USS東京2026年4月のオークション、例年通り下落推移へ

USS東京2026年4月のオークション、例年通り下落推移へ

出品台数は大型会場に集中、成約率が更に低下!

4月USS東京の集荷台数は96,208台、昨年の4月と比べ1開催多かったこともあり、前年同月比127.8%と大幅増加、1開催当たりの出品台数でも19千台を上回り、月次では過去18年でもっとも多い集荷台数となりました。成約率は前年同月から2.5%上回ったものの前月比では▲3.9%、全体では65%を下回り、2025年6月以来の低水準となっています。【グラフ1】

【グラフ1】

成約単価は前年同月比+135千円、前月比では▲8千円と微減にとどまり高値推移が継続しました。【グラフ2】

【グラフ2】

出品台数は大幅に増加している分、成約率は低水準、最終週においては60.9%まで低下しました。成約単価は3月に下落幅が大きかったこともあり微減に留まったことから例年比べ下落幅の小さい4月であったと感じるオークション関係者は多かったようです。

カテゴリー別の傾向

USS東京全体の成約率が3月から▲3.9%だったこともあり、ほとんどのカテゴリーで成約率低下が見られました。

特に下落幅がおおきかったのは「ミニバン」で前月比▲6.8%、次いで「商用車」が前月比▲6.4%、「RV」が前月比▲4.6%、「輸入車」が前月比▲3.4%と目立ちました。「コンパクト」が前月比▲2.9%、「低価格」が前月比▲2.3%、「ハイブリッド」が前月比▲2.0%でした。唯一「初出品」が前月比0.3%と横ばいで推移しました。【表1】

【表1】

5月以降、どーなる?

3月中旬から4月は自動車税や繁忙期終了直後ということもあり年間でもっとも低水準となる時期です。今年においては、3月に入ってからすぐに下落傾向となり、例年に比べ下落するタイミングは早かったと言えます。そのため、今年の4月はいつもと違い、引合いが低水準ながら「下落幅」が小さかったことで数字上は相場が維持されたように感じられました。実際はこれから下がるかもしれないので今のうちにという出品店、中東紛争の影響から為替や新車部品の影響する可能性から中古車需要が強まると考える大型中販店と考えは両極端になっており、現在の不安定な状況が形成されていると思われます。

外的要因が今後強く影響する可能性は十分考えられますが季節指数(グラフ1・2)から見ても流通台数の減少から相場は上昇傾向に入ると予測できます。ただ上昇幅に関しては予測が難しい状況です。外的要因から中古車の内需は強まる可能性はありますが高値が続いたこともあり、消費マインドは非常に低いことも考えられるので不安定な相場状況はしばらく続くと予測できます。

この記事の執筆者
倉田 佑一郎

倉田 佑一郎

自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。