片道10キロの通勤におすすめの軽自動車は?選び方と注意点を紹介

片道10キロの通勤を毎日続けるなら、どんな車を選ぶべきか悩みます。軽自動車は、燃費が良く維持費も安いため、通勤用として検討する人が多いですが、一方でパワー不足や安全性に不安を感じる方もいるかもしれません。
この記事では、片道10キロの通勤に適した軽自動車の選び方やメリット・デメリット、注意すべきポイントを詳しく解説します。
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- 目次
通勤距離10キロは長距離か短距離か?負担の違い
片道10キロの通勤距離は、一般的には中距離に分類されることが多いですが、使用する車種や道路状況によって負担の感じ方が変わります。都市部では渋滞や信号待ちが多く、時間がかかることがある一方、郊外ではスムーズに走行できるため負担が軽減される場合もあります。
また、毎日の積み重ねを考えると、燃費や乗り心地、安全性といった要素が通勤の快適さを左右します。
軽自動車と普通車の違い
軽自動車は小型で燃費が良く、維持費が安い点が魅力ですが、普通車に比べてパワーが劣り、高速走行時の安定性が低くなります。普通車はエンジン性能や安全装備が充実しており、快適性が高い一方で、税金や保険料、燃費の面では軽自動車より負担が大きくなります。通勤距離10キロなら、走行環境や個々の優先事項に応じて、どちらが適しているか判断することが大切です。
どんな人に軽自動車が向いている?
軽自動車は、運転が苦手な人や狭い道や駐車場を頻繁に利用する人、都市部での通勤が中心の人に適しています。一方で、高速道路を頻繁に使用する人や、快適性を重視する人は、普通車の方が向いているでしょう。
特に、冬場の雪道や坂道の多い地域では、軽自動車のパワー不足が問題になることもあるため、慎重な選択が求められます。
軽自動車を通勤に使うメリット
軽自動車は、普通車に比べると使い勝手が良く幅広い年齢層が利用しています。
そのほかにもさまざまなメリットがありますが、ここからは通勤に適したメリットについてみていきましょう。
燃費の良さと維持費の安さ
軽自動車は、エンジン排気量が660cc以下と小さく、燃費性能が高いことが特徴です。ガソリン価格が高騰するなか、燃費が良い軽自動車は毎月の通勤費用を抑えられます。また、自動車税や重量税、車検費用も普通車に比べて安価で、トータルの維持費が軽減される点も大きなメリットです。
小回りの利く運転のしやすさ
軽自動車は、車体がコンパクトで狭い道や駐車場でもスムーズに取り回せます。都市部では、狭い駐車スペースでも簡単に停められる点がメリットといえるでしょう。また、長距離を走行していると、Uターンや狭い路地のなどさまざまな通行箇所がありますが、軽自動車で運転のしやすさが日々のストレス軽減につながります。
税金や保険料の優遇
軽自動車は、普通車に比べて税金が安く自動車税や自賠責保険料の負担が軽減されます。また、自動車保険(任意保険)も、一般的に軽自動車の方が保険料が低めに設定されているため、通勤費用全体を抑えたい人には大きなメリットとなるでしょう。
片道10キロの通勤で軽自動車を使うデメリット
軽自動車での通勤は、さまざまなメリットがある一方、長距離ゆえのデメリットもあります。しかし、デメリットを把握しておくことで、10キロでも快適に通勤できます。
車体の小ささによる安全性の課題
軽自動車は、衝突時の安全性において普通車に劣るとされています。その理由として、車体が小さいため、衝突時の衝撃吸収性能が低く、大型車と事故を起こした場合のリスクが挙げられます。
最近では、安全装備が充実したモデルも増えていますが、それでも普通車と比較すると安全面での不安は残ります。
高速道路や坂道での走行性能
片道10キロの通勤ルートに高速道路や急な坂道が含まれる場合、軽自動車のパワー不足を感じることがあります。合流時や追い越しの際に加速力が不足し、不安を感じる場面が増えるかもしれません。
長時間運転による疲労感
軽自動車のなかには、車内空間がコンパクトで、シートのクッション性も普通車より劣るものがあります。そのため、長時間運転すると疲れを感じやすく、通勤時間が長い場合や道路状況によって加速減速が多いと体への負担が増えるでしょう。
通勤用軽自動車を選ぶポイント
通勤用に軽自動車を使うのはメリットデメリットがあります。しかし、近年、軽自動車のなかには普通車と変わらないものもあり、選ぶポイントを抑えることで快適な通勤が可能です。
それでは、通勤用の軽自動車を選ぶポイントについてみていきましょう。
燃費性能とエンジンの特性
通勤用の軽自動車を選ぶ際、燃費性能の良い車種を選ぶことは不可欠です。ハイブリッド車やアイドリングストップ機能付きの車種は、ガソリン代を節約できます。また、エンジン性能も考慮し、通勤ルートに適したパワーを持つ車を選ぶことが快適な走行につながります。
安全装備と運転支援システム
近年の軽自動車には、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、アダプティブクルーズコントロールなどの先進安全技術が搭載されているモデルが増えています。これらの装備があることで、通勤時の安全性を向上させ、事故のリスクを低減できます。
通勤で選ばれる人気車種
通勤に人気の軽自動車には、燃費性能や安全装備が充実したモデルが多くあります。
それでは、通勤用としても人気の高い軽自動車を紹介していきます。
ホンダ N-WGN
ホンダ N-WGNは、燃費がWLTCモードで21.2〜23.2km/Lと良く、ガソリン代を抑えやすいです。また、Ho衝突軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール(ACC)などが標準装備となっています。安全性が高く、シートの座り心地が良く、運転しやすい ので長時間の運転でも疲れにくいです。
ダイハツ ムーヴキャンバス
ムーブキャンバスは、燃費がWLTCモード19.0km/L~20.6km/Lですが、 スマートアシスト( 衝突回避支援ブレーキや誤発進抑制機能など)を搭載しているので、運転に自信のない人でも安心して通勤できます。
また、かわいいデザインとカラーバリエーションで見た目のかわいさを重視したい人にぴったりの軽自動車です。
スズキスペーシア
スズキスペーシアの燃費は、WLTCモード 21.2〜22.2km/Lと、ホンダ N-WGN同様、10キロ通勤でもガソリン代が抑えられます。また、スズキ セーフティサポートが標準装備となっているので、自動ブレーキや誤発進抑制機能で安全運転が可能です。
スライドドアなので子育て世代の支持が高く、「通勤だけでなく、家族の送迎や買い物にも使いたい!」という人に向いています。
まとめ
片道10キロの通勤に軽自動車を使うことは、燃費の良さや維持費の安さ、小回りの利く運転のしやすさなど、多くのメリットがあります。一方で、安全性や走行性能、快適性の面でのデメリットも考慮する必要があります。自分の通勤ルートやライフスタイルに合わせて、最適な軽自動車を選びましょう。
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- この記事の監修・執筆者
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河野みゆき
自動車業界で26年の経験を持ち、自動車保険募集人資格を保有しています。自動車保険だけでなく、女性目線で車の専門知識を広め、もっと自動車について知ってもらうため、ライターとして積極的に活動しています。