【2025年3月の国内新車販売台数動向】3ヶ月連続前年同月比プラスに!!

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前年同月比+10%超えが継続!!
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2月の新車登録台数は、前年同月比10.7%増の499,742台で3ヶ月でプラスとなっています。(表1)

2024年3月は認証申請における追加不正行為の判明に伴ってダイハツが全車、トヨタ自動車が一部車種の出荷停止だったこともあり、2025年3月は登録車・軽自動車共にプラスとなりました。
ただし、半導体や部品不足により生産調整が発生していた2023年3月の572,494台に及ばず、コロナ禍からのリバウンド消費は一巡したこと、物価高騰による消費マインドの低下が促進しており、新車台数に影響していると考えらえます。
3月の登録車は前年同月比8.8%増の329,918台、3ヶ月連続でプラスとなっています。
登録車ランキングでは15位中、11車種がトヨタ車と2ヶ月連続で同数のシェアをキープ、1位はトヨタ「ヤリス」が7ヶ月連続登録車首位を維持していますが93.6%と台数は前年同月割れ、2位には前月と同じくトヨタ「カローラ」となり、前年同月比110.0%の台数となっています。5位には前月から順位が下がったものの2月にe:HEVモデル、3月にガソリンモデルの一部改良となったホンダ「フリード」、前年同月比121.6%となっています。
3月の軽自動車は前年同月比14.6%増の169,824台で3ヶ月連続でプラスとなっています。
1~3位までは8ヶ月連続、同じランキングでスーパーハイトワゴンの人気が継続しています。3位のダイハツ「タント」、4位のダイハツ「ムーヴ」9位のダイハツ「タフト」は前年同月は出荷停止だったこともあり、大幅に台数増加となりました。

- この記事の執筆者
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倉田 佑一郎
自動車業界歴20年。24歳で自動車販売・買取の大手FC本部に入社。加盟店へのスーパーバイジング(経営改善)を得意とし、最優秀サポート賞を複数回受賞。独立後は多数の企業へ自動車ビジネスの支援をする傍ら、一般ドライバーへ向けた記事執筆や監修を行う。プロの目線から、愛車の価値を高く保ち賢いカーライフを送る提案を得意としている。