ekスペースの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

ekスペースは、2020年3月19日に三菱自動車が発売し、2024年6月にマイナーチェンジされた軽スーパーハイトワゴンです。
「あったらいいな」が揃う充実した装備がポイントで、ボディカラーも数多く用意されています。
そんなekスペースですが、購入を検討している方にとって、年間どれだけの維持費がかかるのかを知ることも重要なポイントとなります。
今回は、ekスペースの年間維持費について、基本情報をもとにわかりやすく解説します!
- 目次
ekスペースの基本情報
ekスペースの基本情報は以下の通りです。
車名 | ekスペース |
---|---|
メーカー | 三菱自動車 |
発売日 | 2020年3月19日 |
新車価格 | 1,580,700円~1,826,000円 |
排気量 | 660cc |
ekスペースは軽スーパーハイトワゴンで、660ccガソリンエンジンに加えて小型モーターが走行をアシストしています。
グレードはGとMというふたつあり、それぞれに2WDと4WDが用意されています。そのため降雪地帯でも使いやすくなっています。
ではそんなekスペースの維持費用を、さっそく確認していきましょう!
ekスペースの維持費は年間約15万円!
ekスペースを維持するのにかかる費用は、年間約15万円です。
この金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費を含んでいます。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。
車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。
今回は、ekスペースを所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介します。
ekスペースにかかる維持費
ekスペースを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。
- ガソリン
- 任意保険
- 自動車税
- 車検
- メンテナンス・消耗品
最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。
そのため、維持費の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。
これら5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、ekスペースの年間維持費を一緒に確認していきましょう!
ガソリン
ekスペースのガソリン代は、年間26,550円〜88,500円です。
ガソリン代は、ドライバーの走行距離によって大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。
はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認しましょう。
グレード | 燃費 | 100Km走行した場合(ガソリン価格185円) |
---|---|---|
Gグレード(2WD) | 20.9 km/L | 885円 |
Gグレード(4WD) | 19.0km/L | 974円 |
Mグレード(2WD) | 20.9 km/L | 885円 |
Mグレード(4WD) | 19.0 km/L | 974円 |
実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。
【ekスペース Gグレード(2WD)でガソリン価格185円/Lの場合】
- 毎日車を使う人(年間走行距離10,000Km)約88,500円
- 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000Km)約61,950円
- たまにお出かけする人(年間走行距離5,000Km)約44,250円
- 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000Km)約26,550円
ekスペースは軽自動車というカテゴリーで見た場合、数値的には燃費がいいほうとはいえません。
しかしこれは、スーパーハイトワゴンという空気抵抗が大きなボディを持っているからで、実用燃費という部分で見ると他の軽自動車と大きな差はありません。
これは電動モーターが走行をアシストするマイルドハイブリッドシステムが大きな役割を果たしています。
任意保険
ekスペースの任意保険は、30代・ゴールド免許・20等級の場合、年間約35,000円です。
任意保険は、ドライバーによって加入する・しないが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円を超える方も多いです。
また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、保証内容を確認してから加入するようにしましょう!
オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです。
自動車税
ekスペースは軽自動車のため、自動車税は年間10,800円です。
下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。
排気量(cc) | 年税額 | 対象車種 |
---|---|---|
軽自動車一律 | 10,800円 | N-WGN(ホンダ) |
1,000cc以下 | 25,000円 | クロスビー(スズキ) |
1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 | ノート(日産) |
1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 | CX-5(マツダ) |
2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 | デリカD:5(三菱) |
2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 | ランドクルーザー250(トヨタ) |
3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 | キャンピングカーなど |
3,500cc超4,000cc以下 | 65,500円 | — |
4,000cc超4,500cc以下 | 75,500円 | — |
4,500cc超5,000cc以下 | 87,000円 | — |
5,000cc超 | 110,000円 | — |
※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表
※対象車種は、年式やグレードによって変わる場合があるので参考程度にご覧ください。
自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。
ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。
それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれています。
車検
ekスペースの車検代の相場は、39,240円(ニコニコ車検の場合)です。
車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。
それぞれの内訳は以下の通りです。
- ◇法定費用 25,940円
- ・重量税 6,600円
- ・自賠責保険 17,540円
- ・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
- ◇基本料・手数料 14,300円(ニコニコ車検の場合)
- ・基本料金 11,000円
- ・事務手数料 3,000円
- ・消費税 1,300円
ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で39,240円となります。
価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。
ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!
【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!
メンテナンス・消耗品
ekスペースの年間メンテナンス・消耗品費用は約30,000円です。
今回は、タイヤやエンジンオイルなどの消耗品費用を参考に計算しました。
消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。
項目 | 参考価格 | 寿命目安 |
---|---|---|
夏タイヤ(14インチ) | 20,000円(4本セット) | 3年~5年 or 20,000km |
冬タイヤ(14インチ) | 25,000円(4本セット) | 2年~4年 |
ワイパー | 5,000円 | 1年~2年 |
エンジンオイル | 5,000円 | 半年 or 走行距離5,000km |
定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!
カーリースで維持費の負担を抑える
車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。
悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!
サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。
月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。
ekスペースのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!
まとめ
今回は、三菱自動車 ekスペースの年間維持費についてご紹介しました。
年間維持費は約15万円で、内訳は以下のとおりです。
- ガソリン代 年間約26,550円〜88,500円
- 任意保険 年間約35,000円
- 自動車税 年間10,800円
- 車検 約39,240円(基本2年に1回)
- メンテナンス・消耗品 約30,000円
維持費は個人差があります。
乗り方や管理方法によって変化しますが、維持費を抑える方法としてカーリースを検討するのもひとつの手段です。
ekスペースは、広い室内空間や落ち着いたエクステリアデザインやインテリア、充実した装備を持つ軽スーパーハイトワゴンです。
お買い物や送迎はもちろん、ファミリーでのお出かけにも使いやすい車となっています。
みなさんも自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!
- この記事の執筆者
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高田 林太郎
自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立し、自動車業界歴は33年。国産・輸入車の試乗記やカスタマイズパーツのインプレッション、自動車周辺企業への取材などをメインにおこないつつ、パーツ開発に対するアドバイスやブランディングコンサルタントなど、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。