荷物を積みやすい車の選び方は?おすすめの車を紹介!

荷物を積みやすい車の選び方は?おすすめの車を紹介!

アウトドアや買い物、旅行など、さまざまなシーンで荷物をたくさん積める車があると便利でしょう。とくに、家族での移動が多い方や、趣味で大型の荷物を運ぶことが多い方にとって、積載性は車選びの重要なポイントのひとつです。

とはいえ、「どんな車が荷物を積みやすいの?」「軽自動車でも十分なの?」「積載量ってどう見ればいいの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は、荷物を積みやすい車の特徴や選び方について解説します。さらに、記事の後半では、おすすめの車種も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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荷物が積みやすい車が求められる理由

ここでは、荷物が積みやすい車が求められる理由として、以下の2点について解説します。

  • 日常使い・レジャーでのニーズ増加
  • 実用性重視で選ばれる

日常使い・レジャーでのニーズ増加

通勤や買い物だけでなく、週末にはキャンプや釣り、スポーツなど、趣味やレジャーのために車を使って郊外へ出かける方も多いでしょう。こうしたシーンでは、テントやクーラーボックス、自転車やスポーツ用品など、大きな荷物を車に積む機会が増えます。

また、近年ではネット通販やフリマアプリの利用が一般化し、大きな荷物を受け取ったり、車で荷物を運んだりすることも珍しくありません。

さらに、子育て世帯では、ベビーカーやチャイルドシート、大量の買い物袋などを日常的に積むので、日常生活の利便性を重視した車選びが求められています。

実用性重視で選ばれる

車選びにおいて、かつてはスポーティなデザインや、運転の楽しさを優先する方が多く見られました。しかし、最近では実生活で使いやすいかに重きを置く傾向が強くなっているといえるでしょう。

たとえば、同じサイズ感の車でも、「荷室が高くて出し入れしにくい車」と「低床で段差が少ない車」とでは、使い勝手に大きな差が出ます。見た目や走行性能ももちろん大切ですが、日常的に荷物を運ぶ機会が多い方にとっては、荷物の積みやすさが生活の快適さに直結する要素のひとつなのです。

荷物が積みやすい車の特徴

ここでは、荷物が積みやすい車の特徴として、以下の5つの点について解説します。

  • 低床・低フロア
  • 広い開口部・大きなスライドドア
  • 可倒式シート
  • フックなどの装備
  • ルーフキャリアの利用

低床・低フロア

荷物を積むとき、床が高いと持ち上げるときに力が必要になります。とくに、年配の方や女性にとっては大きなストレスになるでしょう。しかし、ラゲージルームの床が低い低床設計の車であれば、荷物を持ち上げずに押し込むだけで積載できるので、楽に感じます。

さらに、低床車はペットの乗り降りにも向いており、ケージごと積み込むときも楽に感じるでしょう。また、バリアフリーの観点からも高齢者や介助が必要な人にもやさしく、安全性の面でも高く評価されています。

広い開口部・大きなスライドドア

リアゲートやスライドドアの開口部が広いと、大きな荷物を運び入れる際に非常に便利です。たとえば、スーツケースや折りたたみ自転車など、通常のドア幅では入らないものも、スライドドアのある車であればスムーズに出し入れが可能です。

さらに、スライドドアは狭い駐車場でも壁や隣の車を気にせず開け閉めできるので、こどもの乗り降りや荷物の積み下ろしにも向いています。

可倒式シート

可倒式シートの車両の場合、後部座席を倒すことで車内の広さを変えられます。2列目や3列目を完全にフラットにできる車であれば、大型家電や家具も積載可能で、引越しや模様替えなどでも役に立つでしょう。

フックなどの装備

荷室に設けられた固定フックは、荷物をしっかりと固定するための重要な装備です。走行中のカーブや急ブレーキの際に荷物が動いてしまうと、破損だけでなく危険にもつながります。

とくに、アウトドア用品や工具、ペット用品など、動くと危険なものを運ぶ場合は、こうした装備があることで安心感が増すでしょう。

ルーフキャリアの利用

ルーフキャリアは、車内スペースを犠牲にせずに荷物を積める優れた手段です。最近では「ルーフボックス」と呼ばれる収納型のボックスも普及しており、雨や風から荷物を守るだけでなく、スタイリッシュなデザインで車の外観にもマッチするよう工夫されています。

荷物を積みやすいおすすめ車種の紹介

ここでは、荷物を積みやすいおすすめ車種を見ていきましょう。

軽自動車

ハイトール系軽自動車は、車高が高く設計されており、後部座席を倒すことで荷室スペースを作ることが可能です。

たとえば、ホンダ N-BOXやスズキ スペーシアは、低床フロア・スライドドア・フラットなシートアレンジを兼ね備えており、買い物からレジャーまで幅広く活用できます。都市部の狭い道路や駐車場でも扱いやすいため、ファミリー層や高齢者にも人気です。

