リーフの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

リーフの維持費はどれくらい?維持費の内訳をわかりやすく解説

日産の「リーフ」は、2010年の発売開始から世界中で高い評価を得ている電気自動車です。

電気自動車の普及に大きく貢献してきたリーフですが、維持費はどれくらいかかるのでしょうか。

ガソリン車と維持費はどれくらい違うのか気になる方も多いと思うので、今回は、リーフの年間維持費をわかりやすく解説していきます。

リーフの基本情報

リーフの基本情報は下記のとおりです。

車名 リーフ
メーカー 日産
発売日 2010年12月
モデル
  1. 初代(2010年12月〜2017年9月)
  2. 2代目(2017年10月〜)
新車価格 4,081,000円~5,834,400円
排気量 0cc

電気自動車の先駆者として、リーフは多くのユーザーに支持されてきました。近年は他の電気自動車も増えていますが、リーフは依然として人気のモデルとなっています。

ここからが本題、リーフの維持費をさっそく確認していきましょう!

リーフの維持費は年間約26.5万円!

リーフを維持するのにかかる費用は、年間約26.5万円程度の維持費がかかります。

上記の26.5万円という金額は、2年に1回の車検やスタッドレスタイヤの交換を行った年の維持費です。
車検の対象ではない年やタイヤ交換がない年は、もう少し安くなります。

車は、本体価格以外にも維持するために多くの費用がかかるため、購入前にどれくらいの維持費がかかるか把握しておくことが重要です。

今回は、リーフを所有するうえで知っておきたい維持費をわかりやすく紹介していきます。

リーフにかかる維持費

リーフを所有する上で必要な維持費用は大きく以下の5つです。

  1. 燃料(電気)代
  2. 任意保険
  3. 自動車税
  4. 車検
  5. メンテナンス・消耗品

月々支払うもの、2年に1回支払うものなど、支払いは固定されているわけではありません。

この記事を参考に「自分はどれくらい維持費がかかりそうかな?」と確認していきましょう!

燃料(電気)代

リーフの燃料代は、年間約14,415円〜約48,050円です。

ガソリンに比べるとかなり安く感じますよね。

とはいえ、乗る回数が多ければ、当然、充電の回数が増えて維持費は高くなります。

車の乗り方や乗る距離によって、電気代が変化することを理解しておきましょう。

リーフのグレードごとの燃費と100km走行した場合、電気代はいくらになるか計算してみました。

グレード 電費 100kmあたりの充電料金(31円/KWhの場合)
X 155Wh/km 480.5円
G 155Wh/km 480.5円
NISMO 177Wh/km 548.7円
AUTECH 159Wh/km 492.9円
e+ X 161Wh/km 499.1円
e+ G 161Wh/km 499.1円

※燃費は日産公式サイトを参考

燃料代の計算方法を補足説明します。

電力会社によっても電気代が異なりますが、全国平均で1KWhあたり31円(1Whあたり0.031円)です。

リーフの場合、グレードによって電費が異なりますが、例えばXの場合、1km走行するためには、155Wh必要とされています。

つまり、155Wh×0.031円=4.805円が1kmあたりにかかる燃料代という計算になります。

ご自身が契約している電力会社の価格を確認してみましょう!

走行距離によって燃料代が変化するので、カーライフごとに必要な年間の燃料代を算出してみました。

【1KWhあたり31円の場合】

  • 毎日車を使う人(年間走行距離10,000Km)48,050円
  • 休みの日にドライブを楽しむ人(年間走行距離7,000Km) 33,635円
  • たまにお出かけしたりする人(年間走行距離5,000Km)24,025円
  • 近所に買い物や送り迎えに乗る程度の人(年間走行距離3,000Km)14,415円

急速充電器で充電した場合は、充電代として5分間で250円などの料金が必要になります。

エアコンの使用料も大きく影響するので、季節によっても変化しやすいため、カタログ等に記載されている燃費よりも、少なくなってしまうのが一般的です。

それでも、一般的な自動車よりは確実に安くなっているので、充電できる環境が整っていれば、燃料代を抑えられます。

任意保険

リーフの任意保険は、49歳(男性)ゴールド免許17等級の場合で年間約64,000円です。

電気自動車だから任意保険がお得になる!という例はなく、通常の乗用車と同じ保険料となっています。

保証内容は種類が多く金額も走行距離や対象運転者の範囲によっても異なるので、年間で100,000円を超える方も多いです。

必ず自分で内容を確認してから加入するようにしましょう!

