USS東京2025年12月のオークション、時期らしい下落!?

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応札は両極端!例年にはない応札状況!!
12月USS東京の集荷台数は66,253台、前年同月比106.8%、最終週が13千台まで減少したこともあり、1開催当たり16,563台と9月以来の17千台割れ、成約率は66.3%、前年同月比+6.1%と前年同時期に比べ明らかに引合いが強いと言えます。【グラフ1】

成約単価は前年同月比+136千円の1,668千円、月次(12月)では過去15年間でもっとも高い成約単価となりました。【グラフ2】

他会場では、3週目のHAA神戸、USS横浜、TAA広島などが成約単価で会場新記録がでており、この時期としては、異例ともいえる結果が出ています。
特に輸出向き車両の引合いが非常に強く、3週目までその動きは見られ成約単価の高さを維持したと考えられます。最終週こそ全体的に低下したと明らかに見られましたが例年に比べ、「相場の落ち幅」は非常に小さかったと言えます。
カテゴリー別の傾向
USS東京全体の成約率が11月から▲1.9%だったこともあり、多くのカテゴリーで成約率が低下しています。下落が目立ったのは「コンパクト」で先月比▲4.1%、次いで「RV」が前月比▲3.4%となっています。
一方、「商用車」が前月比+0.8%、「低価格」が前月比+0.3%と成約率を維持しました。【表1】

来年1月以降、どーなる?
数字的には明らかに成約率、成約単価ともに低下となりましたが、明確に低下が見られたのは最終週だけでそれまでは時期と反しては強い応札、会場によっては成約単価で新記録が出る異例の結果となりました。
この高値の原因は、外需がさらに強まると見込んだ動きが反映しており、この時期まで応札が弱まらなかったこと、それに釣られて全体的に予算が高まったことによるところが大きいと言えます。
内需は、高値により小売価格が上昇、一部長在となった物件が最安値になったり、直接仕入、下取りでプライスを維持する企業がも増えてきており、小売価格にも二極化が目立ってきています。
外需の強まりにより国内の相場も上昇、小売価格も流動的になる可能性がさらに強まっています。年明け、さらに値上がることが季節指数から予測されますが価格高騰に購入検討者がついてこれない可能性も十分考えられることから例年にはない価格変動が予想されます。
- この記事の執筆者
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倉田 佑一郎
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。