ミニバン

ミニバンは、人も荷物もたくさん運びたいというニーズを叶えるモデルです。とくに、スライドドア、3列シート、広々としたラゲージスペースを備えるミニバンは、ファミリー層から圧倒的な支持を得ています。

代表的なモデルとしては、トヨタ シエンタやホンダ フリードに加え、日産 セレナやホンダステップワゴンなどが挙げられます。また、トヨタ アルファードのような大型ミニバンになると、車中泊にも対応できるほどの空間が確保されており、自転車や大型の家電製品も余裕で積み込めます。

SUV

SUVは高い走破性とスタイリッシュなデザインに加え、広いラゲージスペースも大きな魅力です。たとえば、トヨタ RAV4やスバル フォレスターは、リアゲートの開口部が広く、後席を倒せばフラットで広大な空間が現れます。

ゴルフバッグ、スキー板、キャンプ道具などを楽に積めるだけでなく、荷室の防水・防汚処理がされている車種もあり、汚れたアウトドア用品の積載にも最適です。

荷物を積みやすい車を選ぶときのチェックリスト

ここでは、荷物を積みやすい車を選ぶときのチェックリストを紹介します。

ラゲージ床の形状を確認

フラットな床は荷物の積み込み・積み下ろしをスムーズにし、荷物の安定性も確保できます。一方、段差や突起が多いと荷物が傾いたり滑ったりして、破損や事故の原因になる可能性もあります。

最近の車はラゲージフロアを低く設計し、段差を極力なくした設計が多く見られますが、中にはリアシートを倒したときに床面が不均一になる車種もあるため、実際に目で見て確認することをおすすめします。

開口部サイズ・ドア開閉角度のチェック

リアゲートの開口部の高さや幅、スライドドアの開閉角度などを確認し、自分の積みたい荷物がスムーズに出し入れできるかをチェックしましょう。

とくに、自転車や家具などの長尺物を積む予定がある場合は、ゲートの形状もチェックしましょう。

実際に積みたい荷物でシミュレーション

車を購入する際には、カタログや写真だけで判断せず、実際に積みたい荷物を持ち込んで積載シミュレーションを行うのが理想です。ディーラーに相談して事前に許可を得ることで、試せるケースが多いです。

自転車、スーツケース、アウトドア用品、ベビーカーなど、日常的に使う荷物を想定して確認することで、購入後のミスマッチを防ぐことができます。

荷物をたくさん載せるための工夫

ここでは、荷物をたくさん載せるための2つの工夫を紹介します。

荷物配置・積み方のコツ

効率よく荷物を積むには、重いものを下、軽いものを上という基本を守ることが大切です。走行時の安定性が高まり、急ブレーキ時の荷崩れリスクも減らせます。

また、デッドスペースを有効活用することも重要です。箱型の荷物は隙間なく並べ、柔らかいものは隙間埋めとして活用するといいでしょう。

ラゲージボード・仕切り・ネット類の活用

車種によっては、ラゲージルームの高さを変えられる「可変式フロア」や、上下に収納できる「2段式ラゲージボード」が標準またはオプションで装備されていることがあります。可変式フロアやラゲージボードをうまく活用すれば、荷物の整理整頓がしやすくなり、空間の無駄を減らせます。

また、「ラゲージネット」や「仕切りバー」「収納ボックス」などを使用することで、荷物の転倒防止や分類がしやすくなり、走行中の安全性も向上するでしょう。

まとめ

荷物を積みやすい車を選ぶことは、日常の利便性だけでなく、快適なカーライフを送るために非常に大切です。

低床・広開口・シートアレンジといった積みやすさを意識して設計された車種は、日々の買い物から週末のレジャー、さらには引っ越しや災害時の備えにまで対応できます。

車の購入を検討する際は、見た目や価格だけでなく、「自分の生活に本当に合っているか」「荷物を積む場面を具体的にイメージできるか」を重視することが大切です。今回紹介した記事を参考に、荷物を積みやすい車を検討してみてはいかがでしょうか。

【貯金0円でもOK】新車が月額5,500円~
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この記事の監修・執筆者
岡本 修

岡本 修

自動車業界歴10年。輸入車ディーラーの営業アシスタント、自動車部品メーカーの海外営業を経て、自動車ライターとして活動。カーリースや新車情報の記事執筆を担う一方、中古車買取や自動車輸出ビジネスを展開。さらに、リセールを意識した車の選び方や、お得に新車に乗る方法などを発信している。