「いくら」かかるのかを詳しく解説していくので、セレナの維持費についてより詳しく確認していきましょう!
ガソリン
セレナは、グレードごとにガソリン車とe-POWERが販売されています。
それぞれのガソリン代ですが、ガソリン車の場合は年間31,469円~年間104,895円、e-POWERの場合は年間23,316円~年間77,720円となっています。
ガソリン代は、ドライバーの走行距離によって大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。
本章の後半では、利用頻度による金額も細かく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
はじめに、ガソリン代の基準となるグレードごとの燃費を確認しましょう。
| グレード | 燃費 | 100㎞走行した場合(ガソリン価格150円) | 
|---|---|---|
| X(2WD) | 13.4 km/L | 1000.0円 | 
| X(4WD) | 11.6 km/L | 1049.0円 | 
| XV(2WD) | 13.0 km/L | 1000.0円 | 
| XV | 11.6 km/L | 1049.0円 | 
| ハイウェイスターV(2WD) | 13.0 km/L | 1000.0円 | 
| ハイウェイスターV(4WD) | 11.6 km/L | 1049.0円 | 
| ハイウェイスターV Vセレクション | 13.0 km/L | 1000.0円 | 
| ハイウェイスターV Vセレクション | 11.6 km/L | 1049.0円 | 
| グレード | 燃費 | 100㎞走行した場合(ガソリン価格150円) | 
|---|---|---|
| e-POWER X | 20.6 km/L | 1000.0円 | 
| e-POWER XV | 19.3 km/L | 1049.0円 | 
| e-POWERハイウェイスターV | 19.3 km/L | 1000.0円 | 
| e-POWER LUXION | 18.4 km/L | 1049.0円 | 
燃費とは、ガソリン1Lあたりで走行できる距離をあらわすため、距離が多ければガソリン代が安くなります。
ガソリンとe-POWERでは、燃費の差があるため、どのくらい差があるかも確認していきましょう!
今回は、XVグレードのガソリン車とe-POWERで検証します。
ガソリン車の場合
ガソリン車(4WD)だと、燃費は11.6km/Lで、ガソリン車の場合あまり良い燃費とは言えないかもしれません。
実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度ごとに算出しました。
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km)年間129,310円
 - 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km)年間90,517円
 - たまにお出かけしたりする人(年間走行距離5,000km) 年間64,655円
 - 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)年間38,793円
 
続いて、e-POWERのガソリン代を確認していきましょう。
e-POWERの場合
燃費は19.3km/Lで、ガソリン車に比べると8km近く差があり、7人~8人のワンボックスカーとしては非常に良い燃費ですね!
ガソリン車同様に、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度ごとに算出しました。
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000km) 年間77,720円
 - 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000km) 年間54,404円
 - たまにお出かけしたりする人(年間走行距離5,000km) 年間38,860円
 - 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000km)年間23,316円
 
ガソリン車とe-POWERを比較すると、10,000km走行する場合、50,000円以上も差があります。
本体価格の差はガソリン車が335万円に対し、 e-POWERが349万円と14万円の差しかないので、たくさんの距離を走る方であればすぐに元が取れそうですね!
購入する場合は、自分が車に乗る頻度や期間を参考に検討するのが重要です。
任意保険
セレナの任意保険は、30代ゴールド免許の場合でおよそ年間53,000円になります。
任意保険は、ドライバーによって加入するかどうかが選べますが、当然入ることをオススメしています。
								保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円くらいになる場合もあります。
また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、内容を確認してから加入するようにしましょう!
ほとんどの保険会社で、オンライン無料見積もりをおこなっているので自分が希望する保険内容で金額を一度確認してみるのがオススメです!
自動車税
セレナは排気量が、ガソリン車とe-POWERの場合で異なります。
ガソリン車の場合は1,997ccのため、自動車税が36,000円です。e-POWERの場合は1,433ccのため、自動車税が30,500円です。
下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。
| 排気量(cc) | 年税額 | 対象車種 | 
|---|---|---|
| 軽自動車一律 | 10,800円 | ジムニー(スズキ) | 
| 1,000cc以下 | 25,000円 | ルーミー(トヨタ)、 クロスビー(スズキ) | 
| 1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 | セレナe-POWER(日産)ヤリス(トヨタ) フィット(ホンダ) | 
| 1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 | セレナ(日産) ノア(トヨタ) オデッセイ(ホンダ) | 
| 2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 | デリカD:5(三菱) | 
| 2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 | ランドクルーザー250(トヨタ) | 
| 3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 | キャンピングカーなど | 
| 3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 | 以下、一般利用ではないため省略 | 
| 4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 | |
| 4,500cc超5,000cc以下 | 87,000円 | |
| 5,000cc超 | 110,000円 | 
※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表
自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)
ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。
									それは重量税です。
									「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれてます。
								
続いては、セレナの車検費用について確認していきましょう!
車検
ノアの車検代の相場は、62,250円(ニコニコ車検の場合)です。
車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。
それぞれの内訳は以下の通りです。
- ◇法定費用 52,250円
 - ・重量税 32,800円
 - ・自賠責保険 17,650円
 - ・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
 
- ◇車検基本料金(ニコニコ車検の場合)
 - ・基本料金 11,000円
 
ニコニコ車検の場合、ネットで予約をすると1,000円の割引が適応されます。
								そのため、合計で62,250円となります。
価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。
ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!
【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!
メンテナンス・消耗品
車を所有していると、最低限必要な消耗品があります。
セレナだと年間で90,000円程度です。
消耗品代は、毎年かかる費用が変わります。
特に、価格が高いタイヤを購入した年は高くなります。
消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。
| 項目 | 参考価格 | 寿命目安 | 
|---|---|---|
| 夏タイヤ(16インチ) | 40,000円(4本セット) | 3年~5年 or 20,000km | 
| 冬タイヤ(16インチ) | 80,000円(4本セット) | 2年~4年 | 
| ワイパー | 5,000円 | 1年~2年 | 
| エンジンオイル | 5,000円 | 半年 or 走行距離5,000km | 
上記は車を維持するために必要な備品です。
								定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!
カーリースで維持費の負担を抑える
車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
そのため、急な出費を防ぐことが可能です。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。
ノアのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!
まとめ
今回は、ファミリー層に非常に人気があるミニバン「日産 セレナ」の維持費についてご紹介しました。
当然個人差はありますが、年間の維持費、ガソリンとe-POWERそれぞれ、ガソリン車が約38.0万円、ハイブリッド車が約32.3万円となっています。
内訳は以下のとおり。
- 
									
- ガソリン代
 - ガソリン車の場合:年間38,793円~年間129,310円
 - e-POWERの場合:年間23,316円~年間77,720円
 
 - 任意保険 年間約53,000円
 - 
									
- 自動車税
 - ガソリン車の場合:年間36,000円
 - e-POWERの場合:年間30,500円
 
 - 車検 2年で62,250円
 - メンテナンス・消耗品 90,000円
 
維持費は個人差があるものなので、乗り方や管理方法によって維持費が変化します。
							維持費を抑えるだけでなく、最後に紹介したカーリースのように、維持費の負担を軽減することも一つの手段です。
3列でゆったり座れるセレナは、大人数で乗る機会が多い人にオススメの車となっています。
自分や家族にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!
- この記事の執筆者
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香西 享
北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。
 
