USS東京2026年6月のオークション、5月の横ばいで推移

USS東京2026年6月のオークション、5月の横ばいで推移

高値を維持するも成約率は横ばいを維持

6月USS東京の集荷台数は78,619台、5月は3開催だったこともあり、前月比124.6%の大幅増、1開催当りでは20,000台を割り込み、19,655台の集荷、前年同月では108.2%の増加、1開催当りでは約1,500台の増加となりました。成約率は1開催当りの出品台数が5月より減少したものの、横ばいで推移、他会場も同じようなところが多いです。

【グラフ1】

成約単価においても前月比でほぼ横ばいで推移、前年同月比では113千円上昇しており、高値停滞といった印象が強いです。

【グラフ2】

USS系AA会場の出品台数増加は右肩上がりに上昇しており、今までにないほど「会場格差」が生まれています。ただ、USS東京を例にしてもこの時期らしい成約単価の上昇は限定的であり全体的に「高い」といよりは一部の車種やコーナーが非常に高いといった応札の偏りが見られました。

カテゴリー別の傾向

USS東京全体の成約率が5月から横ばいだったこともあり、どのカテゴリーにおいても微増減となりました。そんな中でも上昇が目立ったのは「軽自動車」で全体で前月比+4.1%、次いでハイブリッドが前月比+2.3%となっています。

一方、下落幅は小さいものの前月比で見ると「ミニバン」「RV」「輸入車」が微減となりました。その他、「コンパクト」「商用車」「低価格」はほぼ横ばいで推移しました。【表1】

【表1】

7月以降、どーなる?

6月のオークションは季節指数通りの上昇というよりは、高値を維持・停滞しているといった印象が非常に強く感じられました。例年であれば成約率は5月の横ばいのまま、成約単価が上昇、9-10月辺りまで上昇が続きますが上がり切らなかったという表現が正しいかもしれません。中高年式、距離薄、高評価点等は過去3ヶ月で見たことない落札結果となっている物件も見られ、非常に不安定な応札、二極化が多く見られました。

輸出の引合いが強いカテゴリー(コンパクト・商用・RV)なども応札は「様子見」といったセリが多く、少し前までの爆発力は鈍化しています。

これから長期休暇に向けたレンタカー目当ての仕入れが活発化する時期ですが、レンタカー出品は目立つものの流札、ノーコールが成約以上に目立っていたのも今年の特徴であると感じられます。

6月が横ばいで推移したことから7月以降も例年並みの上昇は期待できない可能性が出てきました。外的要因が季節指数以上に強く作用していることから今後も不安定な状況が続く可能性が出てきています。

この記事の執筆者
倉田 佑一郎

倉田 佑一郎

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。