USS東京2026年8月のオークション、高年式高額車の引合い弱い!?

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8月のオークション、高年式高額車の引合い弱い!?
8月USS東京の出品台数は60,667台、前年同月比は同じ3開催ながら120.4%と大幅増加、3月から1開催当り20,000台前後の集荷が続いています。今月も過去18年の月次(8月のみ)でもっとも多い出品数を記録、USS名古屋・横浜なども増加傾向が継続、偏りはより強まっていると感じられます。
成約率は65.1%まで回復、長期休暇前1週目は60%台前半となったものの、残り2開催は60%台後半が続いており、7月によりも引合いは強くなっていると感じられます。【グラフ1】

成約単価においては1,749千円まで低下、前月比▲41千円となっており、全体的に高年式、輸出の影響による低下が見られました。【グラフ2】

例年通り、成約率は上昇、成約単価は下落となり季節指数通りの動きが見られますが高年式や輸出向き車両の引合いの弱さが大型会場を中心に顕著に出ていると感じられます。
カテゴリー別の傾向
USS東京全体の成約率が前月から+1.5%の微増となりましたが全体的な底上げというよりはカテゴリーによって差が出ました。
もっとも変動が目立ったのが「RV」で前月比▲6.6%と大幅に成約率が下がり、輸出や国内においても引合いが明確に弱くなっています。
一方、「軽自動車」が前月比+2.7%、「コンパクト」が前月比+2.4%、次いで「ミニバン」が前月比+1.4%、商用車が前月比+1.2%と成約率の改善が見られ、比較的、大衆車においては引合いが戻ってきてると感じられます。

9月以降、どーなる?
今年に入ってから2月をピークに3-4月大幅下落、5-6月と1,800千円をキープしたものの7-8月と成約単価の下落が進みました。
輸出の不安定な状況はいまだ解消されていない一方で7月末の熊本大地震、8月13-14日にかけて千葉県を中心とした集中豪雨などこれから中古車需要が高まる要素が控えており、既に関東近郊AA会場では冠水の疑いがある車両が搬入、出品も目についてきました。また、季節指数からみても9-10月は繁忙期とあって応札が強まる傾向にあります。
一方、成約単価の上下はあったものの、高値推移は継続、小売価格も非常に高い価格となっており、中古車としては手の出しにくい価格であり、現在の経済状況を踏まえると消費マインドの低下もより進んでいると思われます。
復興需要による必要需要と、経済的な理由から買替えを敬遠する動きなど複雑な状況が予想されます。趣向性の高い高額車は軟調傾向が継続、100万前後から下の車両はより引合いが強くなる可能性があります。
- この記事の執筆者
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倉田 佑一郎
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。

