USS東京2026年2月のオークション、更に成約単価は上昇!!

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上昇傾向継続、会場新記録連発!!
2月USS東京の集荷台数は75,397台、前年同月比101.1%と微増に留まりましたが去年の同時期と比べ高成約が続いたことから新規車両は明らかに増加しました。成約率は1開催18千台後半の平均ながら70.3%となっており、引合いは強まっています。【グラフ1】

成約単価は前年同月比+171千円、会場新記録を更新した1月を早くも上回る1,825千円(前月比+38千円)を記録しました。【グラフ2】

中古車の引合いは内外需ともに非常に強まっており、出品数は大型会場や輸出向き(港に近い)を中心に伸長、成約率は非常に多い集荷ながらもUSS東京では70%を超える結果となりました。
ただ、全てが高いわけではなく商品車とするには手間や修理代を要する物件は応札が弱く流札するケースも目立ちました。買い手側(落札店)から見ても大型会場では大衆車など多くの出品車から選べる状況にあるのでこの現象が目立った可能性が高いです。
カテゴリー別の傾向
USS東京全体の成約率が1月から+0.4%微増ですが各カテゴリーで変化が見られます。
上昇が目立ったのは1月に続き「商用車」で前月比+3.9%、12月からは+9.6%と大幅に上昇が見られました。次いで「コンパクトカー」が前月比+3.2%と引合いが強まっています。
一方、微減ではありますが「初出品」が前月比▲1.7%、「軽自動車」が前月比▲1.6%と減少が見られました。【表1】

来年3月以降、どーなる?
1月の会場新記録多発に加えて2月は更に新記録が更新され、明らかな上昇傾向となっています。大型会場や輸出向き会場(港に近い)は出品増加が見られるものの成約率は落ちておらず、高成約率を維持しています。会場差は非常に激しく、小規模ローカル会場と大型会場などの人気コーナーでは明らかな応札数の差が出ています。
3月においても中旬までは高値相場は継続する可能性は極めて高く、例年通りの動きになると思われます。ただ、例年より輸出需要が強いことから、内需の減少を下支えする可能性があり、例年の「下落幅」は小さい可能性が考えられます。特に内需は税金の影響が応札に響いてくる一方で自動車税の影響を受けない輸出向き車両が相場を押し上げる可能性があるため、国内の小売りは厳しい価格設定、粗利の圧縮など厳しい環境に陥る可能性が高いです。
小売りはAAに頼らない仕入れ、買取下取り強化による商品車の確保、小売り相場以上の輸出需要車はAAへ、しっかり使い分けることが収益の拡大へつながると言えます。
- この記事の執筆者
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倉田 佑一郎
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。

