軽自動車の燃費はどのくらい?今知っておきたい燃費の目安とコツ

軽自動車の燃費はどのくらい?今知っておきたい燃費の目安とコツ

軽自動車を選ぶとき、気になるポイントのひとつに燃費があります。ガソリン価格の高騰が続く中、少しでも燃費のよいクルマを選びたいと考えるでしょう。しかし、実際の燃費はどのくらいなのか、燃費をよくするためにどういった点を注意すればよいかなど知らない人も少なくありません。

この記事では、軽自動車の平均燃費の目安から実際の燃費の違い、人気車種の燃費、そして燃費を伸ばすためのコツについて解説していきます。

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軽自動車の燃費は平均どれくらい?

軽自動車は、普通車に比べて燃費性能が高く、維持費の安さが大きな魅力です。最近では、ハイブリッドモデルも増え、さらに燃費が良くなってきています。

軽自動車の魅力

軽自動車の魅力は、燃費が良いことに加え、経済性と使い勝手の良さです。維持費が安く、車両価格も手頃な車種が多くあります。また、コンパクトな車体は小回りが利き、狭い道や駐車がしやすいため、運転しやすい点も大きなメリットです。

最近では、デザインや機能性、安全性能も向上し、室内空間が広いモデルも増えています。

燃費性能が高い軽自動車の特徴

燃費のよい軽自動車にはいくつか共通点があります。代表的なのは車体の軽さとハイブリッドシステムの搭載、そしてアイドリングストップ機能です。また、エンジンの効率化やCVT(無段変速機)の進化によって、加速時の燃料消費も抑えられています。

燃費性能を重視するなら、最新モデルをチェックしてみましょう。

実際の走行での燃費はどう変わる?

カタログに掲載されている燃費と、実際の走行時の燃費には差があります。これは、運転環境や走行距離、乗り方などによって燃費が大きく変わるからです。

それでは、実際の走行での燃費はどう変わるのか詳しくみていきましょう。

カタログ燃費と実燃費の差

カタログ燃費は、あくまで試験場での理想的な条件で計測された数値です。そのため、実際の走行ではカタログ値よりも燃費が落ちます。多くの場合、実燃費はカタログ値の7~8割程度と考えるとよいでしょう。

たとえば、カタログ燃費が30km/Lの車でも、走り方や路面状況などによっては22〜24km/L前後になるケースがあります。

走行環境別燃費比較

走行環境によって燃費は大きく変化します。同じ車種でも、街中を走る場合と高速道路を走る場合では、ガソリンの消費量に差が出るのが一般的です。信号や一時停止が多い市街地では燃費が悪くなりやすい一方で、高速道路のように一定速度で走れる環境では燃費がよくなる傾向があります。

以下は、走行環境による燃費の違いをイメージしやすくまとめたものです。

走行環境 平均的な燃費
街乗り(渋滞が多い) 15〜20km/L程度
郊外(信号が少ない道) 20〜25km/L程度
高速道路(一定速度走行) 25km/L以上、カタログ燃費に近い

この表からもわかるように、信号や渋滞が多い都市部では燃費が落ちやすく、逆に一定速度で走れる郊外や高速道路では燃費が伸びる傾向があります。

燃費のよい人気の軽自動車

軽自動車の中には、燃費性能に優れたモデルが数多くあります。その中でも特に高い評価を集めているのが、実用性と経済性を両立した車種です。

それでは、燃費のよさに定評があり、多くのユーザーから支持されている人気モデルを紹介します。

スズキスペーシア

ペーシアは軽ハイトワゴンの中でもトップクラスの燃費性能を誇ります。カタログ燃費は25.1km/Lと高く、市街地モードでも23.1km/Lと燃費性能の高い軽自動車です。軽量ボディとハイブリッドシステムの組み合わせで、日常使いにもピッタリ。高強度かつ軽量な素材を使用したボディーで、エンジンに余計な負担をかけない、軽快で低燃費な走りに貢献します。

ダイハツムーヴキャンバス

ムーヴキャンバスはデザイン性と燃費のよさを兼ね備えた人気モデルです。カタログ燃費は25.7km/L、市街地モードは22.9km/Lと街乗りでも安定した燃費性能を発揮します。ストップ&ゴーの多い走行でも燃費が落ちにくいのが特徴です。

ホンダN-BOX

軽自動車の中でも特に高い人気を誇るのがホンダ N-BOXです。燃費性能と居住性をバランスよく備えており、幅広い層のユーザーから支持されています。カタログ燃費は26.1km/L、市街地モードは21.6km/Lと家計にやさしい軽自動車です。

普段使いはもちろん、家族でのドライブにも活躍する一台といえるでしょう。

軽自動車の燃費を伸ばすポイントと注意点

軽自動車はもともと燃費性能に優れていますが、ちょっとした工夫や日々の運転方法でさらに燃費を伸ばすことが可能です。燃費を意識した運転や日頃のメンテナンスを意識するだけで、長い目で見たときにガソリン代の節約にもつながります。

それでは、燃費をよくするための基本的なポイントを紹介します。

エコ運転で燃費アップ

燃費を改善するため、まず意識したいのがエコ運転です。急発進や急ブレーキを避け、アクセルをなめらかに踏むことでエンジンへの負担を減らし、燃料の消費を抑えることができます。また、信号待ちや渋滞時にはアイドリングストップ機能を活用するのも効果的です。

穏やかな運転を心がけるだけで燃費は確実に変わるので意識して運転しましょう。

メンテナンスで性能維持

車の性能を最大限に活かすには、定期的なメンテナンスが欠かせません。エンジンオイルの交換をはじめ、タイヤの摩耗状態や空気圧、ブレーキ、バッテリーのチェックを怠らないことで、燃費の悪化を防ぐことができます。

エンジンオイルは古くなると燃費効率が低下するため、メーカーが推奨するサイクルでの交換が必須です。

荷物と空気圧の見直し

燃費に影響するのは運転だけではありません。車に積んでいる不要な荷物を減らすだけでも、車体の重量が軽くなり、燃費アップが期待できます。また、タイヤの空気圧も重要なポイントです。

空気圧が不足するとタイヤの転がり抵抗が増え、余計な燃料を消費してしまいます。月に一度程度は空気圧をチェックし、適正な状態を保ちましょう。

まとめ

軽自動車はもともと燃費性能が高く、維持費を抑えられるのが魅力です。しかし、運転の仕方や日々の点検、ちょっとした意識の差で燃費は大きく変わってきます。エコ運転を心がけ、定期的なメンテナンスと車の状態チェックを行うことで、長く快適に軽自動車を乗り続けることが可能です。また、購入だけでなく、燃費のよい軽自動車を手軽に利用できるカーリースも選択肢のひとつです。メンテナンス費用が月額に含まれているプランも多く、安心してクルマに乗れます。

ガソリン代の節約とあわせて、クルマの持ち方そのものを見直してみるのもよいでしょう。

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この記事の監修・執筆者
河野みゆき

河野みゆき

自動車業界で26年の経験を持ち、自動車保険募集人資格を保有しています。自動車保険だけでなく、女性目線で車の専門知識を広め、もっと自動車について知ってもらうため、ライターとして積極的に活動しています。