オンライン無料見積もりをおこなっている保険会社が多いので、自分が希望する保証内容で金額を一度確認してみるのがオススメです!

自動車税

リーフのような電気自動車(乗用車)の排気量は、1,000cc以下と判断されるため自動車税は年間25,000円です。

下記は、排気量ごとの自動車税の金額を表にしたものです。

排気量(cc) 年税額 対象車種
軽自動車一律 10,800円 ハスラー、ジムニー(スズキ)
1,000cc以下 25,000円 リーフ(日産)
1,000cc超1,500cc以下 30,500円 カローラフィールダー(トヨタ) ノート(日産)
1,500cc超2,000cc以下 36,000円 レイバック(スバル)
2,000cc超2,500cc以下 43,500円 フォレスター(スバル)
2,500cc超3,000cc以下 50,000円 ランドクルーザー250(トヨタ)
3,000cc超3,500cc以下 57,000円 キャンピングカーなど
3,500cc超4,000cc以下 65,500円 以下、一般利用ではないため省略
4,000cc超4,500cc以下 75,500円
4,500cc超5,000cc以下 87,000円
5,000cc超 110,000円

※2023年5月1日からの自動車重量税の税額表

ただし、電気自動車に対する優遇措置が適用される場合があるため、実際の税額は少なくなる可能性があります。詳細は各自治体にお問い合わせください。

車検

リーフの車検費用の相場は40,000円〜60,000円程度になります。

エコカー減税の対象車なので、初回車検は免税されますが、基本的には50,450円程度になります。

価格・サービス内容・口コミといった情報をもとに、車検を受ける会社を探しましょう。

ネットで概算見積もりもお願いできるので、複数社で比較して選ぶのがオススメです!

【注意】車検切れの車を運転した場合は点数が6点引かれてしまい、30日間の免許停止処分がくだされます。期限が切れてしまう前に必ず車検を受けるようにしましょう!

消耗品・メンテナンス

車を所有していると、最低限必要な消耗品があります。

リーフだと年間で約75,000円です。

消耗品代は、毎年かかる費用が変わります。

特に、価格が高いタイヤを購入した年は高くなります。

消耗品の参考価格と寿命を一覧表にしたので参考にしてみてください。

項目 参考価格 寿命目安
夏タイヤ(18インチ) 60,000円(4本セット) 3年~5年 or 20,000km
冬タイヤ(18インチ) 70,000円(4本セット) 2年~4年
ワイパー 5,000円 1年~2年

車を維持するために必要な備品です。

通常のガソリン車に必要な、エンジンのオイル交換は不要ですが、その他の消耗品については定期的に確認を行い、安全に走行できるよう適切な交換を心がけましょう!

カーリースで維持費の負担を抑える

車検やメンテナンス費用など一度に大金が必要なため、急な出費に悩む人も多いです。

悩みや心配がある場合は、購入ではなくカーリースも検討してみましょう!

サービス内容にもよりますが、基本的には車検代やメンテナンス費用は月々のリース代に含まれています。

そのため、急な出費を防ぐことが可能です。

月々支払う額は固定されるので支払いの管理が楽になります。

リーフのカーリースについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

あなたに向いているのはカーリース?購入?メリットとデメリットを比較!

まとめ

今回は、電気自動車の代表ともいえる、「日産 リーフ」の維持費についてご紹介しました。

当然、個人差はありますが、年間の維持費は約26.2万円です。
内訳は以下のとおり。

  1. 電気代 年間約14,415円~約48,050円
  2. 任意保険 年間約64,000円(49歳男性ゴールド免許17等級の場合)
  3. 自動車税 年間25,000円
  4. 車検 40,000円~60,000円程度(基本2年に1回)
  5. メンテナンス・消耗品 約75,000円

リーフは、電気自動車の中でも比較的長い航続距離を持っており、日常使いから長距離ドライブまで対応可能です

モデルチェンジによって課題だった室内の広さも改善され、かなり使いやすくなっているためご家族にもオススメの車となっています。

自分にピッタリの車をみつけ楽しいカーライフを過ごしましょう!

この記事の執筆者
香西 享

香西 享

北海道在住。広大な北の大地を車で走り回るWEBライターです。ライター歴は2年目で、自動車関連に特化したWEBライターを目指して活動しています。自動車にあまり詳しくない方でも理解できるようなわかりやすい記事作成を心がけ、読んでいただいた方のお悩みを解決できるように情報発信させていただきます。