オデッセイの維持費はどれくらい?年間維持費や内訳をわかりやすく解説

オデッセイの維持費はどれくらい?年間維持費や内訳をわかりやすく解説

オデッセイは2023年12月8日にホンダが発売した、ミニバンシリーズの頂点に立つモデルです。

モーターをふたつ使うことで日常走行のほとんどをそのモーターでおこない、パワーが必要なときにはエンジンがアシスト。

高速道路などモーターよりもエンジンのほうが効率のいい場面ではエンジンのみを使って走行するという、ホンダ独自のハイブリッドシステム『e:HEV』が、高燃費を実現しています。

しかし、いかに燃費がいいとはいっても、車を維持するために必要な金額はそれだけでは決まりません。

購入を検討している方にとっては、年間トータルでどれだけの維持費がかかるのかを知ることも重要です。

今回は、オデッセイの年間維持費について、基本情報をもとにわかりやすく解説します!

オデッセイの基本情報

オデッセイの基本情報は以下の通りです。

車名 オデッセイ
メーカー ホンダ
発売日 2023年12月8日
新車価格 4,800,400円~5,164,500円
排気量 2,000cc

オデッセイは3タイプあるグレードすべての2列目がキャプテンシートとなっている、7人乗りのミニバンです。

そのセカンドシートはすべて、リクライニング機構やオットマンを電動で調整できる、4ウェイパワーシートとなっています。

ではそんなオデッセイの維持費用を、さっそく確認していきましょう!

オデッセイの維持費は年間約25万円!

オデッセイを維持するのにかかる費用は、年間約25万円です。

この金額は、2年に1回の車検やタイヤ交換を行った年の維持費を含んでいます。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。

車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。

今回は、オデッセイを所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介します。

オデッセイにかかる維持費

オデッセイを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。

  1. ガソリン
  2. 任意保険
  3. 自動車税
  4. 車検
  5. メンテナンス・消耗品

最初にご理解していただきたいのが、車の費用は月・年によって大きく差が出るため、毎年同じ金額ということはありません。

そのため、維持費の目安としてご購入前の参考にしていただければと思います。

これら5つの項目が「いつ」「いくら」必要になるのかまで詳しく解説していくので、オデッセイの年間維持費を一緒に確認していきましょう!

ガソリン

オデッセイのガソリン代は、年間27,900円〜約93,000円です。

ガソリン代は、ドライバーの走行距離によって大きな差が出るため、ご自身のカーライフに合わせた概算費用の確認が必要です。

はじめに、ガソリン代の基準となる燃費をグレードごとに確認しましょう。

グレード 燃費 100Km走行した場合(ガソリン価格185円)
e:HEV アブソルート 19.9 km/L 930円
e:HEV アブソルートEX 19.6km/L 944円
e:HEV アブソルートEXブラックエディション 19.6 km/L 944円

※燃費はホンダ公式サイトを参考

実際、どのくらいのガソリン代がかかるか、ドライバーの利用頻度(走行距離)ごとに算出しました。

【オデッセイ e:HEV アブソルートでガソリン価格185円/Lの場合】

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000Km)約93,000円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000Km)約65,100円
  • たまにお出かけする人(年間走行距離5,000Km)約46,500円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000Km)約27,900円

オデッセイのハイブリッドシステムは、あまり力を必要としない市街地走行ではほとんどモーターのみを使って走るため、重量級ボディということを考えれば燃費がいいのが特長です。

任意保険

オデッセイの任意保険は、30代・ゴールド免許・20等級の場合、年間約55,000円です。

任意保険は、ドライバーによって加入する・しないが選べますが、当然入ることをオススメしています。
保証内容は種類が多く金額もバラバラなので、内容によっては年間で100,000円を超える方も多いです。

また、年齢や運転歴、免許の色といった加入者によっても保険料が変わるので、保証内容を確認してから加入するようにしましょう!

オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです。

自動車税

オデッセイの排気量は2,000ccのため、自動車税は年間36,000円です。

下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。

排気量(cc) 年税額 対象車種
軽自動車一律 10,800円 N-BOX(ホンダ)
1,000cc以下 25,000円 クロスビー(スズキ)
1,000cc超1,500cc以下 30,500円 ノート(日産)
1,500cc超2,000cc以下 36,000円 オデッセイ(ホンダ)
2,000cc超2,500cc以下 43,500円 デリカD:5(三菱)
2,500cc超3,000cc以下 50,000円 ランドクルーザー250(トヨタ)
3,000cc超3,500cc以下 57,000円 キャンピングカーなど
3,500cc超4,000cc以下 65,500円
4,000cc超4,500cc以下 75,500円
4,500cc超5,000cc以下 87,000円
5,000cc超 110,000円

※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表

※対象車種は、年式やグレードによって変わる場合があるので参考程度にご覧ください

自動車税は、毎年5月の上旬に「納税通知書」が届き、5月31日までに支払う必要があります。(青森県と秋田県は6月30日)

ちなみに、車にはもう一つ支払わなければならない税金があります。

それは重量税です。
「重量税はいつ支払うの?」と疑問に思う方も多いようですが、重量税は次に紹介する車検代に含まれています。

車検

オデッセイの車検代の相場は、65,550円(ニコニコ車検の場合)です。

車検費用は大きく分けて「法定費用」と「基本料金」の2つに分けられます。

それぞれの内訳は以下の通りです。

◇法定費用 52,250円
・重量税 32,800円
・自賠責保険 17,650円
・印紙税 1,800円 ※指定整備工場の場合
◇車検基本料金 14,300円(ニコニコ車検の場合)
・基本料金 11,000円
・事務手数料 3,000円
・消費税 1,300円

ニコニコ車検では、ネット申込で1,000円が割引きされるため合計で65,550円となります。

ニコニコ車検公式サイト参照

価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。

ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!

【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!

メンテナンス・消耗品

オデッセイの年間メンテナンス・消耗品費用は約55,000円です。

今回は、タイヤやエンジンオイルなどの消耗品費用を参考に計算しました。

消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。

項目 参考価格 寿命目安
夏タイヤ(18インチ) 55,000円(4本セット) 3年~5年 or 20,000km
冬タイヤ(18インチ) 60,000円(4本セット) 2年~4年
ワイパー 5,000円 1年~2年
エンジンオイル 5,000円 半年 or 走行距離5,000km

定期的に確認を行い、安全に走行できるように交換するように心がけましょう!

カーリースで維持費の負担を抑える

車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。

悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!

サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。

月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。

オデッセイのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

自分にとって「購入」「カーリース」どちらがいいか確認できます!

あなたに向いているのはカーリース?購入?メリットとデメリットを比較!

まとめ

今回は、今回は、ホンダ オデッセイの年間維持費についてご紹介しました。

年間維持費は約25万円で、内訳は以下のとおりです。

  1. ガソリン代 年間約27,900円〜約93,000円
  2. 任意保険 年間約55,000円
  3. 自動車税 年間36,000円
  4. 車検 約65,550円(基本2年に1回)
  5. メンテナンス・消耗品 約55,000円

維持費は個人差があります。

乗り方や管理方法によって変化しますが、維持費を抑える方法としてカーリースを検討するのもひとつの手段です。
オデッセイは、広い室内空間を持つホンダの最上級ミニバンです。

最上級でありながら、高効率なe:HEVシステムのお陰もあって燃費がよく、維持費はミドルサイズミニバンとほとんどかわりません。

そのため余裕のある空間でドライブを愉しみたいファミリー層に、特におすすめの一台です。

みなさんも自分にピッタリな車を選んで、楽しいカーライフを過ごしましょう!

この記事の執筆者
高田 林太郎

高田 林太郎

自動車雑誌の編集者として出版社に勤務したのちフリーランスライターとして独立し、自動車業界歴は33年。国産・輸入車の試乗記やカスタマイズパーツのインプレッション、自動車周辺企業への取材などをメインにおこないつつ、パーツ開発に対するアドバイスやブランディングコンサルタントなど、自動車業界の現場にてさまざまに活動中。